明かされる真実! 小松の意志と謎の生物の正体!
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「トリコだって全部そろってねぇんだろ!? どうせしょうもねぇ食材をフルコースに入れてんだろ!」
「しょうもないとはなんだ、おい!」
「なんだ、コラァ!?」
「ンだよ、ホントに食ったらうまくて感動すんだからな!」
「ぜってぇしねぇよ!」
「ぜってーするっつーの!」
「……小松さん、それだけじゃないでしょ?」
「ああ、はい!」
ほっといたら延々と続きそうだし、私は小松さんに続きを話すようお願いした。
「あ、あの、とにかくですね……」
「「ああ?」」
「ゼブラさんとコンビになるかどうかは、お二人のフルコースが完成してからじゃないと」
「小僧…ふざけたことを!」
「そうだぜ! 俺に黙ってそんな約束するなんて!」
「すみません……でも、わかってください。僕がその条件を迷いなく自信を持って言えたのは、トリコさんを信じているからです! トリコさんのフルコースは、誰にも負けないモノになるって!」
「小松……!」
どうして小松さんがゼブラの条件を呑んだのか、その理由をトリコは彼の口から聞いてやっと理解した。二人の間にはコンビとしての絆が確かにあると、ゼブラと共に見ている私もわかる。
「小松さんがああ言った以上、トリコは確実に最高のフルコースを用意しますよ? ゼブラさん」
「ハンッ! 大そうな信頼だな。わーったよ、今回は勘弁してやる」
「えっ?」
「だが、すぐにお前らが仰天するフルコースをそろえてやるぜ! 小娘、てめぇも驚くだろうよ!」
「フフッ。楽しみにしてます!」
「ゼブラさん!」
「コーラもゲットしたし、早く戻って宴にしようぜ! 宴の料理……てめぇらが責任持ってこしらえろよ!」
「「はい! 精一杯作らせていただきます!」」
ちゃんといろいろメニューを考えてるもんね。指名された以上、最高のモノを作らなきゃ!
「そういえば小娘、約束は覚えてんだろうな」
「ああ、はい」
「ハアッ!? 瑞貴にまで条件を出してんのか!? まさか、『俺の女になれ』とか言うつもりじゃねぇだろうな!」
ベシッ!
「アホッ! 全然違う!」
本当にアホなことを言ったトリコの頭を私は引っ叩き、次いでゼブラを見上げる。
「でも、ホントにそれでいいんですか?」
「前にも言ったろ。それでいいんだよ」
☆☆☆☆☆
小松さんにコンビの条件を言ったあと、ゼブラは私のほうへ振り向いた。
『小娘。次はてめぇの条件だ』
『は、はい』
なんの条件を言われるんだろう……? 小松さんのことがあるし、私はドキドキしていた。
『俺の名を呼べ』
『……はい?』
一瞬何を言っているのかわからなかった。だって、私は常に呼んでるよ?
『あの、どういう意味ですか? もしかしてゼブラさんには本当の名前があるとか、そういうのですか?』
『ちげぇよ。トリコのように呼び捨てにしろってんだ。敬語も使うんじゃねぇ』
『いやいや、そんなの私が小松さんと一緒に出した条件に入りませんよ。構わなかったらすぐにできますし――』
『俺が出した条件なんだ。コーラ捕獲まで待ってろ』
『ハイ……』
『『?』』
ゼブラの意図がどういう意味かわからなくて、私は思わず小松さんと顔を見合わせてしまった。
☆☆☆☆☆
彼のことを口で『ゼブラさん』と呼ぶのに慣れていたから、改めると少し緊張するな。でも条件なんだし、言わなくちゃ!
「えっと……――ゼブラ!」
「フンッ。ああ、それでいい」
「わみゃ!」
ゼブラは私の頭をガシガシと力強く、それでいてどこかやさしく撫でた。だけどやっぱり強いから髪がボサボサになってしまう。
「トリコさん……僕、嫌な予感がします」
「奇遇だな……俺もだ、小松」
……いくら瑞貴が女性でも、ハニープリズンの所長・ラブとは違った扱いだ。それを見た小松とトリコは心底嫌な予感がしていた。
「しょうもないとはなんだ、おい!」
「なんだ、コラァ!?」
「ンだよ、ホントに食ったらうまくて感動すんだからな!」
「ぜってぇしねぇよ!」
「ぜってーするっつーの!」
「……小松さん、それだけじゃないでしょ?」
「ああ、はい!」
ほっといたら延々と続きそうだし、私は小松さんに続きを話すようお願いした。
「あ、あの、とにかくですね……」
「「ああ?」」
「ゼブラさんとコンビになるかどうかは、お二人のフルコースが完成してからじゃないと」
「小僧…ふざけたことを!」
「そうだぜ! 俺に黙ってそんな約束するなんて!」
「すみません……でも、わかってください。僕がその条件を迷いなく自信を持って言えたのは、トリコさんを信じているからです! トリコさんのフルコースは、誰にも負けないモノになるって!」
「小松……!」
どうして小松さんがゼブラの条件を呑んだのか、その理由をトリコは彼の口から聞いてやっと理解した。二人の間にはコンビとしての絆が確かにあると、ゼブラと共に見ている私もわかる。
「小松さんがああ言った以上、トリコは確実に最高のフルコースを用意しますよ? ゼブラさん」
「ハンッ! 大そうな信頼だな。わーったよ、今回は勘弁してやる」
「えっ?」
「だが、すぐにお前らが仰天するフルコースをそろえてやるぜ! 小娘、てめぇも驚くだろうよ!」
「フフッ。楽しみにしてます!」
「ゼブラさん!」
「コーラもゲットしたし、早く戻って宴にしようぜ! 宴の料理……てめぇらが責任持ってこしらえろよ!」
「「はい! 精一杯作らせていただきます!」」
ちゃんといろいろメニューを考えてるもんね。指名された以上、最高のモノを作らなきゃ!
「そういえば小娘、約束は覚えてんだろうな」
「ああ、はい」
「ハアッ!? 瑞貴にまで条件を出してんのか!? まさか、『俺の女になれ』とか言うつもりじゃねぇだろうな!」
ベシッ!
「アホッ! 全然違う!」
本当にアホなことを言ったトリコの頭を私は引っ叩き、次いでゼブラを見上げる。
「でも、ホントにそれでいいんですか?」
「前にも言ったろ。それでいいんだよ」
☆☆☆☆☆
小松さんにコンビの条件を言ったあと、ゼブラは私のほうへ振り向いた。
『小娘。次はてめぇの条件だ』
『は、はい』
なんの条件を言われるんだろう……? 小松さんのことがあるし、私はドキドキしていた。
『俺の名を呼べ』
『……はい?』
一瞬何を言っているのかわからなかった。だって、私は常に呼んでるよ?
『あの、どういう意味ですか? もしかしてゼブラさんには本当の名前があるとか、そういうのですか?』
『ちげぇよ。トリコのように呼び捨てにしろってんだ。敬語も使うんじゃねぇ』
『いやいや、そんなの私が小松さんと一緒に出した条件に入りませんよ。構わなかったらすぐにできますし――』
『俺が出した条件なんだ。コーラ捕獲まで待ってろ』
『ハイ……』
『『?』』
ゼブラの意図がどういう意味かわからなくて、私は思わず小松さんと顔を見合わせてしまった。
☆☆☆☆☆
彼のことを口で『ゼブラさん』と呼ぶのに慣れていたから、改めると少し緊張するな。でも条件なんだし、言わなくちゃ!
「えっと……――ゼブラ!」
「フンッ。ああ、それでいい」
「わみゃ!」
ゼブラは私の頭をガシガシと力強く、それでいてどこかやさしく撫でた。だけどやっぱり強いから髪がボサボサになってしまう。
「トリコさん……僕、嫌な予感がします」
「奇遇だな……俺もだ、小松」
……いくら瑞貴が女性でも、ハニープリズンの所長・ラブとは違った扱いだ。それを見た小松とトリコは心底嫌な予感がしていた。