ウワーッ! 仰天ビックリアップル!
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今日はトリコが面白い所に連れてってくれると言うので、私と小松さんとユンちゃんは朝からトリコの家へ赴いている。それにしても、なんで私には舞獣姫の姿で来るようにって言ったんだろ?
「いったいどんな所へ行くんでしょうね?」
「この間のグルメビーチみたいな所とか、もしくは希少食材がある所とかじゃない?」
「楽しそうですね~!」
〈ユンユン!〉
「まっ、結局危険な場所に行く羽目になるかもしれないけど」
「楽しくなさそうですね~……」
〈ユンユン……〉
小松さんとユンちゃんの喜んだり落ち込んだりする姿が、こうもシンクロしていると面白いことこの上ない。
トリコの家であるスウィーツハウスが見えると、その前にある小屋(?)で寝ていたテリーとオブがこっちに気づいて立ち上がった。
〈ユンユユーン!〉
「おはよう、テリー、オブサウルス」
「おはよう!」
〈ワウッ!〉
〈ゴルバァ!〉
小松さんに続いて私も挨拶し、テリーとオブをひと撫でした。さて、次はトリコの元へ行かなくちゃね。私たちは扉の前に来る。
「トーリーコーさーん!」
「来たよー!」
ガチャ。
「ぬううぅぅううう!!」
「「〈ぎゃあぁぁあああ/ユユユユユーン!〉」」
扉が開いた途端、恐ろしい顔で私たちを出迎えたトリコ。小松さんは腰を抜かし、ユンちゃんはひっくり返り、私は思わずブレスレットを薙刀にして構えてしまった。
「あっ、ワリィ。驚かせたな」
「ト、トトト、トリコさん! ホ、ホントになんなんですか急にー! 悪魔の化身みたいな顔して登場しないでくださいよー!」
「ハハッ、スマンスマン」
「まったく、危うく叩っ斬る所だったじゃん!」
「そっちのがコエーよ!」
メルクの星屑のおかげで私の薙刀は切れ味が抜群になっている。それをくらったら一溜まりもないのは間違いないので、とりあえずブレスレットに戻し、ユンちゃんが体を起こそうとしていたので手伝った。
「いやな、ちとある練習をしてたんだ」
「練習? 誰かをびっくりさせる練習ですか?」
「いくらなんでも悪趣味にもほどがあるよ」
〈ユユユン!〉
「ああ。実はある食材をびっくりさせようと思ってな」
☆☆☆☆☆
テリーも連れて港に行き、トムさんの船に乗せてもらいながら事の詳細を聞くことにした。ていっても、トリコは道中で買ったアメリカンドッグを食べながらだけど。
「『ビックリアップル』? それが今回の目的の食材なの?」
「ああ」
「なんですか、それ? 初めて聞きました」
「びっくりさせると味が変化する不思議なリンゴだ」
「ビックリアップルはなかなか市場にも出ねぇしな」
「ああ。知らねぇのもムリねぇかもな」
どうやらトムさんも滅多にお目にかからないみたい。それって手に入れることも難しいんじゃないの?
「もともとは猛獣たちの戦いがやまねぇ島・バトルアイランドに実る固有のリンゴだ。数年前にIGOが種を持ち帰ってな、人工栽培に成功した特殊調理食材さ」
「リンゴをびっくりさせて……」
「それでトリコは変顔の練習をしてたんだね」
「変顔言うな! びっくりさせればさせるほど、うまくなるんだ」
ド――ンッ!! ド――ンッ!!
「うわー! 何ー!?」
〈ユーン!?〉
「花火……にしちゃ昼間だし、あそこにある船で撃ったのかな?」
空に打ち上げる音が聞こえて小松さんとユンちゃんは驚き、私は視線を凝らすとそれが大砲で撃たれたモノだとわかった。
「いったいどんな所へ行くんでしょうね?」
「この間のグルメビーチみたいな所とか、もしくは希少食材がある所とかじゃない?」
「楽しそうですね~!」
〈ユンユン!〉
「まっ、結局危険な場所に行く羽目になるかもしれないけど」
「楽しくなさそうですね~……」
〈ユンユン……〉
小松さんとユンちゃんの喜んだり落ち込んだりする姿が、こうもシンクロしていると面白いことこの上ない。
トリコの家であるスウィーツハウスが見えると、その前にある小屋(?)で寝ていたテリーとオブがこっちに気づいて立ち上がった。
〈ユンユユーン!〉
「おはよう、テリー、オブサウルス」
「おはよう!」
〈ワウッ!〉
〈ゴルバァ!〉
小松さんに続いて私も挨拶し、テリーとオブをひと撫でした。さて、次はトリコの元へ行かなくちゃね。私たちは扉の前に来る。
「トーリーコーさーん!」
「来たよー!」
ガチャ。
「ぬううぅぅううう!!」
「「〈ぎゃあぁぁあああ/ユユユユユーン!〉」」
扉が開いた途端、恐ろしい顔で私たちを出迎えたトリコ。小松さんは腰を抜かし、ユンちゃんはひっくり返り、私は思わずブレスレットを薙刀にして構えてしまった。
「あっ、ワリィ。驚かせたな」
「ト、トトト、トリコさん! ホ、ホントになんなんですか急にー! 悪魔の化身みたいな顔して登場しないでくださいよー!」
「ハハッ、スマンスマン」
「まったく、危うく叩っ斬る所だったじゃん!」
「そっちのがコエーよ!」
メルクの星屑のおかげで私の薙刀は切れ味が抜群になっている。それをくらったら一溜まりもないのは間違いないので、とりあえずブレスレットに戻し、ユンちゃんが体を起こそうとしていたので手伝った。
「いやな、ちとある練習をしてたんだ」
「練習? 誰かをびっくりさせる練習ですか?」
「いくらなんでも悪趣味にもほどがあるよ」
〈ユユユン!〉
「ああ。実はある食材をびっくりさせようと思ってな」
☆☆☆☆☆
テリーも連れて港に行き、トムさんの船に乗せてもらいながら事の詳細を聞くことにした。ていっても、トリコは道中で買ったアメリカンドッグを食べながらだけど。
「『ビックリアップル』? それが今回の目的の食材なの?」
「ああ」
「なんですか、それ? 初めて聞きました」
「びっくりさせると味が変化する不思議なリンゴだ」
「ビックリアップルはなかなか市場にも出ねぇしな」
「ああ。知らねぇのもムリねぇかもな」
どうやらトムさんも滅多にお目にかからないみたい。それって手に入れることも難しいんじゃないの?
「もともとは猛獣たちの戦いがやまねぇ島・バトルアイランドに実る固有のリンゴだ。数年前にIGOが種を持ち帰ってな、人工栽培に成功した特殊調理食材さ」
「リンゴをびっくりさせて……」
「それでトリコは変顔の練習をしてたんだね」
「変顔言うな! びっくりさせればさせるほど、うまくなるんだ」
ド――ンッ!! ド――ンッ!!
「うわー! 何ー!?」
〈ユーン!?〉
「花火……にしちゃ昼間だし、あそこにある船で撃ったのかな?」
空に打ち上げる音が聞こえて小松さんとユンちゃんは驚き、私は視線を凝らすとそれが大砲で撃たれたモノだとわかった。