つながる絆! 絶品ガツガツカレー!
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「少しくらい褒めろっつーの!」
「いいよ、リンちゃん。むしろ何か言われたら立ち直れないかもしれないから……」
(あれ、絶対に瑞貴に見惚れていたな……)
(ゼブラさんの照れ隠しですね……)
……カンカンに怒るリンを瑞貴が宥めている間、トリコと小松はゼブラに聞こえないように思考でツッコミを入れるのだった。
「ん? ぎゃ――っ!! ゼブラ!! あっ、カメラ――ッ!!」
「おおっと、風舞!!」
ゼブラがティナさんのカメラのレンズを覗き込んだせいでアップで映ったから、ティナさんは驚いてカメラを放り投げてしまった。
私は手を伸ばしてカメラの周りに風をまとい、ゆっくりとティナさんの手に戻した。
「ありがとう、瑞貴~」
「どういたしまして。ティナさんもゼブラをそんなに怖がることないよ。ゼブラは義理堅くて優しい人なんだから」
「マジ!?」
カウンターの元へ行くゼブラと私をティナさんは交互に何度も見る。そんなにおかしなこと言ったかな?
「聞こえたぜ……チョーシこいたカレーがあるって。こいつがそうか」
ゼブラはガツカツカレーを手に取ると、スプーンを使わずに口の中に流し込んだ。相変わらずトリコ以上に豪快な食べ方だなぁ……。
「ハッ! チョーシに乗るなよ」
「「ヒッ!」」
「大丈夫だよ、クミンさん、サフラちゃん」
「『おいしい』ってことですからー……」
ゼブラの言葉にビクッとしたクミンさんとサフラちゃん。私は安心させるように言ったけど、何故か小松さんは苦笑して小声で伝えた。どうせゼブラには聞こえてるのに、なんでわざわざ小声で?
ドンッ! ピュ~~ドン!
「わあ~!」
「きれ~!」
海から夜空に大輪の花火が打ち上がった。小松さんや私たちは感動していると、カスの代わりにビスケットが落ちて来る。
「夏の海から花火のように上がるビスケット、ハナビスケットだ! あ~……うめー!」
「サクサクしておいしいね!」
トリコは口の中に入るよう狙い、私は両手に落ちて来たビスケットを食べた。
「ありがとう。トリコさん、みなさん、サフラ」
「お兄ちゃん……!」
……クミンはトリコや瑞貴たちだけでなくサフラにも礼を言うと、サフラは嬉しそうな顔をした。このガツカツカレーはどちらが欠けてもできなかったモノなのだから。
――花火を綺麗に見るため、私たちはボンボンウッドがある丘へ移動した。全体を見られるからいい眺め!
「綺麗に上がったな~」
「うん!」
「今日は一日お疲れ様だ!」
「あ――っ!!」
花火を眺めていたら、小松さんが突然焦ったように大きな声を上げた。
「あん?」
「小松さん?」
「どうしたし?」
「お疲れちゃんパーティーのメニュー、考えてなかったですー!」
お疲れちゃんパーティー? ホテルグルメでやるIGO関係の仕事のことかな?
「まあ、また帰ってから考えればいいじゃねぇか」
「あ~……どうしよ~……」
「なんとかなるし! ねっ!」
「ん~……そうですね~!」
「現実逃避していると、一気にそのときが来てまた焦っちゃうよ?」
「瑞貴さん! 不吉なこと言わないでくさいよー!」
「「「アハハハッ!」」」
「いいよ、リンちゃん。むしろ何か言われたら立ち直れないかもしれないから……」
(あれ、絶対に瑞貴に見惚れていたな……)
(ゼブラさんの照れ隠しですね……)
……カンカンに怒るリンを瑞貴が宥めている間、トリコと小松はゼブラに聞こえないように思考でツッコミを入れるのだった。
「ん? ぎゃ――っ!! ゼブラ!! あっ、カメラ――ッ!!」
「おおっと、風舞!!」
ゼブラがティナさんのカメラのレンズを覗き込んだせいでアップで映ったから、ティナさんは驚いてカメラを放り投げてしまった。
私は手を伸ばしてカメラの周りに風をまとい、ゆっくりとティナさんの手に戻した。
「ありがとう、瑞貴~」
「どういたしまして。ティナさんもゼブラをそんなに怖がることないよ。ゼブラは義理堅くて優しい人なんだから」
「マジ!?」
カウンターの元へ行くゼブラと私をティナさんは交互に何度も見る。そんなにおかしなこと言ったかな?
「聞こえたぜ……チョーシこいたカレーがあるって。こいつがそうか」
ゼブラはガツカツカレーを手に取ると、スプーンを使わずに口の中に流し込んだ。相変わらずトリコ以上に豪快な食べ方だなぁ……。
「ハッ! チョーシに乗るなよ」
「「ヒッ!」」
「大丈夫だよ、クミンさん、サフラちゃん」
「『おいしい』ってことですからー……」
ゼブラの言葉にビクッとしたクミンさんとサフラちゃん。私は安心させるように言ったけど、何故か小松さんは苦笑して小声で伝えた。どうせゼブラには聞こえてるのに、なんでわざわざ小声で?
ドンッ! ピュ~~ドン!
「わあ~!」
「きれ~!」
海から夜空に大輪の花火が打ち上がった。小松さんや私たちは感動していると、カスの代わりにビスケットが落ちて来る。
「夏の海から花火のように上がるビスケット、ハナビスケットだ! あ~……うめー!」
「サクサクしておいしいね!」
トリコは口の中に入るよう狙い、私は両手に落ちて来たビスケットを食べた。
「ありがとう。トリコさん、みなさん、サフラ」
「お兄ちゃん……!」
……クミンはトリコや瑞貴たちだけでなくサフラにも礼を言うと、サフラは嬉しそうな顔をした。このガツカツカレーはどちらが欠けてもできなかったモノなのだから。
――花火を綺麗に見るため、私たちはボンボンウッドがある丘へ移動した。全体を見られるからいい眺め!
「綺麗に上がったな~」
「うん!」
「今日は一日お疲れ様だ!」
「あ――っ!!」
花火を眺めていたら、小松さんが突然焦ったように大きな声を上げた。
「あん?」
「小松さん?」
「どうしたし?」
「お疲れちゃんパーティーのメニュー、考えてなかったですー!」
お疲れちゃんパーティー? ホテルグルメでやるIGO関係の仕事のことかな?
「まあ、また帰ってから考えればいいじゃねぇか」
「あ~……どうしよ~……」
「なんとかなるし! ねっ!」
「ん~……そうですね~!」
「現実逃避していると、一気にそのときが来てまた焦っちゃうよ?」
「瑞貴さん! 不吉なこと言わないでくさいよー!」
「「「アハハハッ!」」」