奇々怪々! 謎の古文書と棺の中の生き物!
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……メロウコーラ捕獲と瑞貴と小松の救出を目指すトリコとゼブラは、ついにグルメピラミッドに到着した。しかしピラミッドは巨大な建造物の一角に過ぎなかった。
流砂によって先にグルメピラミッド内に流れついていた瑞貴と小松は、猛獣に襲われるもゼブラの吠え弾に守られた。そして、トリコとゼブラは猛獣と戦いながら地下へと進んで行く。しかし疲労のためゼブラの声が枯れてしまい、反響マップを閉じたために瑞貴と小松を見失ってしまう。
その頃瑞貴と小松は、ベジタブルスカイで見た生物と似た足跡を目撃していた。
☆☆☆☆☆
「こ、この足跡は、もしかして……」
「小松さんの思ったことは間違いないよ。あのとき、ベジタブルスカイで見た鳥人間のモノだ……」
一見すると美食會のGTロボに似ているけど間違いなく生き物であり、しかも知力が高い生物である。
「っ! 小松さん」
「えっ!?」
嫌な気配がして振り向いた私は、すぐに小松さんを呼んで戦闘態勢に入った。
☆☆☆☆☆
……トリコとゼブラは、先ほど戦ったユニコーンケルベロスを食べていた。かなり巨大な猛獣だったが、二人が一緒だともうすでに骨だけになっている。
「三つ首のユニコーン、肉はちと固ぇな。栄養度もあまり高くはないだろうが、それでも1キログラム・千キロカロリー……鳥のササミくらいのカロリーはあるだろう。少しは回復できたか、ゼブラ?」
「…………」
「サッパリかよ。肉の量からして、10万キロカロリーは摂取できたはずだがな」
あれだけ食べたのに、ゼブラは肩をすくめて首を横に振るだけだ。それは否定の意味をしている。
骨以外は全て食べ終えたので、ゼブラとトリコは立ち上がった。そしてトリコは両手を合わせて食後の挨拶をする。
「ごちそうさまでした」
トリコが体内に蓄えられるエネルギーは、およそ300万キロカロリー、現在は45パーセントほど回復している。対してゼブラの蓄えられるエネルギー量は約450万キロカロリー……四天王ではトップの量だ。故に2パーセントしか回復していない。
体力なら充分な食事の量ですぐに回復できるが、ゼブラの喉は一度枯れると声が出せるまでに時間がかかる。
「ゼブラ。マップでのルートは覚えているよな? 案内頼むぜ」
「…………」
声が枯れているのでゼブラは人差し指と親指を立て、さらに親指を動かすというサインで答えた。懐かしいサインにトリコはふと昔を思い出す。
「あ? 『黙って着いて来い』か。昔から声が枯れたときはそのヘンテコなオリジナルの合図だったよな。相変わらずだぜ」
流砂によって先にグルメピラミッド内に流れついていた瑞貴と小松は、猛獣に襲われるもゼブラの吠え弾に守られた。そして、トリコとゼブラは猛獣と戦いながら地下へと進んで行く。しかし疲労のためゼブラの声が枯れてしまい、反響マップを閉じたために瑞貴と小松を見失ってしまう。
その頃瑞貴と小松は、ベジタブルスカイで見た生物と似た足跡を目撃していた。
☆☆☆☆☆
「こ、この足跡は、もしかして……」
「小松さんの思ったことは間違いないよ。あのとき、ベジタブルスカイで見た鳥人間のモノだ……」
一見すると美食會のGTロボに似ているけど間違いなく生き物であり、しかも知力が高い生物である。
「っ! 小松さん」
「えっ!?」
嫌な気配がして振り向いた私は、すぐに小松さんを呼んで戦闘態勢に入った。
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……トリコとゼブラは、先ほど戦ったユニコーンケルベロスを食べていた。かなり巨大な猛獣だったが、二人が一緒だともうすでに骨だけになっている。
「三つ首のユニコーン、肉はちと固ぇな。栄養度もあまり高くはないだろうが、それでも1キログラム・千キロカロリー……鳥のササミくらいのカロリーはあるだろう。少しは回復できたか、ゼブラ?」
「…………」
「サッパリかよ。肉の量からして、10万キロカロリーは摂取できたはずだがな」
あれだけ食べたのに、ゼブラは肩をすくめて首を横に振るだけだ。それは否定の意味をしている。
骨以外は全て食べ終えたので、ゼブラとトリコは立ち上がった。そしてトリコは両手を合わせて食後の挨拶をする。
「ごちそうさまでした」
トリコが体内に蓄えられるエネルギーは、およそ300万キロカロリー、現在は45パーセントほど回復している。対してゼブラの蓄えられるエネルギー量は約450万キロカロリー……四天王ではトップの量だ。故に2パーセントしか回復していない。
体力なら充分な食事の量ですぐに回復できるが、ゼブラの喉は一度枯れると声が出せるまでに時間がかかる。
「ゼブラ。マップでのルートは覚えているよな? 案内頼むぜ」
「…………」
声が枯れているのでゼブラは人差し指と親指を立て、さらに親指を動かすというサインで答えた。懐かしいサインにトリコはふと昔を思い出す。
「あ? 『黙って着いて来い』か。昔から声が枯れたときはそのヘンテコなオリジナルの合図だったよな。相変わらずだぜ」