新局面! トリコの決意と“奴”との再会!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
続いてメリアさんはおかわりのフライドポテトと、他にも別の食事を出してくれた。
「あっ。来たよ、小松さん。漆黒米と乾燥宝石の肉(ジュエルミート)!」
「このグルメスパイサーに、乾燥させた宝石の肉(ジュエルミート)を入れて、塩、海苔、ゴマを少々。で、細かく砕いて漆黒米に振りかける!」
小松さんはグルメスパイサーを使って、自分と私の分の漆黒米に振りかけてくれた。宝石の肉(ジュエルミート)の効果か、キラキラと輝いている。
「うわ~! おいしそ~! あむっ……モッチモチの漆黒米に宝石の肉(ジュエルミート)の濃厚な味が加わって、なんとも言えない香ばしさとうまみ!」
「久々の宝石の肉(ジュエルミート)の味と、それに負けず漆黒米がいい感じに合わさって、とってもおいしい!」
《オカワリモシテネ》
「あと、メリアモルトウィスキーをロックでくれ」
《ワカッタワ》
メリアさんの作った料理とドリンクを堪能し、ひと息ついたトリコがグラスをテーブルに置く。
「会長(オヤジ)が俺のために依頼した食材は、全部で七つ。残りはあと四つだが……」
「「ん?」」
「しばらくは自分のペースでゆっくり探し出そうと思う。他にも欲しい食材はわんさかあるしな」
あんなに早くグルメ界に行きたいと言っていたトリコにしては、ずいぶん慎重だな。一度グルメ界に行ったのが功を成したのかな?
「それに、小松、瑞貴」
「「えっ?」」
「お前らのこともある」
「僕らのこと?」
「あっ!」
私たちはメロウコーラの祝杯を挙げたときのことを思い出した。
☆☆☆☆☆
ニトロを回収し、ラップさんとレイ局長と一緒にマンサム所長もホテルグルメを出ようとすると、思い出したように言う。
『ああ、それともう一つ。実は数十年前からこの人間界で、ニトロに関する目撃情報と「ある事件」が増えておってな。――名のある料理人が、ニトロにさらわれる事件が相次いでおる』
『『『!』』』
『うまい料理を作る人間の高い技術を盗みたいのか、それとも単純に……人間を調理して食いたいだけか』
グルメピラミッドで見つけたあの本は、確かに背筋が凍るようなレシピが書かれていた。それを見たとき小松さんだけでなく、私も青ざめていたっけ。
『小松さん、舞獣姫さん』
『!』
『は、はい』
『あなたたちも六ツ星レストランの料理長と、IGO会長が認める美食屋兼料理人……充分に気をつけてください』
『ハァ……』
『わかりました……』
防衛局のレイ局長にそう言われると、ますます油断できなくなってきた。平穏な暮らしもしたい私が舞獣姫として変装しても、ニトロには意味がなくなるかもしれないんだ……。
「あっ。来たよ、小松さん。漆黒米と乾燥宝石の肉(ジュエルミート)!」
「このグルメスパイサーに、乾燥させた宝石の肉(ジュエルミート)を入れて、塩、海苔、ゴマを少々。で、細かく砕いて漆黒米に振りかける!」
小松さんはグルメスパイサーを使って、自分と私の分の漆黒米に振りかけてくれた。宝石の肉(ジュエルミート)の効果か、キラキラと輝いている。
「うわ~! おいしそ~! あむっ……モッチモチの漆黒米に宝石の肉(ジュエルミート)の濃厚な味が加わって、なんとも言えない香ばしさとうまみ!」
「久々の宝石の肉(ジュエルミート)の味と、それに負けず漆黒米がいい感じに合わさって、とってもおいしい!」
《オカワリモシテネ》
「あと、メリアモルトウィスキーをロックでくれ」
《ワカッタワ》
メリアさんの作った料理とドリンクを堪能し、ひと息ついたトリコがグラスをテーブルに置く。
「会長(オヤジ)が俺のために依頼した食材は、全部で七つ。残りはあと四つだが……」
「「ん?」」
「しばらくは自分のペースでゆっくり探し出そうと思う。他にも欲しい食材はわんさかあるしな」
あんなに早くグルメ界に行きたいと言っていたトリコにしては、ずいぶん慎重だな。一度グルメ界に行ったのが功を成したのかな?
「それに、小松、瑞貴」
「「えっ?」」
「お前らのこともある」
「僕らのこと?」
「あっ!」
私たちはメロウコーラの祝杯を挙げたときのことを思い出した。
☆☆☆☆☆
ニトロを回収し、ラップさんとレイ局長と一緒にマンサム所長もホテルグルメを出ようとすると、思い出したように言う。
『ああ、それともう一つ。実は数十年前からこの人間界で、ニトロに関する目撃情報と「ある事件」が増えておってな。――名のある料理人が、ニトロにさらわれる事件が相次いでおる』
『『『!』』』
『うまい料理を作る人間の高い技術を盗みたいのか、それとも単純に……人間を調理して食いたいだけか』
グルメピラミッドで見つけたあの本は、確かに背筋が凍るようなレシピが書かれていた。それを見たとき小松さんだけでなく、私も青ざめていたっけ。
『小松さん、舞獣姫さん』
『!』
『は、はい』
『あなたたちも六ツ星レストランの料理長と、IGO会長が認める美食屋兼料理人……充分に気をつけてください』
『ハァ……』
『わかりました……』
防衛局のレイ局長にそう言われると、ますます油断できなくなってきた。平穏な暮らしもしたい私が舞獣姫として変装しても、ニトロには意味がなくなるかもしれないんだ……。