明かされる真実! 小松の意志と謎の生物の正体!
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瑞貴も起きてないことを再び確認したトリコは、もう一度ゼブラに顔を向ける。
「いつからだ?」
「決まってんだろ。――ハニープリズンのときからだ」
「ほぼ最初からじゃないですか!」
「俺にあんな反応した奴は、こいつが初めてだからな」
それはハニープリズンで、ゼブラの出所パーティーが行われているときだった。
『小娘、てめぇチョーシに乗ってんのか?』
『そうですね……ゼブラさんが私たちの作った料理を平らげてくれたのが嬉しいから、その点に関しては乗ってるかもしれませんね』
『…………』
あのときゼブラは押し黙ったのではなく、自分に対して堂々と笑顔で言う瑞貴に見惚れていたのだ。嘘は言っていないことをわかっているし、これまで敬語はあれどトリコたちと変わらずに接してくれた。
「それに『俺』という環境にもうまく適応してやがるし、強気な女は嫌いじゃねぇからな」
(やっぱりゼブラさん、瑞貴さんに惚れてたんだ! あ~……また四天王の一人がライバルに……いや、四天王全員だけじゃなくいろんな人がライバルだし……僕に勝ち目あるんだろうか!?)
ニヤリと笑って答えるゼブラ。グルメピラミッドで感じた嫌な予感が見事に当たり、新たな強敵に小松は青ざめるが――。
「やっぱりお前、瑞貴を自分の女にするつもりだったんじゃねぇか!」
「ああ? それのどこがワリィんだ。むしろ条件に入れなかっただけで感謝しろ」
「誰が感謝するか! 俺の気持ちを聞いておきながら何言ってんだ!」
「好いた惚れたは自由だろ。それに、お前らがモタモタしてっから俺がもらうってんだ!」
「誰がお前にやるか!」
ドカッ! ガシャン! バゴォッ!
「またケンカが始まった……」
ゴンッ!
「イタッ!」
「「「あっ」」」
本が命中したので瑞貴は悲鳴を上げると、三人はデジャヴを感じて瑞貴に振り向いた。しかし瑞貴は静かに体を起こし、ブレスレットを薙刀に変形させると――。
「氷結界!!」
「「ぎゃあぁぁあああ!」」
「ハァ……」
「フンッ!」
容赦なくトリコとゼブラを凍らせた。結局行きと同じ現象になったので、小松は二人に呆れるのと同時にケンカが止まってホッとし溜息を吐いた。
……帰りまでの一ヶ月――なんだかんだでケンカするトリコとゼブラ。瑞貴は再びリフトハウスに守護結界を張るハメになったのは言うまでもない。
☆☆☆☆☆
帰宅して落ち着いた頃、ついに今日はメロウコーラ捕獲の宴の日。場所は当然ホテルグルメなので、私は舞獣姫の衣装を着て調理することになった。小松さん以外の従業員はこっちのほうが馴染みがあるからね。
「本当に来たぞー! ゼブラが来たー!」
「「「「「うわあっ/きゃー!」」」」」
「早くお客様を、安全な所へー!」
支配人のスミスさんが従業員に指示を出して、他のお客様も大慌てで逃げている。
「へっ、賑やかなこったな」
「お前のせいだろうが!」
いつもの服の上に黒のライダースのような上着を着たゼブラと、白スーツにオールバックしたトリコ。対象的な色だけど本人たちによく似合っている。
「ようこそ! お待ちしてました!」
「よう、小松! 舞獣姫!」
「約束通り、メロウコーラ捕獲を祝って精一杯の料理をご用意させていただきます!」
「……おい。チョーシ乗んなよ、小僧!」
「ええっ!?」
「おら、とっととやるぜパーティー。舞獣姫、会場はどこだぁ!」
「あっ、うん!」
小松さんを牽制したあとゼブラに呼ばれた私は彼の隣に行って案内する。
それにしても……思わず私はゼブラを見てしまう。これもまた一種のギャップなんだろうなぁ。どんな服を着ていても、自分を出せているってステキだと私は思うし。
「あ? なんださっきから。人をジロジロ見やがって」
「そういう格好も似合うなあって思って。ビシッとっした服でもゼブラのワイルドさが現れているから、カッコいいよ!」
「チッ。チョーシに乗ってんじゃねぇ!」
「はーい」
「いつからだ?」
「決まってんだろ。――ハニープリズンのときからだ」
「ほぼ最初からじゃないですか!」
「俺にあんな反応した奴は、こいつが初めてだからな」
それはハニープリズンで、ゼブラの出所パーティーが行われているときだった。
『小娘、てめぇチョーシに乗ってんのか?』
『そうですね……ゼブラさんが私たちの作った料理を平らげてくれたのが嬉しいから、その点に関しては乗ってるかもしれませんね』
『…………』
あのときゼブラは押し黙ったのではなく、自分に対して堂々と笑顔で言う瑞貴に見惚れていたのだ。嘘は言っていないことをわかっているし、これまで敬語はあれどトリコたちと変わらずに接してくれた。
「それに『俺』という環境にもうまく適応してやがるし、強気な女は嫌いじゃねぇからな」
(やっぱりゼブラさん、瑞貴さんに惚れてたんだ! あ~……また四天王の一人がライバルに……いや、四天王全員だけじゃなくいろんな人がライバルだし……僕に勝ち目あるんだろうか!?)
ニヤリと笑って答えるゼブラ。グルメピラミッドで感じた嫌な予感が見事に当たり、新たな強敵に小松は青ざめるが――。
「やっぱりお前、瑞貴を自分の女にするつもりだったんじゃねぇか!」
「ああ? それのどこがワリィんだ。むしろ条件に入れなかっただけで感謝しろ」
「誰が感謝するか! 俺の気持ちを聞いておきながら何言ってんだ!」
「好いた惚れたは自由だろ。それに、お前らがモタモタしてっから俺がもらうってんだ!」
「誰がお前にやるか!」
ドカッ! ガシャン! バゴォッ!
「またケンカが始まった……」
ゴンッ!
「イタッ!」
「「「あっ」」」
本が命中したので瑞貴は悲鳴を上げると、三人はデジャヴを感じて瑞貴に振り向いた。しかし瑞貴は静かに体を起こし、ブレスレットを薙刀に変形させると――。
「氷結界!!」
「「ぎゃあぁぁあああ!」」
「ハァ……」
「フンッ!」
容赦なくトリコとゼブラを凍らせた。結局行きと同じ現象になったので、小松は二人に呆れるのと同時にケンカが止まってホッとし溜息を吐いた。
……帰りまでの一ヶ月――なんだかんだでケンカするトリコとゼブラ。瑞貴は再びリフトハウスに守護結界を張るハメになったのは言うまでもない。
☆☆☆☆☆
帰宅して落ち着いた頃、ついに今日はメロウコーラ捕獲の宴の日。場所は当然ホテルグルメなので、私は舞獣姫の衣装を着て調理することになった。小松さん以外の従業員はこっちのほうが馴染みがあるからね。
「本当に来たぞー! ゼブラが来たー!」
「「「「「うわあっ/きゃー!」」」」」
「早くお客様を、安全な所へー!」
支配人のスミスさんが従業員に指示を出して、他のお客様も大慌てで逃げている。
「へっ、賑やかなこったな」
「お前のせいだろうが!」
いつもの服の上に黒のライダースのような上着を着たゼブラと、白スーツにオールバックしたトリコ。対象的な色だけど本人たちによく似合っている。
「ようこそ! お待ちしてました!」
「よう、小松! 舞獣姫!」
「約束通り、メロウコーラ捕獲を祝って精一杯の料理をご用意させていただきます!」
「……おい。チョーシ乗んなよ、小僧!」
「ええっ!?」
「おら、とっととやるぜパーティー。舞獣姫、会場はどこだぁ!」
「あっ、うん!」
小松さんを牽制したあとゼブラに呼ばれた私は彼の隣に行って案内する。
それにしても……思わず私はゼブラを見てしまう。これもまた一種のギャップなんだろうなぁ。どんな服を着ていても、自分を出せているってステキだと私は思うし。
「あ? なんださっきから。人をジロジロ見やがって」
「そういう格好も似合うなあって思って。ビシッとっした服でもゼブラのワイルドさが現れているから、カッコいいよ!」
「チッ。チョーシに乗ってんじゃねぇ!」
「はーい」