ウワーッ! 仰天ビックリアップル!
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あちこちでバズーカを撃ったり、手榴弾を投げたり、マシンガンを乱射したり……とにかく大きな音でビックリアップルを驚かせている。
「ス、スゴい気合いですね、みなさん……」
「ビビらせたビックリアップルは、高値で売れるからな。みんな必死さ」
「何? それって石……?」
「初代メルクからもらった拡音石さ。耳を塞いでな」
トリコが持って来たボックスを開けると、中から紐で通した石を取り出した。それを持って木の根に近い場所で実っているビックリアップルの前に座る。私たちは言われた通り両耳を塞ぐと……。
「スウウゥゥ……ワア――ッ!!」
大音量と比べ物にならないレベルのトリコの大声が拡音石を通して響く。島全体というより島を中心とした海域まで影響があるんじゃない!?
「やったぜ!」
そしてビックリアップルが驚きのあまり青ざめる中、トリコが即座にもぎ採った。同時に一拍置いて周りから歓声の声が上がる。
「「「「「ウオオォォオオオ!!」」」」」
「スゲェ! さすがトリコだ!」
「今のは物スゲェびっくりしたんじゃねぇか!?」
「て、てんこ盛りスクープ! 美食屋トリコがやりました! 果たして、ビックリレベルはいくつでしょう!?」
「どーれ、見てみーよ」
ティナさんがカメラを構えると、アポロンさんがやってきてトリコからビックリアップルを受け取った。さて、判定は……?
「フムフムこれーはビックリレベル……27じゃな」
「「「「「おおぉぉおおお!!」」」」」
「LV27! 今日の最高レベルです!」
「スゴいしー! さっすがトリコだしー!」
大盛り上がりの参加者にティナさんにリンちゃん。それにしてもさっきから『ビックリレベル』がどうとか言ってるけど……鉄平に聞いてみよう。
「ねぇ、ビックリレベルって何?」
「あっ、僕も気になりました」
「ビックリアップルのビビり度合いを示す数値さ。LV1からLV100まであり、それぞれで価値が変わる。例えば機関銃連射の衝撃ならLV3で、LV3まではレベル×5万円。バズーカ砲ならLV4以上になって、もっと上のLV60はミサイル発射の衝撃くらいだな。ちなみにLV4から60はレベル×50万円で――」
「「…………」」
聞く相手を間違えたと思ったら、ティナさんがビックリレベルの度合いをわかりやすくボードを出してくれた。
LV0~3・レベル×5万円……銃を撃つ、機関銃を連射。
LV4~LV60・レベル×50万円……ミサイルを落とす、バズーカ砲を撃つ。
LV61~80・レベル×100万円……火山噴火。
LV81~99・レベル×1000万円……巨大隕石衝突。
LV100……地球爆発!? 絶対に億万長者の金額だ!
「つまりトリコはLV27だから、レベルの27×50万円。価値にして1350万円ってわけね!」
「1350万円!? 一気に1000万以上の代金!?」
「けど、あのものっそい衝撃でLV27でしょ? あれ以上高いレベルなんて出るんですか?」
「もちろーん。かつてLV90代を何人か出しまーしたからねー」
「ホントかよ!? じゃ俺もやってやろうじゃねぇかLV90……いや、最高レベル100まで出してやるぜ!」
前例があるってことでトリコだけでなく他の参加者もやる気が増してきた。これはますますうるさくなりそう……。
「トリコがLV27を出したことで、ここびっくり農場はますますてんこ盛りヒートアップしております!」
予想通り爆音や爆発がスゴくなってきた。ティナさんもスクープ魂がさらに火を突いてカメラを持つ手をやめない。あっ、鉄平が木の根近くのビックリアップルの前にしゃがんだ。どうやってビビらせるんだろう?
「どれ、どんだけ驚くか調査すっか」
〈?〉
「って言ってもさ~……俺ってこういうこと向いてないと思うんだよね~。そもそも無口で物静かな性格だからさ、驚かすって言われてもどうしていいものか」
〈ふわぁ~〉
「こういう騒がしい所も苦手でさ。さっきも言ったけど……俺、物静かなほうだろ? 師匠の命令だから仕方なく来たけどさ~――」
〈…………〉
「話に飽きーて寝てしまーった!」
いくら目を閉じながらしゃべっているからって、ビックリアップルが鼻提灯まで出して寝ているのに鉄平は気づいていない。アポロンさんも驚いているよ。
「ス、スゴい気合いですね、みなさん……」
「ビビらせたビックリアップルは、高値で売れるからな。みんな必死さ」
「何? それって石……?」
「初代メルクからもらった拡音石さ。耳を塞いでな」
トリコが持って来たボックスを開けると、中から紐で通した石を取り出した。それを持って木の根に近い場所で実っているビックリアップルの前に座る。私たちは言われた通り両耳を塞ぐと……。
「スウウゥゥ……ワア――ッ!!」
大音量と比べ物にならないレベルのトリコの大声が拡音石を通して響く。島全体というより島を中心とした海域まで影響があるんじゃない!?
「やったぜ!」
そしてビックリアップルが驚きのあまり青ざめる中、トリコが即座にもぎ採った。同時に一拍置いて周りから歓声の声が上がる。
「「「「「ウオオォォオオオ!!」」」」」
「スゲェ! さすがトリコだ!」
「今のは物スゲェびっくりしたんじゃねぇか!?」
「て、てんこ盛りスクープ! 美食屋トリコがやりました! 果たして、ビックリレベルはいくつでしょう!?」
「どーれ、見てみーよ」
ティナさんがカメラを構えると、アポロンさんがやってきてトリコからビックリアップルを受け取った。さて、判定は……?
「フムフムこれーはビックリレベル……27じゃな」
「「「「「おおぉぉおおお!!」」」」」
「LV27! 今日の最高レベルです!」
「スゴいしー! さっすがトリコだしー!」
大盛り上がりの参加者にティナさんにリンちゃん。それにしてもさっきから『ビックリレベル』がどうとか言ってるけど……鉄平に聞いてみよう。
「ねぇ、ビックリレベルって何?」
「あっ、僕も気になりました」
「ビックリアップルのビビり度合いを示す数値さ。LV1からLV100まであり、それぞれで価値が変わる。例えば機関銃連射の衝撃ならLV3で、LV3まではレベル×5万円。バズーカ砲ならLV4以上になって、もっと上のLV60はミサイル発射の衝撃くらいだな。ちなみにLV4から60はレベル×50万円で――」
「「…………」」
聞く相手を間違えたと思ったら、ティナさんがビックリレベルの度合いをわかりやすくボードを出してくれた。
LV0~3・レベル×5万円……銃を撃つ、機関銃を連射。
LV4~LV60・レベル×50万円……ミサイルを落とす、バズーカ砲を撃つ。
LV61~80・レベル×100万円……火山噴火。
LV81~99・レベル×1000万円……巨大隕石衝突。
LV100……地球爆発!? 絶対に億万長者の金額だ!
「つまりトリコはLV27だから、レベルの27×50万円。価値にして1350万円ってわけね!」
「1350万円!? 一気に1000万以上の代金!?」
「けど、あのものっそい衝撃でLV27でしょ? あれ以上高いレベルなんて出るんですか?」
「もちろーん。かつてLV90代を何人か出しまーしたからねー」
「ホントかよ!? じゃ俺もやってやろうじゃねぇかLV90……いや、最高レベル100まで出してやるぜ!」
前例があるってことでトリコだけでなく他の参加者もやる気が増してきた。これはますますうるさくなりそう……。
「トリコがLV27を出したことで、ここびっくり農場はますますてんこ盛りヒートアップしております!」
予想通り爆音や爆発がスゴくなってきた。ティナさんもスクープ魂がさらに火を突いてカメラを持つ手をやめない。あっ、鉄平が木の根近くのビックリアップルの前にしゃがんだ。どうやってビビらせるんだろう?
「どれ、どんだけ驚くか調査すっか」
〈?〉
「って言ってもさ~……俺ってこういうこと向いてないと思うんだよね~。そもそも無口で物静かな性格だからさ、驚かすって言われてもどうしていいものか」
〈ふわぁ~〉
「こういう騒がしい所も苦手でさ。さっきも言ったけど……俺、物静かなほうだろ? 師匠の命令だから仕方なく来たけどさ~――」
〈…………〉
「話に飽きーて寝てしまーった!」
いくら目を閉じながらしゃべっているからって、ビックリアップルが鼻提灯まで出して寝ているのに鉄平は気づいていない。アポロンさんも驚いているよ。