最大最強の狼! バトルウルフ、復活!
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「なんですか、ここ!? この生き物たちは!?」
「絶滅種のクローンや動物を掛け合わせて作った新種・チェインアニマルだ」
「チェイン…アニマル……?」
「束縛された動物ってこと?」
「ああ。グルメ研究という大儀を掲げているが、論理的な観点からトップシークレットの場所」
この場所、私はあまり好きになれそうにもないな……。慣れたら可愛いのもいるけど。
「だから見たことのない生き物ばかりなんですね。にしても、このアクリル版の透明度って、まるで何もないみたい――」
「逃げて小松さん! それ本当に何もないから!」
哺乳獣類と甲殻類の混合種のマッスルクラブが小松さんの目の前にいた。冷凍庫から逃げたんだ!
「ぎええぇぇえええ!!」
「小松!」
「小松さん!」
小松さんは腰を抜かしてしまうし、研究員たちは大慌てで逃げて行く。
「マッスルクラブが逃げたー!」
「助けてー!」
マッスルクラブがハサミを小松さんの首に繰り出そうとしている。私はすぐにブレスレットを薙刀にした。
「火炎――」
「冷凍庫に戻れ!」
火炎弾を繰り出す前に声がかかり、ピタリと止まったマッスルクラブは小松さんのうしろにいる人物に目を向ける。
「冷凍庫に戻れ……はああぁぁあああ!!」
〈ギシャー!?〉
その人物が放った阿修羅のオーラにマッスルクラブは慌てて冷凍庫に戻った。同時にアクリル版が張られたから一安心。
「しっかり見とけと言ってるだろうが!」
「も、申し訳ありません!」
「ったく。どいつもこいつも」
「小松さん、大丈夫ですか?」
「あっ、はい……」
小松さんは今度こそ本当に腰を抜かしたけど、外傷もないし大丈夫みたい。私が差し伸べた手を小松さんがつかんで立ち上がると、トリコは小松さんを助けてくれた人の元へ向かった。
「もう飲んでんのか? ――マンサム所長」
「今、ハンサムって言ったか?」
「言ってねぇよ!」
出た! 生の『ハンサムって言ったか』だ! ファンとして来た限りには聞いておきたかったんだよね!
「この人が所長さんですか!? って、お酒臭っ!」
「どんだけ飲んでんですか!?」
思わず鼻を押さえるくらいだよ。ハンパないし! それに気にせずマンサム所長はトリコと握手を交わす。
「ウェルカム! いや、お帰りか?」
「お帰り……って?」
マンサム所長の挨拶に小松さんは不思議そうにする。そっか、ここはトリコの家でもあったんだよね。
「で、今回はなんだ? リーガルマンモスだけじゃねぇんだろ?」
「美食會が動き出した」
「美食會が?」
マンサム所長に続いて私たちはチェインアニマルの施設を出ると、離れた場所にある大きな扉の前に着く。
「納得だぜ。洞窟の砂浜で見たあいつは、美食會だったってわけか」
「あの得体の知れない黒いアリクイのこと?」
「新型のGTロボだ」
「あのー……美食會って?」
話が呑み込めない小松さんがマンサム所長に尋ねる。
「グルメ時代の食材全てを牛耳ろうとしている組織だ。奴らは食材を手に入れるためならどんな手段も選ばない」
「ヒエ――ッ!!」
「美食會の次の狙いは恐らく――リーガルマンモス!」
「奴らに捕獲される前にこっちが捕獲するってわけか」
「「「「「うおおぉぉおおお!!」」」」」
突然奥の扉から大歓声が聞こえた。頑丈な扉から聞こえるくらいの声なら雄叫びと言っても過言じゃない。
「絶滅種のクローンや動物を掛け合わせて作った新種・チェインアニマルだ」
「チェイン…アニマル……?」
「束縛された動物ってこと?」
「ああ。グルメ研究という大儀を掲げているが、論理的な観点からトップシークレットの場所」
この場所、私はあまり好きになれそうにもないな……。慣れたら可愛いのもいるけど。
「だから見たことのない生き物ばかりなんですね。にしても、このアクリル版の透明度って、まるで何もないみたい――」
「逃げて小松さん! それ本当に何もないから!」
哺乳獣類と甲殻類の混合種のマッスルクラブが小松さんの目の前にいた。冷凍庫から逃げたんだ!
「ぎええぇぇえええ!!」
「小松!」
「小松さん!」
小松さんは腰を抜かしてしまうし、研究員たちは大慌てで逃げて行く。
「マッスルクラブが逃げたー!」
「助けてー!」
マッスルクラブがハサミを小松さんの首に繰り出そうとしている。私はすぐにブレスレットを薙刀にした。
「火炎――」
「冷凍庫に戻れ!」
火炎弾を繰り出す前に声がかかり、ピタリと止まったマッスルクラブは小松さんのうしろにいる人物に目を向ける。
「冷凍庫に戻れ……はああぁぁあああ!!」
〈ギシャー!?〉
その人物が放った阿修羅のオーラにマッスルクラブは慌てて冷凍庫に戻った。同時にアクリル版が張られたから一安心。
「しっかり見とけと言ってるだろうが!」
「も、申し訳ありません!」
「ったく。どいつもこいつも」
「小松さん、大丈夫ですか?」
「あっ、はい……」
小松さんは今度こそ本当に腰を抜かしたけど、外傷もないし大丈夫みたい。私が差し伸べた手を小松さんがつかんで立ち上がると、トリコは小松さんを助けてくれた人の元へ向かった。
「もう飲んでんのか? ――マンサム所長」
「今、ハンサムって言ったか?」
「言ってねぇよ!」
出た! 生の『ハンサムって言ったか』だ! ファンとして来た限りには聞いておきたかったんだよね!
「この人が所長さんですか!? って、お酒臭っ!」
「どんだけ飲んでんですか!?」
思わず鼻を押さえるくらいだよ。ハンパないし! それに気にせずマンサム所長はトリコと握手を交わす。
「ウェルカム! いや、お帰りか?」
「お帰り……って?」
マンサム所長の挨拶に小松さんは不思議そうにする。そっか、ここはトリコの家でもあったんだよね。
「で、今回はなんだ? リーガルマンモスだけじゃねぇんだろ?」
「美食會が動き出した」
「美食會が?」
マンサム所長に続いて私たちはチェインアニマルの施設を出ると、離れた場所にある大きな扉の前に着く。
「納得だぜ。洞窟の砂浜で見たあいつは、美食會だったってわけか」
「あの得体の知れない黒いアリクイのこと?」
「新型のGTロボだ」
「あのー……美食會って?」
話が呑み込めない小松さんがマンサム所長に尋ねる。
「グルメ時代の食材全てを牛耳ろうとしている組織だ。奴らは食材を手に入れるためならどんな手段も選ばない」
「ヒエ――ッ!!」
「美食會の次の狙いは恐らく――リーガルマンモス!」
「奴らに捕獲される前にこっちが捕獲するってわけか」
「「「「「うおおぉぉおおお!!」」」」」
突然奥の扉から大歓声が聞こえた。頑丈な扉から聞こえるくらいの声なら雄叫びと言っても過言じゃない。