衝撃の激流! 巨大滝デスフォール!
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「キタ――ッ!! 大漁じゃね!? これ!」
「おっ! 髪の毛の触覚を投網代わりにしたのか!」
「やっぱりサニーか!」
「サニーさんの触覚、目に見えないから鮎の大群が宙に浮いて見えます!」
「水の中でも、ずいぶん自在に髪を動かせるようになったじゃねぇか?」
「うるせー! もともと自在だっつーの!」
「嘘付け! カナヅチだったろ、お前! 修業で泳ぎの練習でもしてたのか?」
「どうかな? まっ、いいじゃねぇか。それより白雪鮎、食おうぜ」
クインが私たち全員が乗っても余裕なスペースのある大きな葉を取ってくれて、さらに沈まないように茎を口でくわえて動かないようにしてくれた。
その葉の上で私と小松さんは枝に白雪鮎を刺して塩で振って食べる、簡単な塩焼きを作っていく。こういうシンプルな味付けの料理もいいモンだよね!
「こうやって調理しても葉が少しも沈まないなんて、クインの力はスゴいな~」
「だろ? ビューティフルで強い! まさに俺の探し求めていたパートナーさ!」
「それにとってもいい子だよね。テリーもキッスもそうだけど……ココさん以外、パートナーはどうしてああもクセがひと味もふた味も強いんだろう?」
「「うっせ!」」
「フフッ」
小声で言ったのにしっかり反応した二人の反応が面白くて、私はバレたとかいうより面白くなって笑ってしまった。
(瑞貴さん……初めて会ったときより笑顔が増えたなぁ。僕たちの出会いが嬉しいって言ってくれたときも、逆に僕が嬉しくなっちゃったし)
……瑞貴の笑顔に見惚れていた小松はそう思いながら最後の調理の仕上げに入った。
「この世の全ての食材に感謝を込めて」
「「「「いただきます!」」」」
「あむっ……ん~! うめー!」
「あむあむ……天然の白雪鮎を、これまた天然のおしりしおを使っての塩焼き、最高です!」
「なんだ? 『おしりしお』って」
「あ? 知らねぇのかよ」
「ああ、えっと……これだよ」
初めて聞いたのか疑問を持つサニーに、私はさっき使ったおしりしおを手の平で山になるくらいの量を乗せて見せる。それに伴ってトリコも説明してくれた。
「よーく見てみると、ひと粒ひと粒がお尻の形をした塩だろうが」
「なんだそのキショい調味料!」
「キショくねーよ! うまいぞ? 上から読んでも下から読んでも『おしりしお』だぞ?」
「マジかんけーねーだろ、それ!?」
「まあまあ二人共、仲良く食べましょうよ」
「おいしく食べれるなら、それに越したことはないよ」
「松、瑞貴。お前らは味だけ重視するから、ンな安直な感想を――」
「わー! ストーンフィッシュだー! 希少な古代魚ですよー!」
「お前(マ)、話聞け、コラッ!」
なんだかトリコの話を聞かない癖が、だんだんと小松さんに伝染っているような気がする……。
「おっ! 髪の毛の触覚を投網代わりにしたのか!」
「やっぱりサニーか!」
「サニーさんの触覚、目に見えないから鮎の大群が宙に浮いて見えます!」
「水の中でも、ずいぶん自在に髪を動かせるようになったじゃねぇか?」
「うるせー! もともと自在だっつーの!」
「嘘付け! カナヅチだったろ、お前! 修業で泳ぎの練習でもしてたのか?」
「どうかな? まっ、いいじゃねぇか。それより白雪鮎、食おうぜ」
クインが私たち全員が乗っても余裕なスペースのある大きな葉を取ってくれて、さらに沈まないように茎を口でくわえて動かないようにしてくれた。
その葉の上で私と小松さんは枝に白雪鮎を刺して塩で振って食べる、簡単な塩焼きを作っていく。こういうシンプルな味付けの料理もいいモンだよね!
「こうやって調理しても葉が少しも沈まないなんて、クインの力はスゴいな~」
「だろ? ビューティフルで強い! まさに俺の探し求めていたパートナーさ!」
「それにとってもいい子だよね。テリーもキッスもそうだけど……ココさん以外、パートナーはどうしてああもクセがひと味もふた味も強いんだろう?」
「「うっせ!」」
「フフッ」
小声で言ったのにしっかり反応した二人の反応が面白くて、私はバレたとかいうより面白くなって笑ってしまった。
(瑞貴さん……初めて会ったときより笑顔が増えたなぁ。僕たちの出会いが嬉しいって言ってくれたときも、逆に僕が嬉しくなっちゃったし)
……瑞貴の笑顔に見惚れていた小松はそう思いながら最後の調理の仕上げに入った。
「この世の全ての食材に感謝を込めて」
「「「「いただきます!」」」」
「あむっ……ん~! うめー!」
「あむあむ……天然の白雪鮎を、これまた天然のおしりしおを使っての塩焼き、最高です!」
「なんだ? 『おしりしお』って」
「あ? 知らねぇのかよ」
「ああ、えっと……これだよ」
初めて聞いたのか疑問を持つサニーに、私はさっき使ったおしりしおを手の平で山になるくらいの量を乗せて見せる。それに伴ってトリコも説明してくれた。
「よーく見てみると、ひと粒ひと粒がお尻の形をした塩だろうが」
「なんだそのキショい調味料!」
「キショくねーよ! うまいぞ? 上から読んでも下から読んでも『おしりしお』だぞ?」
「マジかんけーねーだろ、それ!?」
「まあまあ二人共、仲良く食べましょうよ」
「おいしく食べれるなら、それに越したことはないよ」
「松、瑞貴。お前らは味だけ重視するから、ンな安直な感想を――」
「わー! ストーンフィッシュだー! 希少な古代魚ですよー!」
「お前(マ)、話聞け、コラッ!」
なんだかトリコの話を聞かない癖が、だんだんと小松さんに伝染っているような気がする……。