衝撃対決! サラマンダースフィンクス!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
しかし私やゼブラの制止も遅く、小松さんは通路を跳び出てしまった。慌てて私も追いかけると……その先に立派なタテガミを持った巨大な猛獣がいるのだった。
〈ゴアアァァアアア!!〉
「ぎゃあぁぁあああ!」
「っ、疾風乱舞!!」
薙刀を振りかざしてみたけど、出てきた風は猛獣に届く前に消えてしまった。
「ダメ! エネルギーが少なくなってる!」
「瑞貴さ~ん!」
《吠え弾!!》
「「ゼブラさん!」」
グルメピラミッドに入ったときと同じ、声だけでゼブラがその場にいるような錯覚に落ちた。だけど今までと違い、逆に猛獣がゼブラの吠え弾を消してしまった……。
☆☆☆☆☆
……その手応えは遠くにいるゼブラも感じており、自分の吠え弾が破られて歯を食いしばる。
「クッ! かき消しやがった……!」
「瑞貴と小松は!?」
二人の無事が気になっているトリコが問いかけた。ゼブラはもう一度反響マップで自分たちの位置と、瑞貴と小松の位置を確認すると、初めに比べて数階しか離れていないことに気づく。
「小娘と小僧との位置はそう遠くない。マップ解除……」
反響マップを解除したゼブラは、ニヤリと笑ってうしろにいるトリコを横目で見る。
「トリコ」
「ん?」
「近道するぜ……」
「ハアッ?」
そう言うとゼブラが大きく息を吸い始めた。嫌な予感がしたトリコは「おい、ちょっと待て!」と叫びながら慌ててその場を少し離れ、両耳をしっかり塞ぐ。
「サウンドバズーカ!!」
ゼブラの放ったサウンドバーカは周囲の柱だけじゃなく床も崩れて行った。それも一階分だけじゃなく数階分も壊して、トリコも巻き込まれながら二人は下へと降りていくのだった。
☆☆☆☆☆
ゴゴゴゴゴ――……!!
「何!? なんなの!?」
「えっ? うわあっ!」
地震が起こったと思いきやどんどん天井が崩れていく。私は目の前の猛獣より、崩れた衝撃で腰を落とした小松さんを優先にして前に立った。
「守護壁!!」
…………。
「もう守護壁すら出せない!?」
「えー!」
守る技もなくなった今、薙刀で退けるしかないけど瓦礫の大きさが半端じゃない。その中でも一番大きな瓦礫が私たちにめがけて落ちて来る。このままじゃ――!
〈ゴアアァァアアア!!〉
「ぎゃあぁぁあああ!」
「っ、疾風乱舞!!」
薙刀を振りかざしてみたけど、出てきた風は猛獣に届く前に消えてしまった。
「ダメ! エネルギーが少なくなってる!」
「瑞貴さ~ん!」
《吠え弾!!》
「「ゼブラさん!」」
グルメピラミッドに入ったときと同じ、声だけでゼブラがその場にいるような錯覚に落ちた。だけど今までと違い、逆に猛獣がゼブラの吠え弾を消してしまった……。
☆☆☆☆☆
……その手応えは遠くにいるゼブラも感じており、自分の吠え弾が破られて歯を食いしばる。
「クッ! かき消しやがった……!」
「瑞貴と小松は!?」
二人の無事が気になっているトリコが問いかけた。ゼブラはもう一度反響マップで自分たちの位置と、瑞貴と小松の位置を確認すると、初めに比べて数階しか離れていないことに気づく。
「小娘と小僧との位置はそう遠くない。マップ解除……」
反響マップを解除したゼブラは、ニヤリと笑ってうしろにいるトリコを横目で見る。
「トリコ」
「ん?」
「近道するぜ……」
「ハアッ?」
そう言うとゼブラが大きく息を吸い始めた。嫌な予感がしたトリコは「おい、ちょっと待て!」と叫びながら慌ててその場を少し離れ、両耳をしっかり塞ぐ。
「サウンドバズーカ!!」
ゼブラの放ったサウンドバーカは周囲の柱だけじゃなく床も崩れて行った。それも一階分だけじゃなく数階分も壊して、トリコも巻き込まれながら二人は下へと降りていくのだった。
☆☆☆☆☆
ゴゴゴゴゴ――……!!
「何!? なんなの!?」
「えっ? うわあっ!」
地震が起こったと思いきやどんどん天井が崩れていく。私は目の前の猛獣より、崩れた衝撃で腰を落とした小松さんを優先にして前に立った。
「守護壁!!」
…………。
「もう守護壁すら出せない!?」
「えー!」
守る技もなくなった今、薙刀で退けるしかないけど瓦礫の大きさが半端じゃない。その中でも一番大きな瓦礫が私たちにめがけて落ちて来る。このままじゃ――!