プロローグ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
他の生徒に呼ばれて先生が出て行ったから残ったのは私だけ。さっきからずっと気になっていた掛け軸と薙刀……。何人も触ったことがあるって言ったし、ちょっとだけ……。
パアアァァアアア――!
「ええっ!?」
触れた途端に薙刀が眩しいくらい光り、同時に掛け軸の四神も動いて浮かぶように出てきた。
『我ら四神に選ばれし姫・舞獣姫よ』
『我らは汝を待っていた』
『自然を味方にし、食材と我らに愛される汝をかの世界に導かん』
『我らは汝の力になり、守っていこう』
玄武、白虎、朱雀、青龍の声が聞こえたと同時に私は意識を失ってしまった……。
それと同時に、私のことを全ての人たちの記憶から消えていたとは知らずに。
☆☆☆☆☆
「ん……ここは……?」
私が目を開けると、手には薙刀と通学カバンと、中には相棒の包丁があった。けど、何故か周りはジャングルだった。
〈カロロロロ……!〉
「……嫌ーな予感」
恐る恐る振り向けば……顔が三つある虎がいた。しかも目はあからさまに自分を食う気だとすぐにわかる! もちろんすぐに逃げ出す!
「って、あれって阿修羅タイガー!? 『トリコ』のグルメ界に出てくる!? 私……トリップしたの――っ!? 真っ先に来たのがグルメ界って……殺す気か――っ!!」
逃げ道を探すために目線だけ周りを見れば、エアツリーやらフォールツリーまでも見える。本当にグルメ界にトリップしたと気づいた。
「って、前方には絶壁!? 早くも追い詰められた!?」
〈カロロロロ……!〉
「えーい! こうなったら最後の抵抗だ!」
薙刀を構えて阿修羅タイガーと向き合う。何もせずにいるよりマシだ!
――これが四神に愛されし女・舞獣姫の、運命の幕開けだった。
パアアァァアアア――!
「ええっ!?」
触れた途端に薙刀が眩しいくらい光り、同時に掛け軸の四神も動いて浮かぶように出てきた。
『我ら四神に選ばれし姫・舞獣姫よ』
『我らは汝を待っていた』
『自然を味方にし、食材と我らに愛される汝をかの世界に導かん』
『我らは汝の力になり、守っていこう』
玄武、白虎、朱雀、青龍の声が聞こえたと同時に私は意識を失ってしまった……。
それと同時に、私のことを全ての人たちの記憶から消えていたとは知らずに。
☆☆☆☆☆
「ん……ここは……?」
私が目を開けると、手には薙刀と通学カバンと、中には相棒の包丁があった。けど、何故か周りはジャングルだった。
〈カロロロロ……!〉
「……嫌ーな予感」
恐る恐る振り向けば……顔が三つある虎がいた。しかも目はあからさまに自分を食う気だとすぐにわかる! もちろんすぐに逃げ出す!
「って、あれって阿修羅タイガー!? 『トリコ』のグルメ界に出てくる!? 私……トリップしたの――っ!? 真っ先に来たのがグルメ界って……殺す気か――っ!!」
逃げ道を探すために目線だけ周りを見れば、エアツリーやらフォールツリーまでも見える。本当にグルメ界にトリップしたと気づいた。
「って、前方には絶壁!? 早くも追い詰められた!?」
〈カロロロロ……!〉
「えーい! こうなったら最後の抵抗だ!」
薙刀を構えて阿修羅タイガーと向き合う。何もせずにいるよりマシだ!
――これが四神に愛されし女・舞獣姫の、運命の幕開けだった。