水晶の輝き! サンサングラミー!
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「食と音の美(ツク)しいセッションを生み出す、プロフェッショナルだ。時給200万という高額なギャラを取るが、それでも予約は何ヶ月も先までいっぱいさ」
「えっ! 時給200万!?」
「それをポンッと出せるんだ……」
「フフ~ン。調和しまくり!」
相変わらず四天王の財力には驚かずにはいられない。トリコが身近にいるせいもあるだろうけど、みんな四天王とかセレブということに鼻をかけていないから親しみやすいんだろうな。
「わかったか、瑞貴! 松!」
「「えっ?」」
「味だけ調和してもダメなんだよ! 店の内装や食器、空間の温度や湿度、そしてB・G・M! 全てが調和して! 初めて! パーフェクトな食事と言えるセッション!」
「「…………」」
サニーが立ち上がってまでメチャクチャ力説して来るから、思わず私と小松さんは唖然としてしまった。
「で、でもさ、サニー。確かに来店時や料理が来るまでの雰囲気には大事かもしれないけど……」
「食事中の音楽に一般人はそこまでお金出せませんよ……」
「バッ! お前(マ)、瑞貴! 松!」
「「はい!」」
「お前らは、料理人だからその辺までこだわれよ!」
「なんかごめん……」
「ハァ……」
「ったく」
こうも力説されると申し訳ない気もするけど、一般人の財力じゃぽんこちさんを呼べないって。
優雅にワインを飲むサニーは、本当に絵になるよなぁ。美を追求するだけあって自分にも手を抜かないって言うか、今回もまとめた髪に差しているナイフがオシャレだし。
「で、どうだったんだ?」
「「えっ?」」
「グルメピラミッドは」
……グルメ馬車から別れたあとの旅を二人に訊くサニー。その際、ぽんこちが三人の雰囲気に合わせたBGMへさり気なく変えた。
「ああ、まずはデザートラビリンスがとにかくスゴい所なの」
「ホォ」
「砂がですね、砂がこうザーッて、あのあの……」
「流砂だよ」
「そうそう。あの流砂に僕が飲み込まれてしまって、瑞貴さんが追ってくれて――」
私たちはサニーにグルメピラミッドまでの道のり、サラマンダースフィンクスと調理という名の戦い、ニトロとの戦い、メロウコーラの捕獲……思い出しながら話すと、サニーは相槌を打ちながらしっかり聞いてくれていた。もちろん食事しながらね。
「いろいろあって過酷な旅だったけど、今回はゼブラのおかげでメロウコーラが手に入ったの」
「おいしいコーラが飲めましたよ」
「ゼブラとなんて信じらんねー!」
「「えっ?」」
「あんな下劣極まりねー奴とありえなくね?」
「ちょくちょくトリコさんにケンカは売るし、すぐ『チョーシに乗るな』って怒るし……ちょびっとだけ大変ではありましたけど」
「トリコも結局ケンカを買って、行きと帰りでペンションタイプのリフトハウスを崩壊したからね」
「お前らの旅は、いつも苦労が絶えねーな……」
「あっ、いやぁ、苦労だなんて……ちょっとだけ」
「もう慣れたって言うものあるけど。でも、ゼブラってとってもカッコよくて優しい人だよ」
「ハアッ!?」
思い出して私がそう付け加えると、サニーがテーブルに両手を付いて突然立ち上がった。あれ? 私、変なこと言った?
「えっ! 時給200万!?」
「それをポンッと出せるんだ……」
「フフ~ン。調和しまくり!」
相変わらず四天王の財力には驚かずにはいられない。トリコが身近にいるせいもあるだろうけど、みんな四天王とかセレブということに鼻をかけていないから親しみやすいんだろうな。
「わかったか、瑞貴! 松!」
「「えっ?」」
「味だけ調和してもダメなんだよ! 店の内装や食器、空間の温度や湿度、そしてB・G・M! 全てが調和して! 初めて! パーフェクトな食事と言えるセッション!」
「「…………」」
サニーが立ち上がってまでメチャクチャ力説して来るから、思わず私と小松さんは唖然としてしまった。
「で、でもさ、サニー。確かに来店時や料理が来るまでの雰囲気には大事かもしれないけど……」
「食事中の音楽に一般人はそこまでお金出せませんよ……」
「バッ! お前(マ)、瑞貴! 松!」
「「はい!」」
「お前らは、料理人だからその辺までこだわれよ!」
「なんかごめん……」
「ハァ……」
「ったく」
こうも力説されると申し訳ない気もするけど、一般人の財力じゃぽんこちさんを呼べないって。
優雅にワインを飲むサニーは、本当に絵になるよなぁ。美を追求するだけあって自分にも手を抜かないって言うか、今回もまとめた髪に差しているナイフがオシャレだし。
「で、どうだったんだ?」
「「えっ?」」
「グルメピラミッドは」
……グルメ馬車から別れたあとの旅を二人に訊くサニー。その際、ぽんこちが三人の雰囲気に合わせたBGMへさり気なく変えた。
「ああ、まずはデザートラビリンスがとにかくスゴい所なの」
「ホォ」
「砂がですね、砂がこうザーッて、あのあの……」
「流砂だよ」
「そうそう。あの流砂に僕が飲み込まれてしまって、瑞貴さんが追ってくれて――」
私たちはサニーにグルメピラミッドまでの道のり、サラマンダースフィンクスと調理という名の戦い、ニトロとの戦い、メロウコーラの捕獲……思い出しながら話すと、サニーは相槌を打ちながらしっかり聞いてくれていた。もちろん食事しながらね。
「いろいろあって過酷な旅だったけど、今回はゼブラのおかげでメロウコーラが手に入ったの」
「おいしいコーラが飲めましたよ」
「ゼブラとなんて信じらんねー!」
「「えっ?」」
「あんな下劣極まりねー奴とありえなくね?」
「ちょくちょくトリコさんにケンカは売るし、すぐ『チョーシに乗るな』って怒るし……ちょびっとだけ大変ではありましたけど」
「トリコも結局ケンカを買って、行きと帰りでペンションタイプのリフトハウスを崩壊したからね」
「お前らの旅は、いつも苦労が絶えねーな……」
「あっ、いやぁ、苦労だなんて……ちょっとだけ」
「もう慣れたって言うものあるけど。でも、ゼブラってとってもカッコよくて優しい人だよ」
「ハアッ!?」
思い出して私がそう付け加えると、サニーがテーブルに両手を付いて突然立ち上がった。あれ? 私、変なこと言った?