衝撃対決! サラマンダースフィンクス!
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「なるほど……吠え弾をかき消すわけだ。鎧を半壊したのはてめぇか?」
「ヤベェ!」
「なら修理代をもらうぜ。代金は……てめぇの血肉だ!」
トリコが嫌な予感をした通り、ゼブラが舌なめずりをして猛獣に狙いを定めている。本気で戦うっていうことは、確実にあの場は危ない!
「ゼブラの奴、マジでいく気だ! 逃げろ、小松! 瑞貴!」
「小松さん、こっち!」
「はい!」
吹き飛ばされた衝撃で私はその場から少し離れていたので、瓦礫の陰から小松さんをこちらに来るように手招きした。
「うおおぉぉおおお!!」
ゼブラの口から光が飛び出した。あれは、ハニープリズンで見た技……!
「ボイスミサイル!! ボイスカッター!!」
〈ゴアアァァアアア!!〉
猛獣に頭上を見せないようにするためか、ゼブラは連続で攻撃している。それでも一回一回の攻撃はとても強力であり、同時に空中にあるかたまりの反響音の増幅も終わったみたい。
「降りてきな……サンダーノイズ!!」
サンダーノイズが猛獣に直撃した。その衝撃は周囲にも及ぼしているので、私はもう本を飛ばすまいと両手で抱き抱えていると、小松さんがうしろから私を抱きしめてきた。
「小松さん!」
「絶対に、離しませんから!」
小松さんなりに踏ん張って私を飛ばさないよう抑えてくれた。小さい体なのに心が大きいのが、小松さんのスゴさでありギャップでもある。
マグマタートルですらサンダーノイズをマトモにくらって倒れたのだ。きっとこの猛獣だって……!
「ホォ……」
「えっ!?」
ゼブラが呟くように言ったので小松さんから離れて瓦礫の外を覗くと、なんと猛獣はピンピンしていた!
〈ゴアアッ!〉
「音壁!!」
今度は蛇のように自らの舌を伸ばすと、ゼブラは音でできた壁で防御する。
しかし猛獣の舌は音壁にぶつかると次いで天井や壁に当たって反射していき、音壁のうしろにいるゼブラを上から攻撃してきた。
「なっ!?」
「ゼブラ!」
とっさにトリコがゼブラを抱えてその場から退いたおかげで、二人は無事だ。猛獣は伸びた舌を引っ込めたけど、ライオンのような図体なのに蛇みたい。
「こいつ、ちっとも応えてねぇな……」
あの様子だとゼブラは猛獣のウィークポイントボイスも見つかっていないだろう。もし見つけているならば真っ先にやっているはずだからね。
するとトリコがまた鼻をスンスンさせると、二度目だったので確信するように声を上げる。
「間違いねぇ!」
「あ?」
「ゼブラ……」
「ああ?」
「こいつから……――コーラの匂いがする!」
「何ぃ!?」
ヨダレを拭うトリコに驚くゼブラの声。二人の会話は私たちがいる場所にも聞こえている。こんな場所で漂うコーラの香りっていうことは――!
「ヤベェ!」
「なら修理代をもらうぜ。代金は……てめぇの血肉だ!」
トリコが嫌な予感をした通り、ゼブラが舌なめずりをして猛獣に狙いを定めている。本気で戦うっていうことは、確実にあの場は危ない!
「ゼブラの奴、マジでいく気だ! 逃げろ、小松! 瑞貴!」
「小松さん、こっち!」
「はい!」
吹き飛ばされた衝撃で私はその場から少し離れていたので、瓦礫の陰から小松さんをこちらに来るように手招きした。
「うおおぉぉおおお!!」
ゼブラの口から光が飛び出した。あれは、ハニープリズンで見た技……!
「ボイスミサイル!! ボイスカッター!!」
〈ゴアアァァアアア!!〉
猛獣に頭上を見せないようにするためか、ゼブラは連続で攻撃している。それでも一回一回の攻撃はとても強力であり、同時に空中にあるかたまりの反響音の増幅も終わったみたい。
「降りてきな……サンダーノイズ!!」
サンダーノイズが猛獣に直撃した。その衝撃は周囲にも及ぼしているので、私はもう本を飛ばすまいと両手で抱き抱えていると、小松さんがうしろから私を抱きしめてきた。
「小松さん!」
「絶対に、離しませんから!」
小松さんなりに踏ん張って私を飛ばさないよう抑えてくれた。小さい体なのに心が大きいのが、小松さんのスゴさでありギャップでもある。
マグマタートルですらサンダーノイズをマトモにくらって倒れたのだ。きっとこの猛獣だって……!
「ホォ……」
「えっ!?」
ゼブラが呟くように言ったので小松さんから離れて瓦礫の外を覗くと、なんと猛獣はピンピンしていた!
〈ゴアアッ!〉
「音壁!!」
今度は蛇のように自らの舌を伸ばすと、ゼブラは音でできた壁で防御する。
しかし猛獣の舌は音壁にぶつかると次いで天井や壁に当たって反射していき、音壁のうしろにいるゼブラを上から攻撃してきた。
「なっ!?」
「ゼブラ!」
とっさにトリコがゼブラを抱えてその場から退いたおかげで、二人は無事だ。猛獣は伸びた舌を引っ込めたけど、ライオンのような図体なのに蛇みたい。
「こいつ、ちっとも応えてねぇな……」
あの様子だとゼブラは猛獣のウィークポイントボイスも見つかっていないだろう。もし見つけているならば真っ先にやっているはずだからね。
するとトリコがまた鼻をスンスンさせると、二度目だったので確信するように声を上げる。
「間違いねぇ!」
「あ?」
「ゼブラ……」
「ああ?」
「こいつから……――コーラの匂いがする!」
「何ぃ!?」
ヨダレを拭うトリコに驚くゼブラの声。二人の会話は私たちがいる場所にも聞こえている。こんな場所で漂うコーラの香りっていうことは――!