明かされる真実! 小松の意志と謎の生物の正体!
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……グルメピラミッドで伝説のコーラ・メロウコーラを狙うトリコたちは、瑞貴と小松の指示でサラマンダースフィンクスからコーラを出すことに成功するが、謎の生物にコーラを奪われてしまった。
圧倒的な強さのその生物を前に、ゼブラは怒りのエネルギーで、トリコは自食作用(オートファジー)で立ち向かう。トリコとゼブラの合体技が炸裂――謎の生物を倒し、無事本当のメロウコーラを手に入れた。
するとゼブラはメロウコーラを自分のフルコースに入れると告げ、さらに小松にコンビになることを要求した!
☆☆☆☆☆
サラマンダースフィンクスが泣き続けてメロウコーラを出しているけど、今の私たちはメロウコーラのことではなく、小松さんとゼブラがコンビを組むかどうかが重要だった。
そのときの会話に参加していた私はともかく、なんのことかわからないトリコは目を逸らしている小松さんに問いかける。
「コンビってどういうことだ?」
「ここに来る前に、ゼブラさんにメロウコーラの捕獲を助けてもらうのを条件に……」
小松さんと一緒に、私もそのときのことを思い返した。
☆☆☆☆☆
――村で私たちは条件の出し合いっこをしていたとき、ゼブラから最後の条件が下された。
『俺からの最後の条件だ。まずは小僧、メロウコーラをゲットした暁には――俺とコンビになれ』
『なっ!』
『ええっ!?』
最後の条件がまさかのコンビ結成だ。小松さんにはトリコというパートナーがいるにも関わらず、ゼブラは本気でそう言った。……冗談を言うキャラじゃないしね。
『そ、それは――!』
『お前はトリコなんかより、俺に適応している。間違いねぇ……最強のコンビになれるぜ? へへっ』
あのときはトリコとコンビを組んで早々、いきなりの解散かと思ったな……。でも、小松さんは負けていなかった。
『それなら僕からも条件があります!』
『ああ?』
『ゼブラさんの……――人生のフルコースを教えてください!』
『あ!?』
『コンビになるかどうかは、フルコースの食材を見てから決めさせてください!』
『フルコース……』
顎に手を当てたゼブラが、次に発した言葉は――。
『そんなモン、ねぇぞ俺』
…………。
『な――い――っ!?』
『ああ。考えたこともねぇ』
『てっきり美食屋は、自分なりのフルコースをそろえているものかと……』
『小松さん、ちなみに私もフルコース作ってないよ』
『あっ! そういえばそうでしたね!』
『他の奴と一緒にすんじゃねぇよ。ただ「うまいモンを探して食う」……それ以外に興味はねぇ。美食屋はそれで充分だろう』
こんな所でゼブラと共通点があると思っていなかったなぁ。私はみんなで楽しく食べることができたら、それこそ人生のフルコースと同等の価値があると思うからね。
『トリコさんは……』
『あ?』
『トリコさんのフルコースは、まだ全部そろっていませんけど、きっと…きっと魅力的なモノになると思います! 僕はその食材を僕なりに調理してみたい……そう思ったからトリコさんとコンビを組んだんです。ゼブラさんとコンビになるかどうかは、ゼブラさんのフルコースを見なければ決められません!』
『トリコのフルコースと勝負しろってのか』
『はい。それまで僕は、僕は――トリコさんとコンビです!』
『小松さん……!』
真っ直ぐと意志の強い瞳を向ける小松さんに私は目を見開いた。私と同じように彼の強さに胸を撃たれたのか、ゼブラはフッと笑う。
『いいだろう。そろえてやるよ……――最高のフルコースを!』
そのあと響き渡ったゼブラの笑い声。楽しそうにかつ面白そうな笑い声は忘れられないかもしれない。
☆☆☆☆☆
「というわけで……」
「ちょっと待てお前ら! 何勝手に決めてんだよ! 瑞貴もなんで止めなかったんだ!」
「だってメロウコーラを確実に捕獲して無事に帰還するには、それしか方法がなかったよ……」
むしろあの場で私が止めたらゼブラがヘソ曲げてしまう可能性だってある。実際彼のおかげでグルメピミラッドは攻略して私も無事でいるんだし。
「で、どうなんだ? 俺のフルコース・メロウコーラは気に入ったか?」
「あ、いや……ドリンクだけで判断は……」
「なんだとぉ!?」
「す、すみません……」
そりゃそうだよね。ドリンクをメインで調理できるのは限られているし、見定めるにはまだまだだ。
圧倒的な強さのその生物を前に、ゼブラは怒りのエネルギーで、トリコは自食作用(オートファジー)で立ち向かう。トリコとゼブラの合体技が炸裂――謎の生物を倒し、無事本当のメロウコーラを手に入れた。
するとゼブラはメロウコーラを自分のフルコースに入れると告げ、さらに小松にコンビになることを要求した!
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サラマンダースフィンクスが泣き続けてメロウコーラを出しているけど、今の私たちはメロウコーラのことではなく、小松さんとゼブラがコンビを組むかどうかが重要だった。
そのときの会話に参加していた私はともかく、なんのことかわからないトリコは目を逸らしている小松さんに問いかける。
「コンビってどういうことだ?」
「ここに来る前に、ゼブラさんにメロウコーラの捕獲を助けてもらうのを条件に……」
小松さんと一緒に、私もそのときのことを思い返した。
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――村で私たちは条件の出し合いっこをしていたとき、ゼブラから最後の条件が下された。
『俺からの最後の条件だ。まずは小僧、メロウコーラをゲットした暁には――俺とコンビになれ』
『なっ!』
『ええっ!?』
最後の条件がまさかのコンビ結成だ。小松さんにはトリコというパートナーがいるにも関わらず、ゼブラは本気でそう言った。……冗談を言うキャラじゃないしね。
『そ、それは――!』
『お前はトリコなんかより、俺に適応している。間違いねぇ……最強のコンビになれるぜ? へへっ』
あのときはトリコとコンビを組んで早々、いきなりの解散かと思ったな……。でも、小松さんは負けていなかった。
『それなら僕からも条件があります!』
『ああ?』
『ゼブラさんの……――人生のフルコースを教えてください!』
『あ!?』
『コンビになるかどうかは、フルコースの食材を見てから決めさせてください!』
『フルコース……』
顎に手を当てたゼブラが、次に発した言葉は――。
『そんなモン、ねぇぞ俺』
…………。
『な――い――っ!?』
『ああ。考えたこともねぇ』
『てっきり美食屋は、自分なりのフルコースをそろえているものかと……』
『小松さん、ちなみに私もフルコース作ってないよ』
『あっ! そういえばそうでしたね!』
『他の奴と一緒にすんじゃねぇよ。ただ「うまいモンを探して食う」……それ以外に興味はねぇ。美食屋はそれで充分だろう』
こんな所でゼブラと共通点があると思っていなかったなぁ。私はみんなで楽しく食べることができたら、それこそ人生のフルコースと同等の価値があると思うからね。
『トリコさんは……』
『あ?』
『トリコさんのフルコースは、まだ全部そろっていませんけど、きっと…きっと魅力的なモノになると思います! 僕はその食材を僕なりに調理してみたい……そう思ったからトリコさんとコンビを組んだんです。ゼブラさんとコンビになるかどうかは、ゼブラさんのフルコースを見なければ決められません!』
『トリコのフルコースと勝負しろってのか』
『はい。それまで僕は、僕は――トリコさんとコンビです!』
『小松さん……!』
真っ直ぐと意志の強い瞳を向ける小松さんに私は目を見開いた。私と同じように彼の強さに胸を撃たれたのか、ゼブラはフッと笑う。
『いいだろう。そろえてやるよ……――最高のフルコースを!』
そのあと響き渡ったゼブラの笑い声。楽しそうにかつ面白そうな笑い声は忘れられないかもしれない。
☆☆☆☆☆
「というわけで……」
「ちょっと待てお前ら! 何勝手に決めてんだよ! 瑞貴もなんで止めなかったんだ!」
「だってメロウコーラを確実に捕獲して無事に帰還するには、それしか方法がなかったよ……」
むしろあの場で私が止めたらゼブラがヘソ曲げてしまう可能性だってある。実際彼のおかげでグルメピミラッドは攻略して私も無事でいるんだし。
「で、どうなんだ? 俺のフルコース・メロウコーラは気に入ったか?」
「あ、いや……ドリンクだけで判断は……」
「なんだとぉ!?」
「す、すみません……」
そりゃそうだよね。ドリンクをメインで調理できるのは限られているし、見定めるにはまだまだだ。