衝撃の激流! 巨大滝デスフォール!
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……IGO会長・一龍から出された七つの修業食材を求め旅を続けるトリコ。次なる修業食材は水晶のように美しい魚――サンサングラミーの捕獲。サンサングラミーが住処とする洞窟がある滝・デスフォールは別名・処刑の滝。近づく者を全て死に追いやる危険な場所である。
トリコは修業帰りのサニーをサンサングラミー捕獲の旅に誘う。一行はサニーのパートナー・クインに乗り、デスフォールの滝があるモルス山脈へと向かった。
☆☆☆☆☆
森を抜けたあと、クインはモルス山脈に流れる川に沿いながら泳いで行く。どうやら目的地のデスフォールに続く川みたいだね。
「モルス山脈には千を超える川や湖が存在する。ここはその末端だな」
「ハハッ! 気持ちいいか、クイン? 俺も泳ごうかな!」
そう言って休憩がてらクインが止まるとサニーは上の服を脱いで髪を降ろし、さっそく飛び込んで行った。
「瑞貴、小松、俺らも泳ぐか?」
「私はパス。修業がてらこうやって水遊びしているから」
湖に向けた人差し指を上げると、それに伴って湖の水も一本の線になるように出てきた。チョイチョイと今度は両手で動かすと水の塊がユンちゃんの形になった。
「へ~。器用なモンだな」
「水を操れるんですね! 瑞貴さん、スゴいです!」
「まだまだだけどね。今は穏やかな流れの川だからいいものの、デスフォールだとどれくらいできるかどうか……」
「なるほどな。で、小松はどうする?」
「僕そんな体力残ってないです……」
「あ? どうした?」
「どうしたって、ずっと猛スピードのクインにしがみついてたんですよ? ジェットコースターどころじゃないですよ……ただでさえ絶叫マシンダメなのに……。あ~もうクタクタです……」
「ヒャッホォ!」
「「全然聞いてない……」」
理由を言う小松さんの話を聞かず、トリコまで湖に飛び込んで行ってしまった。自分から聞いておいて全然聞かない癖、本当になんとかしてほしいぞ、切実に。
「とはいえ、しがみつくのも疲れたでしょ? 小松さんもクインの鱗から手を離して休んだら? それにほら、この川スゴいよ」
「えっ?」
私が浮かしている水を元に戻して湖を指差すと、それに伴って小松さんも覗き込み、顔を綻ばせた。
「うわ~! なんて綺麗な水なんでしょう!」
「スゴい透明度だよね。湖の底までクッキリ見えちゃうよ」
パシャッ!
「あっ! 瑞貴さん、白雪鮎ですよ!」
「本当に雪のように綺麗で真っ白だね~」
パシャパシャ!
「次々とあんなにいっぱい跳ねて……――えっ?」
「えー! なんだー!?」
たくさんの白雪鮎が跳ねたかと思ったら、一ヶ所に大量に集まって浮いていく。もちろん私は何もしていないしトリコじゃないなら、残るは……。
トリコは修業帰りのサニーをサンサングラミー捕獲の旅に誘う。一行はサニーのパートナー・クインに乗り、デスフォールの滝があるモルス山脈へと向かった。
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森を抜けたあと、クインはモルス山脈に流れる川に沿いながら泳いで行く。どうやら目的地のデスフォールに続く川みたいだね。
「モルス山脈には千を超える川や湖が存在する。ここはその末端だな」
「ハハッ! 気持ちいいか、クイン? 俺も泳ごうかな!」
そう言って休憩がてらクインが止まるとサニーは上の服を脱いで髪を降ろし、さっそく飛び込んで行った。
「瑞貴、小松、俺らも泳ぐか?」
「私はパス。修業がてらこうやって水遊びしているから」
湖に向けた人差し指を上げると、それに伴って湖の水も一本の線になるように出てきた。チョイチョイと今度は両手で動かすと水の塊がユンちゃんの形になった。
「へ~。器用なモンだな」
「水を操れるんですね! 瑞貴さん、スゴいです!」
「まだまだだけどね。今は穏やかな流れの川だからいいものの、デスフォールだとどれくらいできるかどうか……」
「なるほどな。で、小松はどうする?」
「僕そんな体力残ってないです……」
「あ? どうした?」
「どうしたって、ずっと猛スピードのクインにしがみついてたんですよ? ジェットコースターどころじゃないですよ……ただでさえ絶叫マシンダメなのに……。あ~もうクタクタです……」
「ヒャッホォ!」
「「全然聞いてない……」」
理由を言う小松さんの話を聞かず、トリコまで湖に飛び込んで行ってしまった。自分から聞いておいて全然聞かない癖、本当になんとかしてほしいぞ、切実に。
「とはいえ、しがみつくのも疲れたでしょ? 小松さんもクインの鱗から手を離して休んだら? それにほら、この川スゴいよ」
「えっ?」
私が浮かしている水を元に戻して湖を指差すと、それに伴って小松さんも覗き込み、顔を綻ばせた。
「うわ~! なんて綺麗な水なんでしょう!」
「スゴい透明度だよね。湖の底までクッキリ見えちゃうよ」
パシャッ!
「あっ! 瑞貴さん、白雪鮎ですよ!」
「本当に雪のように綺麗で真っ白だね~」
パシャパシャ!
「次々とあんなにいっぱい跳ねて……――えっ?」
「えー! なんだー!?」
たくさんの白雪鮎が跳ねたかと思ったら、一ヶ所に大量に集まって浮いていく。もちろん私は何もしていないしトリコじゃないなら、残るは……。