最大最強の狼! バトルウルフ、復活!
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次々現れる猛獣たちに観客は盛り上がり、一度にこんなにたくさん見たことで私も小松さんも驚いた。
「「ス、スゴい!」」
「驚くのはまだ早い。今日の主役は第五、第六の――伝説の猛獣たちだ!」
《お待たせいたしました! 第五ゲートからは古代が生んだ最大最強の狼・バトルウルフ!!》
「スゲェ……! あの伝説『デスゴールの悲劇』のバトルウルフか!」
「バトル…ウルフ?」
今まで興味を示さなかったトリコが立ち上がり、小松さんはキョトンとした。
……バトルウルフの伝説、デスゴールの悲劇――太古の昔、この世に悪魔が誕生した。全長50メートル、体重千トンの超巨大草食獣・デスゴール。群を成し、緑を食い尽くしては大地を枯らす悪魔。奴らが通ったあとは死の世界。まさにデスゴールの一歩は生物絶滅へのカウントダウン。
大陸一つを食い尽くし、この世で最大の大陸・緑の楽園を目指して進んだ。だが楽園の草一本たりとも口にすることはできなかった。悪魔たちはその楽園を縄張りとする、ただ一匹の生物に絶滅させられたのだ――バトルウルフに。
《第五ゲートより伝説が闊歩する! 最大最強の狼……古代が生んだ最強の王者・バトルウルフの登場だ!!》
〈ウオオォォオウ!!〉
「伝説の狼・バトルウルフ…なんて存在感だ……!」
「カ、カッコいいし綺麗……!」
「伝説の狼……?」
「ああ。鳥肌が治まらねぇぜ!」
銀にも近い白い毛並みで通常の狼より何倍も大きい。トリコですらバトルウルフの誕生に興奮している。
「デスゴールが絶滅した場所からわずかだが、バトルウルフの細胞が見つかった。奴はその細胞で復元したクローン。体長18メートル、体重11トン。生態はまだ謎だが、恐らくバトルウルフ最大級のサイズ」
「まっ、なんにしても伝説の王者の血を引いていることは確かだ。見ろ、他の奴らを」
「おおっ。みんなビビって動けないね」
登場時の威勢はどこへいったのやら、全員バトルウルフを前に恐れてる。賭け率の表示をするモニターもバトルウルフが一位だ。
「一番人気はバトルウルフ。二番人気は伝説の魔獣・デーモンデビル大蛇か」
「なっ!? そ、それって!」
「洞窟で小松を襲ったのと同じ種だ」
「アワワワ……」
「すっかりトラウマ化してるね……」
まあ、そいつのおかげ(というかトリコのクラッカーのせい)で一度死んだからムリないか。
ピンポンピンポン――……。
「ん?」
モニターが赤く点滅するとマンサム所長がスイッチを押す。通信のお知らせかな?
「おおっ、リンか。ちょうどよかった。デーモンデビル大蛇はどうした?」
《それどころじゃねーし、ハゲ!》
「何っ!? ハンサム?」
《ハンサム言ってねーし! つーか、バトフレマシン壊れちゃったし! このままじゃ猛獣、超MAXテンションで暴れまくっちゃうし~!》
この声はIGO専属猛獣使いのリンさんだ! ヒロインでカッコ可愛いし大好きなんだよね!
「何ぃ? お前猛獣使いだろ。なんとかならんのか!?」
《今やってるけど止まんないし! つーか人使い荒いぞ、ハゲ!》
「何? ハンサム?」
《言ってねーし……》
リンんも大変だな……緊急事態だってのに呑気なんだから。
「トリコ、ちとマズいことに……」
「聞こえたよ」
《ト、トリコ――ッ!? そこにいるわけ!? どーしよ~! いや~! 嬉しさMAX~!》
おいおい。いくらトリコ大好きだからって緊急事態を告げた本人も呑気だな……。
プシュ――……。
すると闘技場からピンクの煙が放たれて充満し始めた。
「「ス、スゴい!」」
「驚くのはまだ早い。今日の主役は第五、第六の――伝説の猛獣たちだ!」
《お待たせいたしました! 第五ゲートからは古代が生んだ最大最強の狼・バトルウルフ!!》
「スゲェ……! あの伝説『デスゴールの悲劇』のバトルウルフか!」
「バトル…ウルフ?」
今まで興味を示さなかったトリコが立ち上がり、小松さんはキョトンとした。
……バトルウルフの伝説、デスゴールの悲劇――太古の昔、この世に悪魔が誕生した。全長50メートル、体重千トンの超巨大草食獣・デスゴール。群を成し、緑を食い尽くしては大地を枯らす悪魔。奴らが通ったあとは死の世界。まさにデスゴールの一歩は生物絶滅へのカウントダウン。
大陸一つを食い尽くし、この世で最大の大陸・緑の楽園を目指して進んだ。だが楽園の草一本たりとも口にすることはできなかった。悪魔たちはその楽園を縄張りとする、ただ一匹の生物に絶滅させられたのだ――バトルウルフに。
《第五ゲートより伝説が闊歩する! 最大最強の狼……古代が生んだ最強の王者・バトルウルフの登場だ!!》
〈ウオオォォオウ!!〉
「伝説の狼・バトルウルフ…なんて存在感だ……!」
「カ、カッコいいし綺麗……!」
「伝説の狼……?」
「ああ。鳥肌が治まらねぇぜ!」
銀にも近い白い毛並みで通常の狼より何倍も大きい。トリコですらバトルウルフの誕生に興奮している。
「デスゴールが絶滅した場所からわずかだが、バトルウルフの細胞が見つかった。奴はその細胞で復元したクローン。体長18メートル、体重11トン。生態はまだ謎だが、恐らくバトルウルフ最大級のサイズ」
「まっ、なんにしても伝説の王者の血を引いていることは確かだ。見ろ、他の奴らを」
「おおっ。みんなビビって動けないね」
登場時の威勢はどこへいったのやら、全員バトルウルフを前に恐れてる。賭け率の表示をするモニターもバトルウルフが一位だ。
「一番人気はバトルウルフ。二番人気は伝説の魔獣・デーモンデビル大蛇か」
「なっ!? そ、それって!」
「洞窟で小松を襲ったのと同じ種だ」
「アワワワ……」
「すっかりトラウマ化してるね……」
まあ、そいつのおかげ(というかトリコのクラッカーのせい)で一度死んだからムリないか。
ピンポンピンポン――……。
「ん?」
モニターが赤く点滅するとマンサム所長がスイッチを押す。通信のお知らせかな?
「おおっ、リンか。ちょうどよかった。デーモンデビル大蛇はどうした?」
《それどころじゃねーし、ハゲ!》
「何っ!? ハンサム?」
《ハンサム言ってねーし! つーか、バトフレマシン壊れちゃったし! このままじゃ猛獣、超MAXテンションで暴れまくっちゃうし~!》
この声はIGO専属猛獣使いのリンさんだ! ヒロインでカッコ可愛いし大好きなんだよね!
「何ぃ? お前猛獣使いだろ。なんとかならんのか!?」
《今やってるけど止まんないし! つーか人使い荒いぞ、ハゲ!》
「何? ハンサム?」
《言ってねーし……》
リンんも大変だな……緊急事態だってのに呑気なんだから。
「トリコ、ちとマズいことに……」
「聞こえたよ」
《ト、トリコ――ッ!? そこにいるわけ!? どーしよ~! いや~! 嬉しさMAX~!》
おいおい。いくらトリコ大好きだからって緊急事態を告げた本人も呑気だな……。
プシュ――……。
すると闘技場からピンクの煙が放たれて充満し始めた。