衝撃対決! サラマンダースフィンクス!
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「今回の食材について、今ある情報を思い出した」
「あ?」
「間違いねぇ……こいつからコーラの匂いがする!」
「コーラの匂いだぁ? どういうことだ、トリコ!」
……トリコは初代メルクに会って、メロウコーラについて聞いたことをゼブラに話す。
『おっ、おいおい。「今コーラの味はおいしい時期」って言ったよな? まさか、ピラミッドの中で熟成でもされてんのか?』
『ああ』
『えっ!? ホントかよ!?』
『正確にはピラミッド内にいる、ある猛獣の体内でな』
『も、猛獣の体内?』
『グルメピラミッドの主だ。その名は――サラマンダースフィンクス!』
『…………!』
『メロウコーラは、そいつの体内で熟成されておる』
『なっ!?』
……教えてもらったときは半信半疑だったが、こうして目の前にして漂う匂いで真実だと理解した。
「へっ! コーラの匂いがグングン漂って来やがる! 間違いねぇ……こいつがグルメピラミッドの主・サラマンダースフィンクス!」
「サ、サラマンダースフィンクス!?」
トリコが叫んだ名前に私はギョッとして肩を跳ねた。その様子に小松さんは首を傾げる。
「瑞貴さん、どうしたんですか?」
「昔資料で読んだことがあるんだけど、サラマンダースフィンクスは哺乳獣類……しかも捕獲レベルは92なんだよ!」
「きゅ、92!? 僕らが出会った過去最高の猛獣じゃないですか!」
よほどのことじゃない限り会うことはないと思ってて記憶の彼方に放り込んでいたけど、まさかあの猛獣がサラマンダースフィンクスだったなんて……!
「小松さん、この本を持ってて」
「えっ?」
「今回の捕獲、ゼブラさんがいるとはいえ一筋縄ではいかないみたいだからね……!」
私は小松さんに本を預け、いつ攻撃の余波が来てもいいように薙刀を構えた。技は使えなくても薙刀の実力は師範の折り紙つきだからね!
「メロウコーラは奴の体の中だ!」
「そいつはわかりやすい……つまりコーラをゲットするには、こいつをぶっ倒せばいいってことだな!」
〈…………〉
サラマンダースフィンクスは前足を上げ、招き猫のようにちょっと動かすと、一気にトリコとゼブラの床に切れ目が入った。衝撃で体も少し浮いていたけど、すぐに着地している。
「腕を軽く振ってこの威力、こいつは簡単にはいかねぇぞ!」
「ハッハッハッ……フハハハハッ!! やっぱシャバは楽しいなぁ! ええ!? おい!?」
〈ゴアアァァアアア!!〉
「「うおおぉぉおおお!!」」
トリコのグルメ細胞の悪魔である赤鬼に、ゼブラのグルメ細胞の悪魔であるボイスデーモンが出現した。二人共、本気を出さないと勝てないと判断したんだろう……。
「あ?」
「間違いねぇ……こいつからコーラの匂いがする!」
「コーラの匂いだぁ? どういうことだ、トリコ!」
……トリコは初代メルクに会って、メロウコーラについて聞いたことをゼブラに話す。
『おっ、おいおい。「今コーラの味はおいしい時期」って言ったよな? まさか、ピラミッドの中で熟成でもされてんのか?』
『ああ』
『えっ!? ホントかよ!?』
『正確にはピラミッド内にいる、ある猛獣の体内でな』
『も、猛獣の体内?』
『グルメピラミッドの主だ。その名は――サラマンダースフィンクス!』
『…………!』
『メロウコーラは、そいつの体内で熟成されておる』
『なっ!?』
……教えてもらったときは半信半疑だったが、こうして目の前にして漂う匂いで真実だと理解した。
「へっ! コーラの匂いがグングン漂って来やがる! 間違いねぇ……こいつがグルメピラミッドの主・サラマンダースフィンクス!」
「サ、サラマンダースフィンクス!?」
トリコが叫んだ名前に私はギョッとして肩を跳ねた。その様子に小松さんは首を傾げる。
「瑞貴さん、どうしたんですか?」
「昔資料で読んだことがあるんだけど、サラマンダースフィンクスは哺乳獣類……しかも捕獲レベルは92なんだよ!」
「きゅ、92!? 僕らが出会った過去最高の猛獣じゃないですか!」
よほどのことじゃない限り会うことはないと思ってて記憶の彼方に放り込んでいたけど、まさかあの猛獣がサラマンダースフィンクスだったなんて……!
「小松さん、この本を持ってて」
「えっ?」
「今回の捕獲、ゼブラさんがいるとはいえ一筋縄ではいかないみたいだからね……!」
私は小松さんに本を預け、いつ攻撃の余波が来てもいいように薙刀を構えた。技は使えなくても薙刀の実力は師範の折り紙つきだからね!
「メロウコーラは奴の体の中だ!」
「そいつはわかりやすい……つまりコーラをゲットするには、こいつをぶっ倒せばいいってことだな!」
〈…………〉
サラマンダースフィンクスは前足を上げ、招き猫のようにちょっと動かすと、一気にトリコとゼブラの床に切れ目が入った。衝撃で体も少し浮いていたけど、すぐに着地している。
「腕を軽く振ってこの威力、こいつは簡単にはいかねぇぞ!」
「ハッハッハッ……フハハハハッ!! やっぱシャバは楽しいなぁ! ええ!? おい!?」
〈ゴアアァァアアア!!〉
「「うおおぉぉおおお!!」」
トリコのグルメ細胞の悪魔である赤鬼に、ゼブラのグルメ細胞の悪魔であるボイスデーモンが出現した。二人共、本気を出さないと勝てないと判断したんだろう……。