連携調理! ##NAME1##と小松が操るトリコとゼブラ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
小松に『まず』と前触れをしたので、瑞貴にも当然条件がある。最初の『料理を作る』という条件が出た時点で、二人は自身がゼブラの報酬になっていた。
その報酬の一人、瑞貴が鳥人間の攻撃を受けて地に伏せている。
「小娘……お前は今回の俺の報酬だ……。俺の報酬を……こんな目に遭わせ…その上メロウコーラを奪った奴は……どこのどいつだ――っ!?」
立ち上がったゼブラは怒り狂っているので一気にカロリーが満タンになった。しかも全身にはグルメ細胞のオーラを放っている。
「俺を怒らせやがって……おかげでエネルギーがフル生産されたぜ! チョーシに乗ってる奴がいるなぁ!!」
そしてトリコは、いつかのように意識の中でグルメ細胞の悪魔である赤鬼と対面している。……むしろこれを待っていたのだ。
『ああ…いいぜ……』
赤鬼に自身を食わせることで、トリコのエネルギーもまた満タンになって立ち上がった。グルメ細胞のオーラを出すトリコを、ゼブラは横目で見る。
「自食作用(オートファジー)か」
「ああ……。カロリーを消費し尽くした体が、自分で自分の細胞を食ったんだ。エネルギーは完全に回復したぜ! ――ただし、タイムリミットは5分……最高にうまいモン口にしねぇとな!」
「トリコさん……。ゼブラさん……」
宝石の肉(ジュエルミート)のときのように、この戦いが更なる激しさを増すことを小松は予期していた。そして自分ができることは、瑞貴を守ることだ。
小松は瑞貴の体を動かして瓦礫にもたれかかるように座らせると、自身は盾になるように瑞貴の前に出た。
「もう瑞貴さんには指一本も触れさせはしません! だからお二人共、思いっきりやっちゃってください!」
自分たちだけじゃなく瑞貴と比べても腕っ節が劣る小松だが、その姿はとても頼もしく見えた。
「「当たり前だ」」
二ッと笑ったトリコとゼブラは一歩一歩と、鳥人間へと歩を進めていた。
「下がってろ、ゼブラ。ここは俺がやる!」
「バカ言え! こいつをやるのは、この……俺だ――っ!! メテオノイズ!!」
ゼブラは口からサラマンダースフィンクスのときとは比べ物にならない音のパワーを、鳥人間の前に出した。
「17連……!!」
そしてトリコもまた拳を握り締め、さらに連打できるようになった釘パンチを撃ちに行く――!