奇々怪々! 謎の古文書と棺の中の生き物!
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さっそくゼブラが走って浮き出ている壁に飛び乗ると、トリコもそれに続く。するとゼブラは一つの浮き出た壁をコンコンと叩くと、トリコにそれを示した。
「…………」
「なんだ壁じゃねぇか。そいつをぶっ壊せばいいのか? 3連釘パンチ!!」
トリコは釘パンチでそれを壊すと、壁の向こうには隠し階段が現れた。先にゼブラがその階段を降りていくと、トリコも続きながら逸れた二人を思う。
(待ってろよ、瑞貴! 小松!)
☆☆☆☆☆
「うわあぁぁあああ!」
「こいつは捕獲レベル38の軟体獣類・エスカルアゴ! また面倒なのが出てきたね……!」
体力回復のために猛獣を仕留めていたとはいえ、私の体力は全て回復しているわけじゃない。小松さんを守りながらどれくらい戦えるか――!
キンッ!
「えっ!?」
襲いかかって来たエスカルアゴの攻撃は、私が守護壁を張る前に弾き飛ばされた。よく見ると私と小松さんの体に不思議な力が張り巡らされている。
「瑞貴さん!」
「こ、これは……?」
《おい、小娘、小僧。この俺の声は一度しか聞けねぇ……聞き漏らしたら殺すぞ》
「ゼ、ゼブラさん!」
「そっか、この力はゼブラさんのもの……!」
《お前たちに音の鎧――サウンドアーマーをまとわせてやったせいで声が枯れちまった。いいかよく聞け》
「「はい!」」
《全てを食材だと思え。お前らは料理人……使う道具は見えて来る》
「そうか、この猛獣は食材……!」
「そういえばそうだった……」
ゼブラに言われて改めてハッとさせられる。調理場に立たない限り私は『美食屋』としてやってきたから、今この場でも『料理人』であることを忘れていた。
《それに小僧》
「は、はい!」
《小娘を守れと言ったはずだ。忘れんな》
(そうだ! 僕は瑞貴さんを守るって誓った……! でも、今までずっと僕が守られてばかりで……!)
小松さんはリュックに何か取り出すと、その包みを取った。中から現れたのはメルク包丁――!
「…………」
「なんだ壁じゃねぇか。そいつをぶっ壊せばいいのか? 3連釘パンチ!!」
トリコは釘パンチでそれを壊すと、壁の向こうには隠し階段が現れた。先にゼブラがその階段を降りていくと、トリコも続きながら逸れた二人を思う。
(待ってろよ、瑞貴! 小松!)
☆☆☆☆☆
「うわあぁぁあああ!」
「こいつは捕獲レベル38の軟体獣類・エスカルアゴ! また面倒なのが出てきたね……!」
体力回復のために猛獣を仕留めていたとはいえ、私の体力は全て回復しているわけじゃない。小松さんを守りながらどれくらい戦えるか――!
キンッ!
「えっ!?」
襲いかかって来たエスカルアゴの攻撃は、私が守護壁を張る前に弾き飛ばされた。よく見ると私と小松さんの体に不思議な力が張り巡らされている。
「瑞貴さん!」
「こ、これは……?」
《おい、小娘、小僧。この俺の声は一度しか聞けねぇ……聞き漏らしたら殺すぞ》
「ゼ、ゼブラさん!」
「そっか、この力はゼブラさんのもの……!」
《お前たちに音の鎧――サウンドアーマーをまとわせてやったせいで声が枯れちまった。いいかよく聞け》
「「はい!」」
《全てを食材だと思え。お前らは料理人……使う道具は見えて来る》
「そうか、この猛獣は食材……!」
「そういえばそうだった……」
ゼブラに言われて改めてハッとさせられる。調理場に立たない限り私は『美食屋』としてやってきたから、今この場でも『料理人』であることを忘れていた。
《それに小僧》
「は、はい!」
《小娘を守れと言ったはずだ。忘れんな》
(そうだ! 僕は瑞貴さんを守るって誓った……! でも、今までずっと僕が守られてばかりで……!)
小松さんはリュックに何か取り出すと、その包みを取った。中から現れたのはメルク包丁――!