衝撃対決! サラマンダースフィンクス!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ナイフ!!」
「「えっ!?」」
真っ二つに割れた瓦礫の向こうから現れたのは、私たちが待ち望んでいた人物――そう、トリコだ!
「瑞貴ー! 小松ー!」
「トリコ!」
「トリコさーん!」
「――ちっちぇ鼓動はまだ動いているようだな、小娘、小僧」
「ゼブラさん!」
「は、はい。なんとか……!」
続いて降りてきたゼブラ。二人が無事だったことも嬉しいし、こうやって合流できたことも嬉しい!
(俺が纏わせた音の鎧が弱まっている……。相当な攻撃を受けたのか?)
……瑞貴の戦いと守護結界が重なったおかげでサウンドアーマーはなくならなかったが、ここまでとは思わなかったゼブラは少し驚いた。
「本当に…よかっ…た……」
「瑞貴!」
弱々しく微笑んだ私は踏ん張っていた足の力が抜けてしまうと、トリコが抱き留めて支えてくれた。
「かなり体力を消耗してるな……」
「すみません、瑞貴さん……。僕、守っていったのに守られてばっかりで……」
「何言ってるの……。小松さんが勇気を出して戦ってくれたから…トリコたちと合流するまで保(モ)てたんだよ……。それに……ゼブラさんのサウンドアーマーのおかげで……ありがとうございます……」
「礼を言うなら、こっちをなんとかしてからにしろ。この状況……何より俺とトリコを前にしても心臓の鼓動、呼吸音も乱れてねぇ。こいつは強ぇな……!」
瓦礫が落ちた衝撃でできた砂煙の奥をゼブラは見据えている。それは私たちがさっき出くわした猛獣だ。
「瑞貴、お前は小松と一緒に休んでいろ。今回は俺とゼブラで行く」
「ごめんね……」
「バーカ。俺はお前たちが無事なのが嬉しいんだよ。あとは俺が守る番だ。小松、瑞貴を頼む」
「は、はい!」
トリコは私を小松さんに託し、ゼブラと一緒に戦闘態勢に入った。すると何かを感じ取ったのか鼻をスンスンとしている。
「この匂いは……!」
〈グアアァァアア!!〉
「「「「!」」」」
猛獣の遠吠えがグルメピラミッドを揺り動かして砂塵を起こす。私と小松さんは両手で両耳を塞いだけど、その行動で小松さんが持っていた本が飛ばされてしまった。
「本が! ――わみゃ!?」
「あっ、瑞貴さん!」
体勢を動かしたことによって軽く吹き飛ばされたけど、私はなんとか本をキャッチしたおかげで奥に飛ばされることがなかった。
「「えっ!?」」
真っ二つに割れた瓦礫の向こうから現れたのは、私たちが待ち望んでいた人物――そう、トリコだ!
「瑞貴ー! 小松ー!」
「トリコ!」
「トリコさーん!」
「――ちっちぇ鼓動はまだ動いているようだな、小娘、小僧」
「ゼブラさん!」
「は、はい。なんとか……!」
続いて降りてきたゼブラ。二人が無事だったことも嬉しいし、こうやって合流できたことも嬉しい!
(俺が纏わせた音の鎧が弱まっている……。相当な攻撃を受けたのか?)
……瑞貴の戦いと守護結界が重なったおかげでサウンドアーマーはなくならなかったが、ここまでとは思わなかったゼブラは少し驚いた。
「本当に…よかっ…た……」
「瑞貴!」
弱々しく微笑んだ私は踏ん張っていた足の力が抜けてしまうと、トリコが抱き留めて支えてくれた。
「かなり体力を消耗してるな……」
「すみません、瑞貴さん……。僕、守っていったのに守られてばっかりで……」
「何言ってるの……。小松さんが勇気を出して戦ってくれたから…トリコたちと合流するまで保(モ)てたんだよ……。それに……ゼブラさんのサウンドアーマーのおかげで……ありがとうございます……」
「礼を言うなら、こっちをなんとかしてからにしろ。この状況……何より俺とトリコを前にしても心臓の鼓動、呼吸音も乱れてねぇ。こいつは強ぇな……!」
瓦礫が落ちた衝撃でできた砂煙の奥をゼブラは見据えている。それは私たちがさっき出くわした猛獣だ。
「瑞貴、お前は小松と一緒に休んでいろ。今回は俺とゼブラで行く」
「ごめんね……」
「バーカ。俺はお前たちが無事なのが嬉しいんだよ。あとは俺が守る番だ。小松、瑞貴を頼む」
「は、はい!」
トリコは私を小松さんに託し、ゼブラと一緒に戦闘態勢に入った。すると何かを感じ取ったのか鼻をスンスンとしている。
「この匂いは……!」
〈グアアァァアア!!〉
「「「「!」」」」
猛獣の遠吠えがグルメピラミッドを揺り動かして砂塵を起こす。私と小松さんは両手で両耳を塞いだけど、その行動で小松さんが持っていた本が飛ばされてしまった。
「本が! ――わみゃ!?」
「あっ、瑞貴さん!」
体勢を動かしたことによって軽く吹き飛ばされたけど、私はなんとか本をキャッチしたおかげで奥に飛ばされることがなかった。