衝撃の激流! 巨大滝デスフォール!
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――再び私たちはクインの頭に乗せてもらい、小松さんは立てられた鱗にしがみついた。クインは川の上流を上ったあと、地上に出てあちこちにそびえ立つ山をうまく使って蛇特有の動きである体を曲げながら進んで行く。
「なあ、サニー。前に確か三途の道に行くっつってたことがあったよな? 人に会いに行くって……」
「ああ、会って来たぜ――グルメ番長・愚衛門。グルメ界人人間界を繋ぐ一本道に仁王立ちし、グルメ界の猛獣を人間界に一歩も通さない男……と言ったら聞こえはいいが、実際は無神経で品のねーキモいおっさんだったぞ」
「だが相当の実力者だろ? いったいなんの目的で会いに行ったんだ?」
「……その無神経さを、ちと習いに行ったのさ」
「無神経さ?」
ズドンッ!!
突然地震が起こったのではないかと思うぐらい揺れて私たちはびっくりする。クインも止まったので前方を見ると、離れた距離で巨大な水飛沫が上がっていた。水飛沫というより滝!?
「な、なんだありゃあ!?」
「ミ、ミサイルでも落ちたんですかね!?」
「違う……どうやら見えてきたみたいよ。デスフォール!」
「ということは、あれは滝壺からの水煙だ!」
「マジか、おい! 水のギロチンどころじゃねぇ……まるでやまない大砲! 毎分1兆リットルの水の破壊力か……おもしれぇ! 俺の『スーパーフライ返し』、試すには持って来いだ」
「スーパーフライ返し?」
「あとのお楽しみだ」
サニーが得意とするフライ返しという技じゃない別の名前に首を傾げると、サニーはポンポンと頭を優しく叩いた。なんか子供みたいな扱いされてる……。
「いくぞ、クイン!」
〈シェアァァアアア!!〉
サニーの合図でクインは身を少し曲げると、そのまま一気にデスフォールに向かって突き進んで行く。さっきと違ってスピードアップしているよ。
「目指すは、デスフォール!」
「うわあぁぁあああ!! ホントにあの中に入って行くんですか――っ!?」
「小松、これは修業でもある! 修業ってのは昔から滝に打たれるって相場が決まってんだ!」
「滝の大きさが相場じゃないんですよ――っ!!」
「ごもっとも」
小松さんの悲痛な叫びに私は深く頷いて同意した。あれはレベルが高いとかそういう話じゃないからね?
クインのスピードであっという間にデスフォールの前に着くと、クインは小さな山のような岩に巻きついた。水が落ちる度に来る水飛沫もスゴくて、モロに被ってしまう。
〈ギョアァァアアア!!〉
私たちの前に現れたのは捕獲レベル48の翼竜獣類・マウンテンサウルス。あまりの大きさと迫力に小松さんは腰を抜かしてしまった。
「なあ、サニー。前に確か三途の道に行くっつってたことがあったよな? 人に会いに行くって……」
「ああ、会って来たぜ――グルメ番長・愚衛門。グルメ界人人間界を繋ぐ一本道に仁王立ちし、グルメ界の猛獣を人間界に一歩も通さない男……と言ったら聞こえはいいが、実際は無神経で品のねーキモいおっさんだったぞ」
「だが相当の実力者だろ? いったいなんの目的で会いに行ったんだ?」
「……その無神経さを、ちと習いに行ったのさ」
「無神経さ?」
ズドンッ!!
突然地震が起こったのではないかと思うぐらい揺れて私たちはびっくりする。クインも止まったので前方を見ると、離れた距離で巨大な水飛沫が上がっていた。水飛沫というより滝!?
「な、なんだありゃあ!?」
「ミ、ミサイルでも落ちたんですかね!?」
「違う……どうやら見えてきたみたいよ。デスフォール!」
「ということは、あれは滝壺からの水煙だ!」
「マジか、おい! 水のギロチンどころじゃねぇ……まるでやまない大砲! 毎分1兆リットルの水の破壊力か……おもしれぇ! 俺の『スーパーフライ返し』、試すには持って来いだ」
「スーパーフライ返し?」
「あとのお楽しみだ」
サニーが得意とするフライ返しという技じゃない別の名前に首を傾げると、サニーはポンポンと頭を優しく叩いた。なんか子供みたいな扱いされてる……。
「いくぞ、クイン!」
〈シェアァァアアア!!〉
サニーの合図でクインは身を少し曲げると、そのまま一気にデスフォールに向かって突き進んで行く。さっきと違ってスピードアップしているよ。
「目指すは、デスフォール!」
「うわあぁぁあああ!! ホントにあの中に入って行くんですか――っ!?」
「小松、これは修業でもある! 修業ってのは昔から滝に打たれるって相場が決まってんだ!」
「滝の大きさが相場じゃないんですよ――っ!!」
「ごもっとも」
小松さんの悲痛な叫びに私は深く頷いて同意した。あれはレベルが高いとかそういう話じゃないからね?
クインのスピードであっという間にデスフォールの前に着くと、クインは小さな山のような岩に巻きついた。水が落ちる度に来る水飛沫もスゴくて、モロに被ってしまう。
〈ギョアァァアアア!!〉
私たちの前に現れたのは捕獲レベル48の翼竜獣類・マウンテンサウルス。あまりの大きさと迫力に小松さんは腰を抜かしてしまった。