衝撃対決! サラマンダースフィンクス!
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「レッグナイフ!!」
トリコの放ったレッグナイフをサラマンダースフィンクスは軽々よける。これはサラマンダースフィンクスが速いだけでなく、レッグナイフの威力はあってもスピードが足りないのだ。
「当たらねぇなら、音速じゃなきゃな! ふんっ!」
〈ゴアアアッ!!〉
「一刀・ボイスカッター!!」
まるで蛇のように曲線になりながら向かうゼブラのボイスカッター。しかしその技はサラマンダースフィンクスのタテガミの一部を落とすだけだった。
サラマンダースフィンクスが再び伸ばした舌で床の一部を壊すと、ゼブラはその衝撃で吹き飛ばされた。
「ゼブラ!」
ゼブラのそばに駆け付けようとするトリコよりも前に、サラマンダースフィンクスが腕を振った。
「フォークシールド!!」
なんとか間に合ったトリコはフォークシールドを張るが、攻撃を防ぐだけがやっとだ。しかも衝撃で起こった爆風だけは防ぐことはできず、小松さんと私の前に二人は下がってしまった。
「トリコさん!」
「ゼブラさん!」
「強ぇ……! さすが、グルメピラミッドの主だけのことはあるな!」
「チョーシに乗りやがって……!」
〈ゴアアァァアアア!!〉
四天王の二人がそろっているのに苦戦している。肩で息をする二人と違ってサラマンダースフィンクスはピンピンしているので、力の差は歴然だ。
「野郎ぉ……ほとんど効いちゃいねぇ! これじゃあ血も採れねぇじゃねぇか!」
「「――涙です!」」
「「ん/あ?」」
私たちの声が聞こえてトリコとゼブラはこちらを振り向いてくれた。今あるこの距離だからこそ、ちゃんと伝えなくちゃ!
「血じゃなくて、あの猛獣の涙が……メロウコーラなんだよ!」
「何?」
「涙?」
「何故それがわかる、小娘?」
「この本に書いてあるんです!」
「本だぁ?」
「はい! 取り出し方まで!」
小松さんが差し出した本に、ゼブラもトリコもこちらに近づいて注目している。私たちはこの本の詳細を話す。
「ピラミッドで見つけたの!」
「たぶん、古代に書かれた料理のレシピ本です!」
「「!」」
本を開いて二人に見せる小松さんに、次いで私は絵を指差しながら説明をする。
「この本にはいろんな、特殊調理食材の仕込み方や調理の方法が書いてあるの!」
「特殊調理食材だと!? ――っ! こいつは!」
……トリコはその内の一ページにある猛獣を見て心当たりがあった。それはグルメピラミッドで遭遇したダンゴール――固い肉で食べれたものじゃないと思ったが、ゼブラが食べた一匹だけはとてもうまかったのだ。
トリコの放ったレッグナイフをサラマンダースフィンクスは軽々よける。これはサラマンダースフィンクスが速いだけでなく、レッグナイフの威力はあってもスピードが足りないのだ。
「当たらねぇなら、音速じゃなきゃな! ふんっ!」
〈ゴアアアッ!!〉
「一刀・ボイスカッター!!」
まるで蛇のように曲線になりながら向かうゼブラのボイスカッター。しかしその技はサラマンダースフィンクスのタテガミの一部を落とすだけだった。
サラマンダースフィンクスが再び伸ばした舌で床の一部を壊すと、ゼブラはその衝撃で吹き飛ばされた。
「ゼブラ!」
ゼブラのそばに駆け付けようとするトリコよりも前に、サラマンダースフィンクスが腕を振った。
「フォークシールド!!」
なんとか間に合ったトリコはフォークシールドを張るが、攻撃を防ぐだけがやっとだ。しかも衝撃で起こった爆風だけは防ぐことはできず、小松さんと私の前に二人は下がってしまった。
「トリコさん!」
「ゼブラさん!」
「強ぇ……! さすが、グルメピラミッドの主だけのことはあるな!」
「チョーシに乗りやがって……!」
〈ゴアアァァアアア!!〉
四天王の二人がそろっているのに苦戦している。肩で息をする二人と違ってサラマンダースフィンクスはピンピンしているので、力の差は歴然だ。
「野郎ぉ……ほとんど効いちゃいねぇ! これじゃあ血も採れねぇじゃねぇか!」
「「――涙です!」」
「「ん/あ?」」
私たちの声が聞こえてトリコとゼブラはこちらを振り向いてくれた。今あるこの距離だからこそ、ちゃんと伝えなくちゃ!
「血じゃなくて、あの猛獣の涙が……メロウコーラなんだよ!」
「何?」
「涙?」
「何故それがわかる、小娘?」
「この本に書いてあるんです!」
「本だぁ?」
「はい! 取り出し方まで!」
小松さんが差し出した本に、ゼブラもトリコもこちらに近づいて注目している。私たちはこの本の詳細を話す。
「ピラミッドで見つけたの!」
「たぶん、古代に書かれた料理のレシピ本です!」
「「!」」
本を開いて二人に見せる小松さんに、次いで私は絵を指差しながら説明をする。
「この本にはいろんな、特殊調理食材の仕込み方や調理の方法が書いてあるの!」
「特殊調理食材だと!? ――っ! こいつは!」
……トリコはその内の一ページにある猛獣を見て心当たりがあった。それはグルメピラミッドで遭遇したダンゴール――固い肉で食べれたものじゃないと思ったが、ゼブラが食べた一匹だけはとてもうまかったのだ。