水晶の輝き! サンサングラミー!
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「あのー……」
「「ん?」」
「サニーさんにお願いするほど大変な食材なんですか?」
「ああ。問題はそいつの生息場所だ」
「生息場所? どこなの?」
サンサングラミーのことは私もよく知らない。でも、修業食材に指定するくらいなんだから、最難関な場所にあるってのはわかる。
「世界三大瀑布の一つ『デスフォール』――サンサングラミーはその巨大な滝の中にある洞窟にいるって話だ。デスフォールは別名・処刑の滝と呼ばれ、毎分1兆リットルの水が落ちて来る」
「えっ! 1兆リットルって! ……あの、スゴ過ぎて想像全然できないんですけど……」
「えーと……確か滝の厚みは1キロだって、私は聞いたことがあるよ」
「まーな。仮に砲弾を何発撃ち込んでも……ドンッ…ドンッ……決して通過することがない。近づく者全てを水のギロチンで処刑する死の滝」
「ああ。デスフォールの広大な水の爆弾が、全てを粉々に破壊し、誰の侵入も許されない」
「グルメ界にも引けを取らないキショい環境……いかにも、会長(オヤジ)が好きそうだな」
またしても本当に過酷な場所を選んだな、一龍会長。そうでなくちゃグルメ界に通用しないのは経験者としてわかるけど、苦笑いしか出ないや。
「どうだ、サニー。お前の修業の成果を試すにはもってこいの場所じゃねぇか?」
「フッ。確かにサンサングラミーには興味ある。それに――グルメ界から来た俺の新しい家族を水浴びさせるには、ちょうどいい場所かもな」
「「「?」」」
ガサガサッ!
〈シェアアア!〉
「うわ――っ!! ぎゃ――っ!!」
この大樹に体を巻いて展望台レストランまで来たのは巨大なピンクの蛇だった。
「トトトトトトリコさーん! 瑞貴さーん!」
「こいつは……!」
「まさか……!」
「『マザースネーク』――名前は『クイン』。俺の新しい家族だ。よろしくな」
「って! サニーさんのパートナーってことですか!?」
〈シェアアア!〉
「わあっ!」
ベランダに顔を近づけて来たクインに小松さんは慌てて下がる。文献とかには聞いていたけど、実物を見たのは私も初めてだ。
「マザースネーク……初めて見たぜ」
「この子、もしかして子供?」
「ああ」
「この大きさで子供ー!?」
「小松さん。驚いている所で悪いけど、テリーもキッスもフィルも子供なのにトリコくらいの巨体を乗せれるほど大きいんだよ?」
「マザースネークは全ての蛇の母と呼ばれる大蛇。最大で地球一周近い長さになると言われる伝説の蛇さ」
「地球一周ー!? いったい何メートルなんですかーそれ!? そんな蛇が本当にいるんですかー!?」
「子供でもこの大きさだからね~。本当に地球一周するマザースネークがいたら、垂直に立てば宇宙に届くんじゃない?」
「宇宙ー!?」
なんか小松さんのリアクションがいちいち大きいから、見てるこっちは冷静になって計算できるよ。
「んじゃ、さっそく行くとするか。デスフォール!」
ベランダからピョンっとサニーがクインの頭に乗った。
「今回は特別に、お前らもクインで送ってやるよ! 早く乗んな!」
「サニー、恩に着るぜ!」
「クイン、よろしくね」
〈シャー!〉
「えっ! 乗るんですか!? いやちょっと、待ってくださいよー!」
「あー! お前ら、土足厳禁な!」
「「えー!」」
「あっ、了解」
自分以外は土足厳禁にするなんて、サニーはよっぽどクインを大切にしているんだね。今度クインとの思い出話も聞いてみよっと。
「「ん?」」
「サニーさんにお願いするほど大変な食材なんですか?」
「ああ。問題はそいつの生息場所だ」
「生息場所? どこなの?」
サンサングラミーのことは私もよく知らない。でも、修業食材に指定するくらいなんだから、最難関な場所にあるってのはわかる。
「世界三大瀑布の一つ『デスフォール』――サンサングラミーはその巨大な滝の中にある洞窟にいるって話だ。デスフォールは別名・処刑の滝と呼ばれ、毎分1兆リットルの水が落ちて来る」
「えっ! 1兆リットルって! ……あの、スゴ過ぎて想像全然できないんですけど……」
「えーと……確か滝の厚みは1キロだって、私は聞いたことがあるよ」
「まーな。仮に砲弾を何発撃ち込んでも……ドンッ…ドンッ……決して通過することがない。近づく者全てを水のギロチンで処刑する死の滝」
「ああ。デスフォールの広大な水の爆弾が、全てを粉々に破壊し、誰の侵入も許されない」
「グルメ界にも引けを取らないキショい環境……いかにも、会長(オヤジ)が好きそうだな」
またしても本当に過酷な場所を選んだな、一龍会長。そうでなくちゃグルメ界に通用しないのは経験者としてわかるけど、苦笑いしか出ないや。
「どうだ、サニー。お前の修業の成果を試すにはもってこいの場所じゃねぇか?」
「フッ。確かにサンサングラミーには興味ある。それに――グルメ界から来た俺の新しい家族を水浴びさせるには、ちょうどいい場所かもな」
「「「?」」」
ガサガサッ!
〈シェアアア!〉
「うわ――っ!! ぎゃ――っ!!」
この大樹に体を巻いて展望台レストランまで来たのは巨大なピンクの蛇だった。
「トトトトトトリコさーん! 瑞貴さーん!」
「こいつは……!」
「まさか……!」
「『マザースネーク』――名前は『クイン』。俺の新しい家族だ。よろしくな」
「って! サニーさんのパートナーってことですか!?」
〈シェアアア!〉
「わあっ!」
ベランダに顔を近づけて来たクインに小松さんは慌てて下がる。文献とかには聞いていたけど、実物を見たのは私も初めてだ。
「マザースネーク……初めて見たぜ」
「この子、もしかして子供?」
「ああ」
「この大きさで子供ー!?」
「小松さん。驚いている所で悪いけど、テリーもキッスもフィルも子供なのにトリコくらいの巨体を乗せれるほど大きいんだよ?」
「マザースネークは全ての蛇の母と呼ばれる大蛇。最大で地球一周近い長さになると言われる伝説の蛇さ」
「地球一周ー!? いったい何メートルなんですかーそれ!? そんな蛇が本当にいるんですかー!?」
「子供でもこの大きさだからね~。本当に地球一周するマザースネークがいたら、垂直に立てば宇宙に届くんじゃない?」
「宇宙ー!?」
なんか小松さんのリアクションがいちいち大きいから、見てるこっちは冷静になって計算できるよ。
「んじゃ、さっそく行くとするか。デスフォール!」
ベランダからピョンっとサニーがクインの頭に乗った。
「今回は特別に、お前らもクインで送ってやるよ! 早く乗んな!」
「サニー、恩に着るぜ!」
「クイン、よろしくね」
〈シャー!〉
「えっ! 乗るんですか!? いやちょっと、待ってくださいよー!」
「あー! お前ら、土足厳禁な!」
「「えー!」」
「あっ、了解」
自分以外は土足厳禁にするなんて、サニーはよっぽどクインを大切にしているんだね。今度クインとの思い出話も聞いてみよっと。