新局面! トリコの決意と“奴”との再会!
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今日も今日とて私と小松さんはトリコの誘いを受け、とある森の前にやってきたんだけど……。
「IGO…立入禁止区域?」
「ペロットも警戒反応が出てるね」
森の前にある看板には『IGO CAUTION 立入禁止区域』と書かれており、その下にはバーコードがあったので小松さんがペロットでスキャンしてくれた。だけど当然ながら赤く反応している。
それに構いもせずにトリコは森の中に入って行くので、私たちは付いて行く形になった。一応ブレスレットを薙刀に変えておこう。
「くぅ~! やっぱここまで来ると空気も格別にうめぇな、瑞貴! 小松!」
「森の空気もいいけど……」
「確か普通じゃ滅多に食べられないめっちゃスペシャルな食事を楽しみに来たんですよね? もうすぐ着くって聞いてからかれこれ五時間は歩き続けてるんですけど……」
「「ハァ……」」
トリコの『もうすぐ』が私たちと違うのか、それとも歩のスピードを緩めないためなのか、一行に目的地が見えなくて私たちは溜息を吐いた。
「それにしても、なんだか不思議な森ですね。ねぇ、トリコさん、瑞貴さん。――えっ?」
「「…………」」
「どうしました?」
トリコ、私、小松さんの順で歩いていたせいか、トリコと私はある足跡を見て立ち止まった。不思議に思った小松さんも私たちの視線の先を見る。
そこには二本の爪先が特徴の大きくて深い足跡がいくつもあった。
「またいつもの嫌な予感が……」
「ここに入ったときから、私も第六感がビシバシ感じていたけどね」
「ええっ!? それを早く言ってくださいよー!」
「いや、『立入禁止区域』と書いてある時点で察して」
「しっかり付いて来いよ、小松」
トリコもさっきまでの陽気さがなくなって、小松さんは私たちのうしろでビクビクしている。何が来るかわからないのは毎度のことだけどね。
ガサッ。
「うわっ!」
「「!」」
茂みの音が聞こえて立ち止まると奥から両目が光っていたので、念のため構える。だけど中から現れたのは小さな一本角を持つ愛らしいウサギだった。私たちを見て首を傾げると、そのままどこかへ行ってしまう。
「「フゥ」」
「……安心している暇はないかもよ」
「「えっ?」」
〈グオオォォオオオ!!〉
「うわあぁぁあああ!」
安堵の溜息を吐いたトリコと小松さん。でも私は第六感の反応でうしろを振り向き、二人も続けて振り向くと、そこには捕獲レベル49の鳥獣類・オックスチキンがいた。蹄を見ればさっきの足跡の正体と見て間違いないね。
小松さんが悲鳴を上げる中、トリコと私は戦闘態勢に構えた。
〈グオオッ!〉
「フォークシールド!!」
トリコが繰り出したフォークシールドのおかげで、突進して来たオックスチキンを足止めすることができた。
「IGO…立入禁止区域?」
「ペロットも警戒反応が出てるね」
森の前にある看板には『IGO CAUTION 立入禁止区域』と書かれており、その下にはバーコードがあったので小松さんがペロットでスキャンしてくれた。だけど当然ながら赤く反応している。
それに構いもせずにトリコは森の中に入って行くので、私たちは付いて行く形になった。一応ブレスレットを薙刀に変えておこう。
「くぅ~! やっぱここまで来ると空気も格別にうめぇな、瑞貴! 小松!」
「森の空気もいいけど……」
「確か普通じゃ滅多に食べられないめっちゃスペシャルな食事を楽しみに来たんですよね? もうすぐ着くって聞いてからかれこれ五時間は歩き続けてるんですけど……」
「「ハァ……」」
トリコの『もうすぐ』が私たちと違うのか、それとも歩のスピードを緩めないためなのか、一行に目的地が見えなくて私たちは溜息を吐いた。
「それにしても、なんだか不思議な森ですね。ねぇ、トリコさん、瑞貴さん。――えっ?」
「「…………」」
「どうしました?」
トリコ、私、小松さんの順で歩いていたせいか、トリコと私はある足跡を見て立ち止まった。不思議に思った小松さんも私たちの視線の先を見る。
そこには二本の爪先が特徴の大きくて深い足跡がいくつもあった。
「またいつもの嫌な予感が……」
「ここに入ったときから、私も第六感がビシバシ感じていたけどね」
「ええっ!? それを早く言ってくださいよー!」
「いや、『立入禁止区域』と書いてある時点で察して」
「しっかり付いて来いよ、小松」
トリコもさっきまでの陽気さがなくなって、小松さんは私たちのうしろでビクビクしている。何が来るかわからないのは毎度のことだけどね。
ガサッ。
「うわっ!」
「「!」」
茂みの音が聞こえて立ち止まると奥から両目が光っていたので、念のため構える。だけど中から現れたのは小さな一本角を持つ愛らしいウサギだった。私たちを見て首を傾げると、そのままどこかへ行ってしまう。
「「フゥ」」
「……安心している暇はないかもよ」
「「えっ?」」
〈グオオォォオオオ!!〉
「うわあぁぁあああ!」
安堵の溜息を吐いたトリコと小松さん。でも私は第六感の反応でうしろを振り向き、二人も続けて振り向くと、そこには捕獲レベル49の鳥獣類・オックスチキンがいた。蹄を見ればさっきの足跡の正体と見て間違いないね。
小松さんが悲鳴を上げる中、トリコと私は戦闘態勢に構えた。
〈グオオッ!〉
「フォークシールド!!」
トリコが繰り出したフォークシールドのおかげで、突進して来たオックスチキンを足止めすることができた。