奇々怪々! 謎の古文書と棺の中の生き物!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
青く光った道を進んで行くと、奥から何かの影が見えた。だんだんと形が現れると……そこには猛獣がいる。
〈キエエェェエエエ!!〉
「うええぇぇえええ!?」
「あっ、さっきのと同じ形の猛獣だ」
「瑞貴さん! そんな呑気に言ってる場合じゃないですよー!」
こいつは捕獲レベル45の爬虫獣類・モノクロプス。一つ目に翼のような両手、さらには恐竜のような足を持つ猛獣だ。こんな狭い場所で戦うのは難儀だ。
「竜巻乱舞!!」
私が放った竜巻乱舞がモノクロプスを奥へと吹き飛ばした。だけどこれは時間稼ぎに過ぎない。
「逃げるよ、小松さん!」
「はい!」
さっきの竜巻乱舞は水分を補給したおかげでできたカロリーを使った。トリコとゼブラと再会するためにも、ここでムダに体力を消耗するわけにはいかないからね。
角を曲がって進んで行くと、部屋のような場所に私たちは飛び込んで物陰に隠れる。すると幸いなことにモノクロプスは私たちに気づくことなく奥へと走って行った。
「これは、猛獣のいる場所も教えてくれるのか……」
「……できれば部屋の中も教えてくれたらいいのにね」
「えっ?」
ピチャン……。
無我夢中で気づかなかったけど、水が落ちる音で小松さんも私と同じように部屋の中を見た。そこには棺が並べてあった。
『その真相はいまだ解明されておりません。言い伝えでは古代国家の王が眠っているとか、伝説の食材が隠されているとか……』
「もしや、この中に……」
「いるかもね。ミイラが。私の世界でもピラミッドは王家の墓場だったし」
「ムリムリ! ミイラなんか見たくない!」
「あっ、小松さん!」
青ざめて部屋を出て行った小松さんを私は追いかけた。そしてやっと小松さんに追いついてふと壁を見ると、何かが記されている。
「小松さん。見て、これ」
「な、なんだ? この絵は……?」
ベジタブルスカイのと同じたくさんの鳥人間が、中央で涙を流している猛獣に槍を向けている。
……瑞貴たちは気付かなかった……天井から滴る水が棺の隙間を伝い、中へと染み込んでいった。そして動いた棺の中から乾いた手が現れて鋭い目を光らせていたのを。
「この壁画は、いったい……?」
「いろんな猛獣を仕留めているみたいに見えるね。――あっ」
「なんだ……?」
ふと前方を見ると、存在感を示すように光る台座の上にノートを見つけた。それに引き寄せられるように私たちは向かって中を覗き込むと……。
〈キエエェェエエエ!!〉
「うええぇぇえええ!?」
「あっ、さっきのと同じ形の猛獣だ」
「瑞貴さん! そんな呑気に言ってる場合じゃないですよー!」
こいつは捕獲レベル45の爬虫獣類・モノクロプス。一つ目に翼のような両手、さらには恐竜のような足を持つ猛獣だ。こんな狭い場所で戦うのは難儀だ。
「竜巻乱舞!!」
私が放った竜巻乱舞がモノクロプスを奥へと吹き飛ばした。だけどこれは時間稼ぎに過ぎない。
「逃げるよ、小松さん!」
「はい!」
さっきの竜巻乱舞は水分を補給したおかげでできたカロリーを使った。トリコとゼブラと再会するためにも、ここでムダに体力を消耗するわけにはいかないからね。
角を曲がって進んで行くと、部屋のような場所に私たちは飛び込んで物陰に隠れる。すると幸いなことにモノクロプスは私たちに気づくことなく奥へと走って行った。
「これは、猛獣のいる場所も教えてくれるのか……」
「……できれば部屋の中も教えてくれたらいいのにね」
「えっ?」
ピチャン……。
無我夢中で気づかなかったけど、水が落ちる音で小松さんも私と同じように部屋の中を見た。そこには棺が並べてあった。
『その真相はいまだ解明されておりません。言い伝えでは古代国家の王が眠っているとか、伝説の食材が隠されているとか……』
「もしや、この中に……」
「いるかもね。ミイラが。私の世界でもピラミッドは王家の墓場だったし」
「ムリムリ! ミイラなんか見たくない!」
「あっ、小松さん!」
青ざめて部屋を出て行った小松さんを私は追いかけた。そしてやっと小松さんに追いついてふと壁を見ると、何かが記されている。
「小松さん。見て、これ」
「な、なんだ? この絵は……?」
ベジタブルスカイのと同じたくさんの鳥人間が、中央で涙を流している猛獣に槍を向けている。
……瑞貴たちは気付かなかった……天井から滴る水が棺の隙間を伝い、中へと染み込んでいった。そして動いた棺の中から乾いた手が現れて鋭い目を光らせていたのを。
「この壁画は、いったい……?」
「いろんな猛獣を仕留めているみたいに見えるね。――あっ」
「なんだ……?」
ふと前方を見ると、存在感を示すように光る台座の上にノートを見つけた。それに引き寄せられるように私たちは向かって中を覗き込むと……。