明かされる真実! 小松の意志と謎の生物の正体!
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……先ほどの場所で小松とトリコは、先を行く二人を見ていた。
「何か、チョーシに乗ることをしましたっけ?」
「照れ隠しだろ」
「えっ?」
「ハニープリズンの出所祝いでお前と舞獣姫の料理を食って以来、あいつはお前らのファンなんだ」
「ええっ! ホントですかぁ!?」
ズドドドド――!
「おっ?」
「余計なこと抜かしてんじゃあ……ねぇ!」
何か聞こえて来るとトリコが思ったら、ゼブラが全速力で駆けて来てトリコに殴りかかった。
「うおっ! 何すんだ、お前!」
「うるせぇ! ぶっ飛ばすぞ!」
……ゼブラのあとを追って私も戻ると、またもケンカを始める二人に小松さんは呆れていた。
「お二人共、やめてくださいよ~……」
「フフッ。でも、嬉しいこと言ってくれたね」
「舞獣姫さん。聞こえていたんですか?」
「スミスさんがお客様を避難させたせいで、この辺が静かだからね。ゼブラのあの様子だと図星のようだし、今日の料理も喜んでくれるといいね、小松さん!」
「はい!」
……そんな四人の光景を、少し離れた場所で見守っていた一人と一羽がいる。
「あれが、四天王・ゼブラ……」
「あっ、ティナさん!」
「久しぶり!」
「小松くん、舞獣姫、久しぶり!」
〈クルポッポー!〉
ドレス姿のティナさんに蝶ネクタイをつけたクルッポー。テレビ越しでは何度も見ているけど、直接会ったのはグルメ馬車以来だからずいぶん久しぶりに思える。
――貸し切りにしたレストランに移動し、二人のジョッキにメロウコーラを入れて乾杯の準備もできた。
「それじゃ、メロウコーラに……」
「メロウコーラに……」
「「乾杯!」」
乾杯をした二人の間に広がる長テーブルには、サンドガーデンで手に入れた食材を中心に並んでいる。
「くぅ~! うまい!」
「ひと月経ってるのに全く炭酸が抜けてねぇ!」
「炭酸が心地良く踊りやがる! 喉元だけじゃなく、胃の中まで、適度に刺激されて食欲が増すぜ! この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
トリコとゼブラが宴を楽しんでいる中、小松さんと私はホテルグルメのシェフたちと共に厨房で調理をしていた。
「できた料理からどんどん運んで!」
「一人前に盛り付けしなくていいから!」
トリコとゼブラが来る前にも大量に仕上げたとはいえ、二人の食欲は合計二ヶ月のリフトハウスで思い知らされている。今回はメロウコーラもあるからより一層だろう。他のホテルからも食材を調達したほどだ。
全ての食材が尽きたので、私と小松さんは二人のいるレストランの元へ行った。予想通りというかやはり完食されてカラの皿が並べられている。
「ごちそうさま、小松! 舞獣姫! うまかったぜ!」
「ありがとうございます!」
「ゼブラはどうだった?」
「……舞獣姫、小僧、『アレ』が出てねぇな」
ゼブラが言う『アレ』とは、グルメピラミッドで私たちを襲った鳥人間のことだ。本気で食うつもりだったんだ……。
「焼いて食うと言っただろ」
「あっ、その、あの~……」
「調理した所で、食べられそうにないと思ってね……」
「――奴はわしらが引き取る!」
突然だけど久々の声に振り向けば、グルメ研究所の所長・マンサムさんがいた。
「「マンサム所長!」」
「えっ! 今ハンサムって――」
「言ってません」
「「!」」
マンサム所長がいつもの台詞を言う前に止めたのは、見たことのない二人だった。
一人はマンサム所長と正反対で気品があるクールガイって感じの男性で、もう一人はゼブラと同じ身長でライダースーツとサングラス付きヘルメットを被った男性だ。IGO関係だったらトリコたちなら知ってるかな?
「お前は……!」
「IGO防衛局局長・レイと申します」
「局長クラスが二人も……!?」
ガッ!
取材のためにいたティナさんがカメラを構えていたら、ヘルメットの人にカメラを押さえつけられた。
「ヒイッ!」
「撮影は遠慮願います。我々以外、退室を」
「「「「「ヒイッ!」」」」」
慌ててスミスさんやティナさんや他の従業員たちが出て行ってしまった。あっ、ティナさんのカメラが回収されている……。
「何か、チョーシに乗ることをしましたっけ?」
「照れ隠しだろ」
「えっ?」
「ハニープリズンの出所祝いでお前と舞獣姫の料理を食って以来、あいつはお前らのファンなんだ」
「ええっ! ホントですかぁ!?」
ズドドドド――!
「おっ?」
「余計なこと抜かしてんじゃあ……ねぇ!」
何か聞こえて来るとトリコが思ったら、ゼブラが全速力で駆けて来てトリコに殴りかかった。
「うおっ! 何すんだ、お前!」
「うるせぇ! ぶっ飛ばすぞ!」
……ゼブラのあとを追って私も戻ると、またもケンカを始める二人に小松さんは呆れていた。
「お二人共、やめてくださいよ~……」
「フフッ。でも、嬉しいこと言ってくれたね」
「舞獣姫さん。聞こえていたんですか?」
「スミスさんがお客様を避難させたせいで、この辺が静かだからね。ゼブラのあの様子だと図星のようだし、今日の料理も喜んでくれるといいね、小松さん!」
「はい!」
……そんな四人の光景を、少し離れた場所で見守っていた一人と一羽がいる。
「あれが、四天王・ゼブラ……」
「あっ、ティナさん!」
「久しぶり!」
「小松くん、舞獣姫、久しぶり!」
〈クルポッポー!〉
ドレス姿のティナさんに蝶ネクタイをつけたクルッポー。テレビ越しでは何度も見ているけど、直接会ったのはグルメ馬車以来だからずいぶん久しぶりに思える。
――貸し切りにしたレストランに移動し、二人のジョッキにメロウコーラを入れて乾杯の準備もできた。
「それじゃ、メロウコーラに……」
「メロウコーラに……」
「「乾杯!」」
乾杯をした二人の間に広がる長テーブルには、サンドガーデンで手に入れた食材を中心に並んでいる。
「くぅ~! うまい!」
「ひと月経ってるのに全く炭酸が抜けてねぇ!」
「炭酸が心地良く踊りやがる! 喉元だけじゃなく、胃の中まで、適度に刺激されて食欲が増すぜ! この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
トリコとゼブラが宴を楽しんでいる中、小松さんと私はホテルグルメのシェフたちと共に厨房で調理をしていた。
「できた料理からどんどん運んで!」
「一人前に盛り付けしなくていいから!」
トリコとゼブラが来る前にも大量に仕上げたとはいえ、二人の食欲は合計二ヶ月のリフトハウスで思い知らされている。今回はメロウコーラもあるからより一層だろう。他のホテルからも食材を調達したほどだ。
全ての食材が尽きたので、私と小松さんは二人のいるレストランの元へ行った。予想通りというかやはり完食されてカラの皿が並べられている。
「ごちそうさま、小松! 舞獣姫! うまかったぜ!」
「ありがとうございます!」
「ゼブラはどうだった?」
「……舞獣姫、小僧、『アレ』が出てねぇな」
ゼブラが言う『アレ』とは、グルメピラミッドで私たちを襲った鳥人間のことだ。本気で食うつもりだったんだ……。
「焼いて食うと言っただろ」
「あっ、その、あの~……」
「調理した所で、食べられそうにないと思ってね……」
「――奴はわしらが引き取る!」
突然だけど久々の声に振り向けば、グルメ研究所の所長・マンサムさんがいた。
「「マンサム所長!」」
「えっ! 今ハンサムって――」
「言ってません」
「「!」」
マンサム所長がいつもの台詞を言う前に止めたのは、見たことのない二人だった。
一人はマンサム所長と正反対で気品があるクールガイって感じの男性で、もう一人はゼブラと同じ身長でライダースーツとサングラス付きヘルメットを被った男性だ。IGO関係だったらトリコたちなら知ってるかな?
「お前は……!」
「IGO防衛局局長・レイと申します」
「局長クラスが二人も……!?」
ガッ!
取材のためにいたティナさんがカメラを構えていたら、ヘルメットの人にカメラを押さえつけられた。
「ヒイッ!」
「撮影は遠慮願います。我々以外、退室を」
「「「「「ヒイッ!」」」」」
慌ててスミスさんやティナさんや他の従業員たちが出て行ってしまった。あっ、ティナさんのカメラが回収されている……。