ウワーッ! 仰天ビックリアップル!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「見えてきたぞー! もうすぐ着くぜー!」
「ああ。すでに始まってやがんな……ビックリ島の仰天祭!」
「「ビックリ島?」」
「IGOが保有する島だ。ビックリ島はな、ビックリアップルを栽培するためだけの島だ」
どうやら空砲は島の周りにいるたくさんの船が撃ったらしく、島に近づけば近づくほど音がうるさくて小松さんとユンちゃんが両耳を塞いでいる。ゼブラに比べたらマシだけど、それでもうるさくてたまらないもんね。
「なんです!? この爆音!」
〈ユン~!〉
「船だけじゃなくて、島の中からも撃つ音が聞こえない!?」
「ビックリアップルをおいしく成長させるために、農場では四六時中爆弾を飛ばしてるのさ」
「ヒエ~! 爆弾!?」
「植物に綺麗な音楽を聴かせるとよく育つとか言われてるけど……それの比どころじゃないね」
トムさんが港に船を寄せると、一番最初にクーラーボックスを持ってトリコが港に降り立った。
「だから島には農家もねぇし、誰も住んでねぇ」
「そりゃこの音じゃ住めませんよー!」
「私でもうるさく感じてストレスになるから、絶対に住みたくない!」
〈ユーン!〉
続いてテリーも港に降りたから、私たちも降りるようにトリコが促す。
「ほら、行くぞー! 瑞貴ー! 小松ー!」
「うん!」
「は、はい!」
〈ユユユン!〉
「じゃ、俺はここで待ってるからよ。うまいビックリアップル、期待してるぜ!」
「任せな! メチャクチャビビらせてやるぜ!」
ここで待つって……トムさんってばうるさいの平気なのかな?
――島の中心部にある『びっくり農場』にやってきたら、私たちの他にも人がいる。だけど全員バズーカや銃を中心とした武器を持っているから、農場はすっかり音が飛び交っている。
「さらにうるさくなったんですけどー!?」
「しかも集まった人は武装集団ばっかり!」
「ビックリアップルが実をつけるのは年に一度、この時期だけ! 毎年この季節はビックリアップルをビビらせる仰天祭が行われるから世界中から数万人が集まるんだ。だから島がさらに騒がしくなる!」
「――フハハハハッ!」
聞き覚えのある声に顔を向けば、やっぱり高笑いするゾンゲと白川と坂巻がいた。
「ビビりてぇ奴がいるってのはここか……。ビビりてぇ奴がいるってんなら、俺様が全身からションベン噴き出すぐれぇにビビらせてやるよ」
〈スンスン〉
「ん? だああぁぁあああ!!」
「ゾンゲ様! 全身からションベンが出てますー!」
至近距離で匂いを嗅いでいたテリーを見たゾンゲが派手に驚いた。ある意味本人が有言実行しているようなモノだね。
「どんなビビり方してんだ、あいつ……」
「テリーは別に攻撃してないのに……」
「ゾ、ゾウリさん……」
「ゾウリじゃなくてゾンゲだよ!」
さり気に自分の名前を訂正するツッコミは衰えていないね。それくらいの冷静さがあればテリーにも平気だと思うけど。
「――おやおや、あれは古代の王者・バトールウルフですか?」
「「ん?」」
「あなたは……もしかしてG7――あの有名な味覚マスター・アポロン氏ですね!」
グルメSPを連れて現れたのはパッチさんと同じ味覚マスターのアポロンさん。言葉を伸ばすなんて変わったしゃべり方しているね。
「ホテールグルメ、センチューリースープのこまーつシェフと舞じゅーきですねー」
「ええっ!? 僕らのことご存知だなんて感動ですー!」
「ありがとうございます!」
なるほど。G7が来るからトリコは私に舞獣姫の格好で来るように言ったのね。私はチラッとトリコを見上げると、その視線に気づいた彼もこちらを見たので、お礼の意味を込めて微笑んだ。
「美食四天王のトリーコ……今年は期待できそうな挑戦者ーが、多ーいですねー」
「期待できそうな挑戦者が多いって……」
「――そりゃ俺たちのことだな」
またさらに聞き覚えのある声に顔を向けると、全身黄緑色の再生屋がいた。
「ああ。すでに始まってやがんな……ビックリ島の仰天祭!」
「「ビックリ島?」」
「IGOが保有する島だ。ビックリ島はな、ビックリアップルを栽培するためだけの島だ」
どうやら空砲は島の周りにいるたくさんの船が撃ったらしく、島に近づけば近づくほど音がうるさくて小松さんとユンちゃんが両耳を塞いでいる。ゼブラに比べたらマシだけど、それでもうるさくてたまらないもんね。
「なんです!? この爆音!」
〈ユン~!〉
「船だけじゃなくて、島の中からも撃つ音が聞こえない!?」
「ビックリアップルをおいしく成長させるために、農場では四六時中爆弾を飛ばしてるのさ」
「ヒエ~! 爆弾!?」
「植物に綺麗な音楽を聴かせるとよく育つとか言われてるけど……それの比どころじゃないね」
トムさんが港に船を寄せると、一番最初にクーラーボックスを持ってトリコが港に降り立った。
「だから島には農家もねぇし、誰も住んでねぇ」
「そりゃこの音じゃ住めませんよー!」
「私でもうるさく感じてストレスになるから、絶対に住みたくない!」
〈ユーン!〉
続いてテリーも港に降りたから、私たちも降りるようにトリコが促す。
「ほら、行くぞー! 瑞貴ー! 小松ー!」
「うん!」
「は、はい!」
〈ユユユン!〉
「じゃ、俺はここで待ってるからよ。うまいビックリアップル、期待してるぜ!」
「任せな! メチャクチャビビらせてやるぜ!」
ここで待つって……トムさんってばうるさいの平気なのかな?
――島の中心部にある『びっくり農場』にやってきたら、私たちの他にも人がいる。だけど全員バズーカや銃を中心とした武器を持っているから、農場はすっかり音が飛び交っている。
「さらにうるさくなったんですけどー!?」
「しかも集まった人は武装集団ばっかり!」
「ビックリアップルが実をつけるのは年に一度、この時期だけ! 毎年この季節はビックリアップルをビビらせる仰天祭が行われるから世界中から数万人が集まるんだ。だから島がさらに騒がしくなる!」
「――フハハハハッ!」
聞き覚えのある声に顔を向けば、やっぱり高笑いするゾンゲと白川と坂巻がいた。
「ビビりてぇ奴がいるってのはここか……。ビビりてぇ奴がいるってんなら、俺様が全身からションベン噴き出すぐれぇにビビらせてやるよ」
〈スンスン〉
「ん? だああぁぁあああ!!」
「ゾンゲ様! 全身からションベンが出てますー!」
至近距離で匂いを嗅いでいたテリーを見たゾンゲが派手に驚いた。ある意味本人が有言実行しているようなモノだね。
「どんなビビり方してんだ、あいつ……」
「テリーは別に攻撃してないのに……」
「ゾ、ゾウリさん……」
「ゾウリじゃなくてゾンゲだよ!」
さり気に自分の名前を訂正するツッコミは衰えていないね。それくらいの冷静さがあればテリーにも平気だと思うけど。
「――おやおや、あれは古代の王者・バトールウルフですか?」
「「ん?」」
「あなたは……もしかしてG7――あの有名な味覚マスター・アポロン氏ですね!」
グルメSPを連れて現れたのはパッチさんと同じ味覚マスターのアポロンさん。言葉を伸ばすなんて変わったしゃべり方しているね。
「ホテールグルメ、センチューリースープのこまーつシェフと舞じゅーきですねー」
「ええっ!? 僕らのことご存知だなんて感動ですー!」
「ありがとうございます!」
なるほど。G7が来るからトリコは私に舞獣姫の格好で来るように言ったのね。私はチラッとトリコを見上げると、その視線に気づいた彼もこちらを見たので、お礼の意味を込めて微笑んだ。
「美食四天王のトリーコ……今年は期待できそうな挑戦者ーが、多ーいですねー」
「期待できそうな挑戦者が多いって……」
「――そりゃ俺たちのことだな」
またさらに聞き覚えのある声に顔を向けると、全身黄緑色の再生屋がいた。