溢れる食運! 巡礼グルメ神社!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
グルメ神社の境内にはたくさんの露店が並んで食べ歩きしている人が大勢いる。どれもこれもおいしそうで、目移りしちゃいそう!
「見てください、この露店の多さ! 有名なチェーン店の出店もありますよ!」
「あっ、あそこにあるの節乃さんがオーナーのチェーン店だね」
「よーし食べるぞー!」
ビュンッ!
「「速っ……!」」
一目散に露店へ走って行ったトリコに、私と小松さんは唖然とした。ていうか、石の道なのに走った衝撃で砂煙が起こっているんだけど……。
「らっしゃいらっしゃい! モヤシミミズのガーリップ炒めだよ~!」
「スゴい! 天然のガーリップだ!」
「とってもいい匂いがするね!」
「オヤジ! 今炒めている分、全部くれ!」
「毎度!」
「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
店主の太っ腹な所もあるせいか、ボウルくらいの大皿に入れてくれた。トリコはそれをさっそくがっつくように食べる。
「うめー! シャキシャキ新鮮なモヤシと食欲をそそるガーリップの香りがたまんね~!」
「あっ! 焼きモアイモだ!」
小松さんが焼きモアイモの露店を見つけたので、私もそれに着いて行くことにした。
「はい、毎度ありがと~。熱いから気をつけてお食べよ」
「いただきます! ……う~ん! 焼き立てのモアイモ……どっしりと甘くて香ばしい~!」
「じゃあ私は、栗ー夢(クリーム)を十個ください」
「はいよー! お嬢ちゃん可愛いからオマケしとくよ」
「可愛いだなんてそんな……でも、ありがとうございます!」
夢のような味のクリームが中に詰まった栗、栗ー夢(クリーム)を私は購入した。トリコと小松さんと分けるために多めに購入したけど、おばちゃんがプラス五個もオマケしてくれた。
「小松さん、どうぞ」
「ありがとうございます! ……わぁ~! 栗の甘さと生クリームの甘さが合わさっておいしい~!」
「それは栗ー夢か! 瑞貴、俺にもくれ!」
「言うと思った。はい、どうぞ」
私は袋から五個取り出して手渡したら、トリコは受け取らずにジッと見つめている。まさか足りないとか言わないよね?
「ついでだ、食わせろ」
「あんたは子供か! 自分で食べなさい!」
「そうですよ! 瑞貴さんに甘えちゃダメです!」
大口を開けて中に入れるよう要求してきたトリコに私は思わず大声を出してしまった。小松さんも加勢してくれたおかげか、トリコは渋々ながらも手に取った。
私たちはそれぞれ食べながら歩くけど、行く先々は人と露店でいっぱいだね。
「それにしてもスゴい賑わいですね~。まるでお祭りだ!」
「グルメ神社の年中行事は三百を超える。毎日祭りや催し物をやってるようなもんだ」
「こんな縁起のいい場所で店を出せたら、そりゃあ食運も上がるね」
「てか、もともと強運じゃねぇとここで店を出せねぇがな」
「「えっ?」」
「グルメ神社ん中に出店を希望する店は星の数ほどある。その中でも広大な境内に店を出せるのは毎月抽選で選ばれる七百七十七店のみ」
「むぐっ! 七百七十七店ってラッキーセブンを!? その中に選ばれる時点で強運ってことですか……」
「パワースポットで気持ちが大らかになり、財布の紐が緩んだ参拝客のおかげで大概の店は大繁盛。より運がいいモノに金は寄って行くってわけだ」
「あっ、ホントだ……」
私が見た先は露店の前で札束を取り出して、いかにも金持ちっておじさんがいる。貴族も庶民も関係なく客が来るってわけね。
「見てください、この露店の多さ! 有名なチェーン店の出店もありますよ!」
「あっ、あそこにあるの節乃さんがオーナーのチェーン店だね」
「よーし食べるぞー!」
ビュンッ!
「「速っ……!」」
一目散に露店へ走って行ったトリコに、私と小松さんは唖然とした。ていうか、石の道なのに走った衝撃で砂煙が起こっているんだけど……。
「らっしゃいらっしゃい! モヤシミミズのガーリップ炒めだよ~!」
「スゴい! 天然のガーリップだ!」
「とってもいい匂いがするね!」
「オヤジ! 今炒めている分、全部くれ!」
「毎度!」
「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
店主の太っ腹な所もあるせいか、ボウルくらいの大皿に入れてくれた。トリコはそれをさっそくがっつくように食べる。
「うめー! シャキシャキ新鮮なモヤシと食欲をそそるガーリップの香りがたまんね~!」
「あっ! 焼きモアイモだ!」
小松さんが焼きモアイモの露店を見つけたので、私もそれに着いて行くことにした。
「はい、毎度ありがと~。熱いから気をつけてお食べよ」
「いただきます! ……う~ん! 焼き立てのモアイモ……どっしりと甘くて香ばしい~!」
「じゃあ私は、栗ー夢(クリーム)を十個ください」
「はいよー! お嬢ちゃん可愛いからオマケしとくよ」
「可愛いだなんてそんな……でも、ありがとうございます!」
夢のような味のクリームが中に詰まった栗、栗ー夢(クリーム)を私は購入した。トリコと小松さんと分けるために多めに購入したけど、おばちゃんがプラス五個もオマケしてくれた。
「小松さん、どうぞ」
「ありがとうございます! ……わぁ~! 栗の甘さと生クリームの甘さが合わさっておいしい~!」
「それは栗ー夢か! 瑞貴、俺にもくれ!」
「言うと思った。はい、どうぞ」
私は袋から五個取り出して手渡したら、トリコは受け取らずにジッと見つめている。まさか足りないとか言わないよね?
「ついでだ、食わせろ」
「あんたは子供か! 自分で食べなさい!」
「そうですよ! 瑞貴さんに甘えちゃダメです!」
大口を開けて中に入れるよう要求してきたトリコに私は思わず大声を出してしまった。小松さんも加勢してくれたおかげか、トリコは渋々ながらも手に取った。
私たちはそれぞれ食べながら歩くけど、行く先々は人と露店でいっぱいだね。
「それにしてもスゴい賑わいですね~。まるでお祭りだ!」
「グルメ神社の年中行事は三百を超える。毎日祭りや催し物をやってるようなもんだ」
「こんな縁起のいい場所で店を出せたら、そりゃあ食運も上がるね」
「てか、もともと強運じゃねぇとここで店を出せねぇがな」
「「えっ?」」
「グルメ神社ん中に出店を希望する店は星の数ほどある。その中でも広大な境内に店を出せるのは毎月抽選で選ばれる七百七十七店のみ」
「むぐっ! 七百七十七店ってラッキーセブンを!? その中に選ばれる時点で強運ってことですか……」
「パワースポットで気持ちが大らかになり、財布の紐が緩んだ参拝客のおかげで大概の店は大繁盛。より運がいいモノに金は寄って行くってわけだ」
「あっ、ホントだ……」
私が見た先は露店の前で札束を取り出して、いかにも金持ちっておじさんがいる。貴族も庶民も関係なく客が来るってわけね。