奇々怪々! 謎の古文書と棺の中の生き物!
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「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
トリコだけ柔らかくてうまいのに当たったが、ゼブラは固くて噛み千切りにくいのに当たってしまった。
どんどん進むと猛獣も現れる。捕獲レベル40の哺乳獣類・イービルハンターなど現れて、順調にカロリーを回復していった。するとゼブラは喉に手を当て、息を吹きかけるように声を出す。
「あー……」
シュバンッ!
小さい声だというのに、あっという間に周りにあった先ほど食べた猛獣の骨が一掃された。それどころかグルメピラミッドが少し揺れている。
「カッカッカッカッ。やっと声が戻ったぜ……」
「ゼブラ!」
「俺たちのエネルギーも、ほぼ満タンになったな」
トリコは93パーセント回復し、ゼブラは95パーセントだ。先ほど食べた猛獣が二人にとって食べ応えがあったのが利点だろう。
ゼブラの声が戻ったということで、トリコはさっそく今一番気になっている瑞貴と小松の生存を問う。
「瑞貴と小松は!? 無事か!?」
「祈ってな……反響マップ!!」
ゼブラは再び反響マップを拡大して耳も澄ませた。すると走る二人の姿をとらえ、さらに先にいる猛獣に気づく。
「マズい!」
☆☆☆☆☆
「すみません、瑞貴さん……。僕のワガママで本を取って来て……」
「私も実際気になっていたし…小松さんが取りに行かなかったら私が行ってたかもしれないから大丈夫……。それより……今は逃げることに徹して……!」
「は、はい!」
先ほどの部屋にあった本が気になって立ち止まった小松さんを、通常ならば私は意地でも連れて行くのが正解だっただろう。だけど、あの本は何か惹かれた……私たち『料理人』にとって必要な存在だと思えるほどに!
それで私は小松さんに守護結界を張って猛獣たちを見張り、小松さんは本を取りに行って現在も持ってくれている。なんとか本を手に入れて逃げるけど、小松さんが先頭になって私がうしろにいる。今までのムチャで体力に限界もやってきたからね……――っ!
(瑞貴さんの覇気がなくなっている……! なんとしても、トリコさんとゼブラさんと合流しなきゃ……!)
「っ! 止まって、小松さん!」
《小娘! 小僧! そっちに行くんじゃない!》
「っ、ゼブラさん!?」
私の第六感が反応し、声が回復したのか聞こえる焦るゼブラの声。これは今までとケタ違いだ。
しかし私やゼブラの制止も遅く、小松さんは通路を跳び出てしまった。慌てて私も追いかけると……その先に立派なタテガミを持った巨大な猛獣がいるのだった。
トリコだけ柔らかくてうまいのに当たったが、ゼブラは固くて噛み千切りにくいのに当たってしまった。
どんどん進むと猛獣も現れる。捕獲レベル40の哺乳獣類・イービルハンターなど現れて、順調にカロリーを回復していった。するとゼブラは喉に手を当て、息を吹きかけるように声を出す。
「あー……」
シュバンッ!
小さい声だというのに、あっという間に周りにあった先ほど食べた猛獣の骨が一掃された。それどころかグルメピラミッドが少し揺れている。
「カッカッカッカッ。やっと声が戻ったぜ……」
「ゼブラ!」
「俺たちのエネルギーも、ほぼ満タンになったな」
トリコは93パーセント回復し、ゼブラは95パーセントだ。先ほど食べた猛獣が二人にとって食べ応えがあったのが利点だろう。
ゼブラの声が戻ったということで、トリコはさっそく今一番気になっている瑞貴と小松の生存を問う。
「瑞貴と小松は!? 無事か!?」
「祈ってな……反響マップ!!」
ゼブラは再び反響マップを拡大して耳も澄ませた。すると走る二人の姿をとらえ、さらに先にいる猛獣に気づく。
「マズい!」
☆☆☆☆☆
「すみません、瑞貴さん……。僕のワガママで本を取って来て……」
「私も実際気になっていたし…小松さんが取りに行かなかったら私が行ってたかもしれないから大丈夫……。それより……今は逃げることに徹して……!」
「は、はい!」
先ほどの部屋にあった本が気になって立ち止まった小松さんを、通常ならば私は意地でも連れて行くのが正解だっただろう。だけど、あの本は何か惹かれた……私たち『料理人』にとって必要な存在だと思えるほどに!
それで私は小松さんに守護結界を張って猛獣たちを見張り、小松さんは本を取りに行って現在も持ってくれている。なんとか本を手に入れて逃げるけど、小松さんが先頭になって私がうしろにいる。今までのムチャで体力に限界もやってきたからね……――っ!
(瑞貴さんの覇気がなくなっている……! なんとしても、トリコさんとゼブラさんと合流しなきゃ……!)
「っ! 止まって、小松さん!」
《小娘! 小僧! そっちに行くんじゃない!》
「っ、ゼブラさん!?」
私の第六感が反応し、声が回復したのか聞こえる焦るゼブラの声。これは今までとケタ違いだ。
しかし私やゼブラの制止も遅く、小松さんは通路を跳び出てしまった。慌てて私も追いかけると……その先に立派なタテガミを持った巨大な猛獣がいるのだった。