明かされる真実! 小松の意志と謎の生物の正体!
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「それより小松さん、早くコーラを!」
「ああっ、はい!」
小松さんはリュックを降ろすと、中からゴム製の素材に加えてホース付きのリュックを取り出した。
「おっ、天然ゴムのリュックか!」
「はい! 液体用のグルメケースです。ポチッ」
スイッチを押した途端、リュックの中にコーラが吸い込まれて、あっという間に小松さんがホースを持てないほどの勢いになった。
「うわあっ! わあっ!」
「小松さん!」
「任せろ!」
トリコが代わりにホースを持ってくれたので、安定してメロウコーラを吸いこんでいく。
二人がメロウコーラを捕獲しているその間に、私とゼブラは先ほどの鳥人間の元へ行った。ゼブラは鳥人間の頭をつかむ。
「こいつも持って帰らねぇとな。焼いて食うか」
「いやゼブラ、これって焼いて食べれるモノなの? そもそも食材になるかどうかわかんないし……――どうした?」
私が訝しげに見ながら言ったら、さっきまで鳥人間を見ていたゼブラが私のほうをジッと見て黙っている。
「……やっぱいいな、それ」
「へっ? 何が?」
「なんでもねぇよ。これからもそうやって俺を呼べ、瑞貴。そうすりゃいつか、俺の特別な位置をやるよ」
「っ、うん!」
ゼブラも私の名前を呼んでくれた! いつも『小娘』って呼ばれてたから嬉しい! でも『ゼブラの特別な位置』ってなんだろう? 『仲間』ってこと? それとも『妹分』ってことかな?
「ホラよっ! こいつはお前のフルコースだろ!」
「お二人共、終わりましたよー!」
トリコと小松さんが全てのメロウコーラを集め終えたみたいだけど、なんかかなりの叫び声だったな。ゴム製のおかげで膨らんだ大きさはトリコの身長以上もある! もっと近くで見てみようっと!
「わあっ! 中の炭酸がシュワシュワして綺麗だね!」
「フンッ。……邪魔しやがって」
……瑞貴が離れたことでゼブラは少しふてくされたが、むしろトリコはそれが狙いで小松も同意していた。
「サラマンダースフィンクス、お前の涙はゼブラのフルコースに入ったぜ」
「おいしいコーラをありがとう。おかげで私も元気になったよ!」
〈ゴアアッ!〉
メロウコーラを吐き出せたおかげでスッキリしたのか、サラマンダースフィンクスは笑っていた。メロウコーラが入ったグルメリュックを背負うゼブラも、最高のコーラに出会えて嬉しそう。
「ありがとな。――お前のコーラが熟成したら、また来るぜ!」
〈ゴアア……ゴアアァァアアア!!〉
「怒ったー!」
「トリコが余計なこと言うからー!」
「逃げろー! ゼブラ、何歩いてんだー!」
最後にトリコが余計なひと言を言ったおかげで、私たちはサラマンダースフィンクスに踏み潰されないよう逃げるハメになった。そりゃメロウコーラを取り出す方法だとしても、サラマンダースフィンクスにとっては痛いしたまったモンじゃないからね!
☆☆☆☆☆
グルメピミラミッドを出てラクダがいないから歩きになったけども、なんとか村まで辿り着くことがでいた。
「ゼブラ様!」
「ゼブラ様ー!」
レンタルラクダのおばさんや、ゼブラがヤマタノサソリから助けた女の子を筆頭に、村の人たちが駆け付けて出迎えてくれた。さすがゼブラ効果。
「お前ら鬱陶しいんだ! このっ!」
「出立前の事件のおかげで、ますますこの村でゼブラの人気が上がったみたいだね」
「はい!」
〈ブルルル……〉
私と小松さんが村人たちに囲まれるゼブラを見ていたら、横から貯水ラクダが二頭やってきた。手綱も付いているし、この貯水ラクダたちは見覚えがある。
「あっ、私たちが乗ってきたラクダたち!」
「君たち、帰って来てたんだね!」
「よくまあご無事で! まさかグルメピラミッドから帰って来るとは!」
「「ええ!」」
帰りの砂漠も暑さがハンパなかったし、環境適応人間の私やこの適応したトリコとゼブラはともかく、普通の人間である小松さんは大変だった。でも、ゼブラがコーラで冷たい炭酸の鎧を小松さんに纏わせてくれたから、ここまで来れたのだ。
「ただ越えて来ただけじゃねぇぞ。グルメ砂漠に寄って天然米と黒砂糖を採ってきたぜ!」
私たちが持って来た袋の中には、グルメ砂漠にしかない天然米と黒砂糖。ここから離れているから、この村にとっては充分貴重な食材となるだろう。
「ラクダを貸してくれた礼だ。みんなで食おうぜ! 伝説のコーラ・メロウコーラと一緒にな!」
「「「「「わああっ!」」」」」
「なんでコーラを飲むって話になんだよ! チョーシに乗ってんじゃねぇぞ、トリコ!」
「たくさんあんだからいいだろ!」
喜び合う村人たちとは別に、言い合うゼブラとトリコ。正反対な様子に私と小松さん顔を見合わせて苦笑した。
「ああっ、はい!」
小松さんはリュックを降ろすと、中からゴム製の素材に加えてホース付きのリュックを取り出した。
「おっ、天然ゴムのリュックか!」
「はい! 液体用のグルメケースです。ポチッ」
スイッチを押した途端、リュックの中にコーラが吸い込まれて、あっという間に小松さんがホースを持てないほどの勢いになった。
「うわあっ! わあっ!」
「小松さん!」
「任せろ!」
トリコが代わりにホースを持ってくれたので、安定してメロウコーラを吸いこんでいく。
二人がメロウコーラを捕獲しているその間に、私とゼブラは先ほどの鳥人間の元へ行った。ゼブラは鳥人間の頭をつかむ。
「こいつも持って帰らねぇとな。焼いて食うか」
「いやゼブラ、これって焼いて食べれるモノなの? そもそも食材になるかどうかわかんないし……――どうした?」
私が訝しげに見ながら言ったら、さっきまで鳥人間を見ていたゼブラが私のほうをジッと見て黙っている。
「……やっぱいいな、それ」
「へっ? 何が?」
「なんでもねぇよ。これからもそうやって俺を呼べ、瑞貴。そうすりゃいつか、俺の特別な位置をやるよ」
「っ、うん!」
ゼブラも私の名前を呼んでくれた! いつも『小娘』って呼ばれてたから嬉しい! でも『ゼブラの特別な位置』ってなんだろう? 『仲間』ってこと? それとも『妹分』ってことかな?
「ホラよっ! こいつはお前のフルコースだろ!」
「お二人共、終わりましたよー!」
トリコと小松さんが全てのメロウコーラを集め終えたみたいだけど、なんかかなりの叫び声だったな。ゴム製のおかげで膨らんだ大きさはトリコの身長以上もある! もっと近くで見てみようっと!
「わあっ! 中の炭酸がシュワシュワして綺麗だね!」
「フンッ。……邪魔しやがって」
……瑞貴が離れたことでゼブラは少しふてくされたが、むしろトリコはそれが狙いで小松も同意していた。
「サラマンダースフィンクス、お前の涙はゼブラのフルコースに入ったぜ」
「おいしいコーラをありがとう。おかげで私も元気になったよ!」
〈ゴアアッ!〉
メロウコーラを吐き出せたおかげでスッキリしたのか、サラマンダースフィンクスは笑っていた。メロウコーラが入ったグルメリュックを背負うゼブラも、最高のコーラに出会えて嬉しそう。
「ありがとな。――お前のコーラが熟成したら、また来るぜ!」
〈ゴアア……ゴアアァァアアア!!〉
「怒ったー!」
「トリコが余計なこと言うからー!」
「逃げろー! ゼブラ、何歩いてんだー!」
最後にトリコが余計なひと言を言ったおかげで、私たちはサラマンダースフィンクスに踏み潰されないよう逃げるハメになった。そりゃメロウコーラを取り出す方法だとしても、サラマンダースフィンクスにとっては痛いしたまったモンじゃないからね!
☆☆☆☆☆
グルメピミラミッドを出てラクダがいないから歩きになったけども、なんとか村まで辿り着くことがでいた。
「ゼブラ様!」
「ゼブラ様ー!」
レンタルラクダのおばさんや、ゼブラがヤマタノサソリから助けた女の子を筆頭に、村の人たちが駆け付けて出迎えてくれた。さすがゼブラ効果。
「お前ら鬱陶しいんだ! このっ!」
「出立前の事件のおかげで、ますますこの村でゼブラの人気が上がったみたいだね」
「はい!」
〈ブルルル……〉
私と小松さんが村人たちに囲まれるゼブラを見ていたら、横から貯水ラクダが二頭やってきた。手綱も付いているし、この貯水ラクダたちは見覚えがある。
「あっ、私たちが乗ってきたラクダたち!」
「君たち、帰って来てたんだね!」
「よくまあご無事で! まさかグルメピラミッドから帰って来るとは!」
「「ええ!」」
帰りの砂漠も暑さがハンパなかったし、環境適応人間の私やこの適応したトリコとゼブラはともかく、普通の人間である小松さんは大変だった。でも、ゼブラがコーラで冷たい炭酸の鎧を小松さんに纏わせてくれたから、ここまで来れたのだ。
「ただ越えて来ただけじゃねぇぞ。グルメ砂漠に寄って天然米と黒砂糖を採ってきたぜ!」
私たちが持って来た袋の中には、グルメ砂漠にしかない天然米と黒砂糖。ここから離れているから、この村にとっては充分貴重な食材となるだろう。
「ラクダを貸してくれた礼だ。みんなで食おうぜ! 伝説のコーラ・メロウコーラと一緒にな!」
「「「「「わああっ!」」」」」
「なんでコーラを飲むって話になんだよ! チョーシに乗ってんじゃねぇぞ、トリコ!」
「たくさんあんだからいいだろ!」
喜び合う村人たちとは別に、言い合うゼブラとトリコ。正反対な様子に私と小松さん顔を見合わせて苦笑した。