連携調理! ##NAME1##と小松が操るトリコとゼブラ!
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……ゼブラは村でのことを思い出した。トリコがラクダを借りに行っている間にあったことである。
『そういや、報酬を決めてなかったな』
『『えっ?』』
『小僧、小娘……。今回の俺の報酬はお前たちの料理だ』
『えっ? 僕らの料理ですか?』
『なんでまた?』
『お前たちは俺が望むときに望むモノを、どんなときだろうが必ず拵えろ。それが依頼を受ける条件だ。もちろん金は払うぜぇ?』
小松と瑞貴は料理を作るぐらいお安い御用だが、まさかゼブラがそんな頼みをして来るとは思わなくて少し拍子抜けしてしまう。
『わかりました……それぐらいなら』
『トリコの修業食材であるメロウコーラ捕獲のためです』
『フンッ』
『でも……』
『ああ?』
瑞貴と小松は顔を見合わせると頷いた。
『僕たちからも条件があります!』
『なんでお前らが条件出すんだよ!?』
『ちゃんと私たちはゼブラさんが望む時に望むモノを、今回のお祝い以外でも作ります。その代わりです!』
日時や今回だけという指定がない以上この先もあり得る。永遠に近い条件の代わりに、瑞貴と小松も同じ日程の条件を出す。
『ゼブラさんは……』
『ああ?』
『もうこれ以上、無意味に生き物を殺さないでください!』
『なんだとコラ!? 性懲りもなく!』
『食べるためじゃなく、ただムカついたからとか、ケンカだけの目的で生き物を殺さないでほしいんです!』
『それが僕らの条件です!』
そうじゃなければゼブラはまた刑務所に逆戻りということもあるのだ。いくら危険生物でも自然の摂理を壊したり、もうゼブラを逮捕されるわけにはいかない。