水晶の輝き! サンサングラミー!
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「オウッ。こいつを料理してもらえる?」
「えっ!? あのー……」
「サニーも食うか?」
「嫌。絶対断固いらねー!」
「ハハハッ! ん? おっ! それ、ツチノコエビじゃねぇか! こいつもくれ!」
「えっ!?」
「あとサンダービールも!」
「あっ、はい、ただいま!」
ウシリがあまりにも重くて、店員さんは両角を持って引っ張ってるけど少しも動かなかった。
「手伝います」
「い、いえ! お客様にそんな……」
「私の連れが迷惑をかけていますし、急な注文をしたお詫びですから。よっと!」
「えー!?」
私がウシリを持ち上げると、店員さんは目を見開いて驚いた。一般の成人男性より力を付けてしまって、ちょっと悲しい部分もあるけど……この世界の美食屋や料理人としてなら当たり前だよね、うん。そう言い聞かせよう。
「よう、ぽんこち!」
「YO、YO、ごぶさた! YO、YO、トリコ! お前に合わせたこの曲、最高――」
「あ~ワリィけど、今日はサニーに話があって来たんだ。音、止めてくんね?」
「えっ?」
「なっ!」
「YO~……」
おいおい、ぽんこちさんの仕事を奪うなよ。それにしてもトリコが現れたのと同時にBGMを変えるなんて手際がいいなぁ。
――それからトリコも席に着き、最初に注文したウシリの料理とサンダービールも来た。まあ、当然トリコは一気飲みでジョッキを飲み干したけどね。
「くぅ~! 体に電流が走ったみてぇなこの刺激! サンダービール最高! おかわり頼むわ!」
「あっ、はい!」
「YO、YO、超暇だYO~……」
「いただきます!」
職業でもある音楽を流せないから、ぽんこちさんが手持ち無沙汰になっている。なんか急に音楽がなくなると寂しいモンだね。
「ウシリうめー! もぐもぐ……――ん? おい、サニー。本当にいらねぇのか? うまいぞ、ウシリ!」
「キッパリ断る! で、いったいなんの用件なんだ? まっ、どうせ仕事の依頼だろ? いったいどんな食材だ?」
「ああ。一龍のオヤジからの依頼――修業食材だ」
「修業食材かよ!? やだよ、自分だけでやれよ。めんどくせー」
「またキッパリ断ったね……」
「トリコさん、食材はなんなんですか?」
「――サンサングラミー」
「なっ!」
トリコが真剣な表情で修業食材を言った途端、サニーの目の色が変わった。
「サンサングラミー……! 水晶のように美(ツク)しく透き通り、光輝く魚……別名・クリスタルフィッシュ! なんでお前だけ、ンな美(ツク)しい獲物をー! おい!」
「知らねぇよ、会長(オヤジ)に言えよ」
自分用にしてくれない悔しさなのか、サニーはトリコの胸倉をつかんで頬を膨らませる。
「えっ!? あのー……」
「サニーも食うか?」
「嫌。絶対断固いらねー!」
「ハハハッ! ん? おっ! それ、ツチノコエビじゃねぇか! こいつもくれ!」
「えっ!?」
「あとサンダービールも!」
「あっ、はい、ただいま!」
ウシリがあまりにも重くて、店員さんは両角を持って引っ張ってるけど少しも動かなかった。
「手伝います」
「い、いえ! お客様にそんな……」
「私の連れが迷惑をかけていますし、急な注文をしたお詫びですから。よっと!」
「えー!?」
私がウシリを持ち上げると、店員さんは目を見開いて驚いた。一般の成人男性より力を付けてしまって、ちょっと悲しい部分もあるけど……この世界の美食屋や料理人としてなら当たり前だよね、うん。そう言い聞かせよう。
「よう、ぽんこち!」
「YO、YO、ごぶさた! YO、YO、トリコ! お前に合わせたこの曲、最高――」
「あ~ワリィけど、今日はサニーに話があって来たんだ。音、止めてくんね?」
「えっ?」
「なっ!」
「YO~……」
おいおい、ぽんこちさんの仕事を奪うなよ。それにしてもトリコが現れたのと同時にBGMを変えるなんて手際がいいなぁ。
――それからトリコも席に着き、最初に注文したウシリの料理とサンダービールも来た。まあ、当然トリコは一気飲みでジョッキを飲み干したけどね。
「くぅ~! 体に電流が走ったみてぇなこの刺激! サンダービール最高! おかわり頼むわ!」
「あっ、はい!」
「YO、YO、超暇だYO~……」
「いただきます!」
職業でもある音楽を流せないから、ぽんこちさんが手持ち無沙汰になっている。なんか急に音楽がなくなると寂しいモンだね。
「ウシリうめー! もぐもぐ……――ん? おい、サニー。本当にいらねぇのか? うまいぞ、ウシリ!」
「キッパリ断る! で、いったいなんの用件なんだ? まっ、どうせ仕事の依頼だろ? いったいどんな食材だ?」
「ああ。一龍のオヤジからの依頼――修業食材だ」
「修業食材かよ!? やだよ、自分だけでやれよ。めんどくせー」
「またキッパリ断ったね……」
「トリコさん、食材はなんなんですか?」
「――サンサングラミー」
「なっ!」
トリコが真剣な表情で修業食材を言った途端、サニーの目の色が変わった。
「サンサングラミー……! 水晶のように美(ツク)しく透き通り、光輝く魚……別名・クリスタルフィッシュ! なんでお前だけ、ンな美(ツク)しい獲物をー! おい!」
「知らねぇよ、会長(オヤジ)に言えよ」
自分用にしてくれない悔しさなのか、サニーはトリコの胸倉をつかんで頬を膨らませる。