最大最強の狼! バトルウルフ、復活!
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「ぬおっ!? バトルフレグランスが大量に!」
「バトルフレグランスってなんですか?」
「戦いがやまねぇ島・バトルアイランドに咲くというバトルフラワーのエキス。その匂いは動物の中枢神経に作用して、興奮状態にする効果がある」
「猛獣使いのリンが管理の元使用する。まあコロシアムでは欠かせないモノだが、この量はマズいな……」
私も思わず顔をしかめると、さっきまでバトルウルフの登場で動かなかった猛獣たちが一気に襲いかかった。
〈ウオオォォオウ!!〉
「「!?」」
なんとバトルウルフはよけることもなく猛獣に噛まれていた。しかも振り解くことなく一歩一歩と歩いて脱出しようとしている。私だけじゃなくトリコも気づいたみたい。
「トリコ。バトルウルフが……」
「ああ。様子がおかしい……――っつ!」
原作を思い出した私とバトルウルフの様子でわかったトリコ。すぐにマンサム所長に顔を向けて尋ねる。
「あいつ、もしかして雌か!?」
「ん? ああ、雌だが……それが?」
マンサム所長の答えでハッキリしたので、私たちは顔を見合わせてすぐに行動に移した。
「お、大盤狂わせでみんな興奮してるんですかね……あれ? ト、トリコさん? 瑞貴さん?」
観客席からブーイングの嵐が出ているから、そっちに集中してマンサム所長も小松さんも私たちが姿を消したことに気づかなかった。そのほうが都合いいんだけどね。
ガウチの鋭い二本の牙がバトルウルフに突き刺さろうとしている。同時に私たちも構えた。
「2連釘パンチ!!」
「竜巻乱舞!!」
トリコと私の技でガウチは吹っ飛んだ。
「すまねぇ。ちょっとだけ大人しくしててくれ」
「手加減したから安心して」
「ト、トリコさんと瑞貴さんが闘技場に!?」
「フゥ~……。あのアホ二人……」
失敬な。緊急事態にマンサム所長が何もしないから私らが出るハメになったんでしょ!
「トリコだ!」
「あの美食屋トリコが乱入したぞ!」
「横にいる美少女は誰だ!?」
「今のスゴい技だったぞ!」
「つーか、なんでトリコと瑞貴がいるの!?」
首脳陣に混ざってティナさんまでもいる。よく入って来れたな。
「「「「「トリコ!! トリコ!!」」」」」
「久々だぜ……ここに立つのは!」
「ブーイングから一転……スゴい人気だね」
「お前もだよ。ほら、よく聞いてみろ」
「「「「「トリコ!! トリコ!!」」」」」
「「「「「美少女!! 美少女!!」」」」」
トリココールに混ざって美少女コールが出てた……。いや、褒められるのは嬉しいけど恥ずかしいし、それに……。
「私ちゃんと成人しているのに……」
「いいじゃねぇか。瑞貴が可愛いのは本当だからよ」
「っ!」
ふ、不意打ち食らったぞ今! こんな状況なのに顔赤くなった私まで不謹慎だ!
しかも賭け率を表示するモニターの最後に『トリコ』、続けて『美少女』って表示された。トリコより下なのは別にいい。だけど、こんな恥ずかしい表示をするな!
だけど今気にするのはそこじゃない。改めて私とトリコはバトルウルフの前に行って向き合う。
〈…………〉
「やあ、伝説の王者よ」
「初めまして」
そのとき、別のゲートからまだ登場していないデーモンデビル大蛇が、ゲート越しに私たちを狙っていた――。
「バトルフレグランスってなんですか?」
「戦いがやまねぇ島・バトルアイランドに咲くというバトルフラワーのエキス。その匂いは動物の中枢神経に作用して、興奮状態にする効果がある」
「猛獣使いのリンが管理の元使用する。まあコロシアムでは欠かせないモノだが、この量はマズいな……」
私も思わず顔をしかめると、さっきまでバトルウルフの登場で動かなかった猛獣たちが一気に襲いかかった。
〈ウオオォォオウ!!〉
「「!?」」
なんとバトルウルフはよけることもなく猛獣に噛まれていた。しかも振り解くことなく一歩一歩と歩いて脱出しようとしている。私だけじゃなくトリコも気づいたみたい。
「トリコ。バトルウルフが……」
「ああ。様子がおかしい……――っつ!」
原作を思い出した私とバトルウルフの様子でわかったトリコ。すぐにマンサム所長に顔を向けて尋ねる。
「あいつ、もしかして雌か!?」
「ん? ああ、雌だが……それが?」
マンサム所長の答えでハッキリしたので、私たちは顔を見合わせてすぐに行動に移した。
「お、大盤狂わせでみんな興奮してるんですかね……あれ? ト、トリコさん? 瑞貴さん?」
観客席からブーイングの嵐が出ているから、そっちに集中してマンサム所長も小松さんも私たちが姿を消したことに気づかなかった。そのほうが都合いいんだけどね。
ガウチの鋭い二本の牙がバトルウルフに突き刺さろうとしている。同時に私たちも構えた。
「2連釘パンチ!!」
「竜巻乱舞!!」
トリコと私の技でガウチは吹っ飛んだ。
「すまねぇ。ちょっとだけ大人しくしててくれ」
「手加減したから安心して」
「ト、トリコさんと瑞貴さんが闘技場に!?」
「フゥ~……。あのアホ二人……」
失敬な。緊急事態にマンサム所長が何もしないから私らが出るハメになったんでしょ!
「トリコだ!」
「あの美食屋トリコが乱入したぞ!」
「横にいる美少女は誰だ!?」
「今のスゴい技だったぞ!」
「つーか、なんでトリコと瑞貴がいるの!?」
首脳陣に混ざってティナさんまでもいる。よく入って来れたな。
「「「「「トリコ!! トリコ!!」」」」」
「久々だぜ……ここに立つのは!」
「ブーイングから一転……スゴい人気だね」
「お前もだよ。ほら、よく聞いてみろ」
「「「「「トリコ!! トリコ!!」」」」」
「「「「「美少女!! 美少女!!」」」」」
トリココールに混ざって美少女コールが出てた……。いや、褒められるのは嬉しいけど恥ずかしいし、それに……。
「私ちゃんと成人しているのに……」
「いいじゃねぇか。瑞貴が可愛いのは本当だからよ」
「っ!」
ふ、不意打ち食らったぞ今! こんな状況なのに顔赤くなった私まで不謹慎だ!
しかも賭け率を表示するモニターの最後に『トリコ』、続けて『美少女』って表示された。トリコより下なのは別にいい。だけど、こんな恥ずかしい表示をするな!
だけど今気にするのはそこじゃない。改めて私とトリコはバトルウルフの前に行って向き合う。
〈…………〉
「やあ、伝説の王者よ」
「初めまして」
そのとき、別のゲートからまだ登場していないデーモンデビル大蛇が、ゲート越しに私たちを狙っていた――。