ニワトラの卵! よっち爺さんと妻の記憶
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まだまだ日差しが強い日々が続く中、私はトリコと小松さんと一緒に森の中にある甘味屋にやって来た。何故かトリコは大きなジュラルミンケースを持って来ているけど……まっ、いいか。
「いただきます! あむ……うめー! その名の通り、びっくりするうまさだ!」
この前採ったビックリアップルは、たまに酸味がくどいモノもあるらしい。見た目もくどいけど……。
「通常のビックリアップルでも、こんなにおいしくなるんだね」
「ああ。このシャーベリンゴを乗せると、清涼感が増して味のバランスがよくなるんだ」
「う~ん……確かにおいしいですね! 小豆を乗っけてもおいしいですよ! この間瑞貴さんが作ってくれたアップルパイも最高でしたね~!」
「フフッ、ありがとう。でも、こんな風にシンプルな組み合わせは思いつかなかったのが残念だな。簡単な組み合わせでも味を引き立てる方法も、もっと勉強しなきゃね」
この店はビックリアップルを扱うことも多いみたいだから、組み合わせの仕方もお手の物らしい。
「あっ、何か飲み物でも頼みますか?」
「オウッ」
「キリッと冷えたフルーティーなお酒で、思いっきり喉を潤したいって顔をしてますよ、トリコさん」
「わかるか、小松?」
「瑞貴さんは冷たいフルーティーなアイスティーな感じがいいんですよね」
「スゴい! 小松さん、私が頼みたいモノもドンピシャだよ!」
こういうのってなんか嬉しいよね。付き合いが長いとかだけじゃなく、自分のことをわかってくれるっていうのが。
「すみませーん! アップルブランデーのソーダ割りをありったけと、アイスアップルティーと、アップルジュースくださーい!」
「リンゴ尽くしか!? まっ、確かにこの際、リンゴで攻めたい気分だな!」
「そうだね。今日は暑いしちょうどいいかも!」
「フフ~」
なんか小松さんの顔がずっとご機嫌だ。いい食材や料理と出会えたのとは違う顔……。
「なんだ? いつになく気が利くじゃねぇか。やたら嬉しそうだし」
「小松さん、なんかいいことあったの?」
「エヘッ、わかりますか~?」
「顔、気持ちわりぃぞ~?」
「実はですね~――」
「お待ちどう様でーす」
何か言おうとした小松さんだけど、給仕さんが飲み物を持って来てくれたから口をつぐんでしまった。そして給仕さんが遠くに行ったのを確認してトリコはお猪口に注ぐ。
「なんだよ、早く言えよ」
「実は僕……当たっちゃったんですよ!」
「当たった? 何に当たったの、小松さん?」
「ズバリ、グルメジャンボ宝くじにです!」
「「!」」
あの競争率が激しいグルメジャンボ宝くじに!? 小松さんって食運だけじゃなく金運も強かったの!?
「いただきます! あむ……うめー! その名の通り、びっくりするうまさだ!」
この前採ったビックリアップルは、たまに酸味がくどいモノもあるらしい。見た目もくどいけど……。
「通常のビックリアップルでも、こんなにおいしくなるんだね」
「ああ。このシャーベリンゴを乗せると、清涼感が増して味のバランスがよくなるんだ」
「う~ん……確かにおいしいですね! 小豆を乗っけてもおいしいですよ! この間瑞貴さんが作ってくれたアップルパイも最高でしたね~!」
「フフッ、ありがとう。でも、こんな風にシンプルな組み合わせは思いつかなかったのが残念だな。簡単な組み合わせでも味を引き立てる方法も、もっと勉強しなきゃね」
この店はビックリアップルを扱うことも多いみたいだから、組み合わせの仕方もお手の物らしい。
「あっ、何か飲み物でも頼みますか?」
「オウッ」
「キリッと冷えたフルーティーなお酒で、思いっきり喉を潤したいって顔をしてますよ、トリコさん」
「わかるか、小松?」
「瑞貴さんは冷たいフルーティーなアイスティーな感じがいいんですよね」
「スゴい! 小松さん、私が頼みたいモノもドンピシャだよ!」
こういうのってなんか嬉しいよね。付き合いが長いとかだけじゃなく、自分のことをわかってくれるっていうのが。
「すみませーん! アップルブランデーのソーダ割りをありったけと、アイスアップルティーと、アップルジュースくださーい!」
「リンゴ尽くしか!? まっ、確かにこの際、リンゴで攻めたい気分だな!」
「そうだね。今日は暑いしちょうどいいかも!」
「フフ~」
なんか小松さんの顔がずっとご機嫌だ。いい食材や料理と出会えたのとは違う顔……。
「なんだ? いつになく気が利くじゃねぇか。やたら嬉しそうだし」
「小松さん、なんかいいことあったの?」
「エヘッ、わかりますか~?」
「顔、気持ちわりぃぞ~?」
「実はですね~――」
「お待ちどう様でーす」
何か言おうとした小松さんだけど、給仕さんが飲み物を持って来てくれたから口をつぐんでしまった。そして給仕さんが遠くに行ったのを確認してトリコはお猪口に注ぐ。
「なんだよ、早く言えよ」
「実は僕……当たっちゃったんですよ!」
「当たった? 何に当たったの、小松さん?」
「ズバリ、グルメジャンボ宝くじにです!」
「「!」」
あの競争率が激しいグルメジャンボ宝くじに!? 小松さんって食運だけじゃなく金運も強かったの!?