封印された声! 異空間グルメピラミッド!
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「何かに反応したのかな?」
「そうだ!」
小松さんはペロットを手に取ると、片方の道の壁のプレートにあるバーコードをスキャンした。
「青く光った!」
「向こう側はどうなんでしょう?」
もう一つの道のバーコードをスキャンすると、今度は赤く光った。
「こっちは赤……。少し先に壁しかないし、この先は行き止まりだね」
「あっ! もしかして、この光に従って進めばいいってことでしょうか!?」
「そういえば店主さんも……」
『持ってりゃ広い砂漠も迷わず進める……って、言い伝えがある』
「あれは砂漠ではなく、グルメピラミッドのことだったかもしれません」
「とにかく当てもないし、この光に導いてもらおう」
「はい!」
青に光った道を進んで行くと何度か分かれ道になり、その度に小松さんがスキャンしてくれた。何度もその繰り返しをし、次の角を確認すると――。
「「わあっ/わみゃ!」」
ベランダのような通路を見つけ、その下を覗き込むとたくさんの道と階段と通路があった。これは本当に迷宮である。
「スゴい……! どのぐらい広いんだろう……!?」
「いったい何キロあるんでしょう? これがグルメピラミッド……本当に得体のしれない所ですね……」
「そうだ、確かおばさんも……」
私たちはレンタルラクダのおばさんが教えてくれた、グルメピラミッドについての情報を思い出す。
『グルメピラミッドが作られたのは、何千年も昔だと言われておりますが……。けれど、その頃の文明や技術では到底完成できないものらしく、文明を超えた何か…地球上の物ではない生き物が関わったんじゃないか……などと、あれこれ憶測が飛び交っていて、その真相はいまだ解明されておりません。言い伝えでは古代国家の王が眠っているとか、伝説の食材が隠されているとか……』
「きっとその食材がメロウコーラに違いありません! 必ず見つけて見せるぞー!」
「フフッ……――っ! 小松さん、こっち!」
「えっ!?」
威勢よく拳を上げる小松さんに微笑ましく思ったけど、猛獣の気配を感じて私は小松さんの腕を引いて柱の陰に隠れた。
〈ゲコッ……〉
「「……………」」
小松さんは声を上げないように両手を口に当てて身を固め、私も念のために守護壁を張って息を潜める。
対応が早かったおかげか、カエルのような猛獣は私たちが最初にいた場所を見て首を傾げ、ジャンプして奥に飛んで行った。それを確認した私はホッと息を吐く。
「もういいよ、小松さん」
「こーわー……」
「そうだ!」
小松さんはペロットを手に取ると、片方の道の壁のプレートにあるバーコードをスキャンした。
「青く光った!」
「向こう側はどうなんでしょう?」
もう一つの道のバーコードをスキャンすると、今度は赤く光った。
「こっちは赤……。少し先に壁しかないし、この先は行き止まりだね」
「あっ! もしかして、この光に従って進めばいいってことでしょうか!?」
「そういえば店主さんも……」
『持ってりゃ広い砂漠も迷わず進める……って、言い伝えがある』
「あれは砂漠ではなく、グルメピラミッドのことだったかもしれません」
「とにかく当てもないし、この光に導いてもらおう」
「はい!」
青に光った道を進んで行くと何度か分かれ道になり、その度に小松さんがスキャンしてくれた。何度もその繰り返しをし、次の角を確認すると――。
「「わあっ/わみゃ!」」
ベランダのような通路を見つけ、その下を覗き込むとたくさんの道と階段と通路があった。これは本当に迷宮である。
「スゴい……! どのぐらい広いんだろう……!?」
「いったい何キロあるんでしょう? これがグルメピラミッド……本当に得体のしれない所ですね……」
「そうだ、確かおばさんも……」
私たちはレンタルラクダのおばさんが教えてくれた、グルメピラミッドについての情報を思い出す。
『グルメピラミッドが作られたのは、何千年も昔だと言われておりますが……。けれど、その頃の文明や技術では到底完成できないものらしく、文明を超えた何か…地球上の物ではない生き物が関わったんじゃないか……などと、あれこれ憶測が飛び交っていて、その真相はいまだ解明されておりません。言い伝えでは古代国家の王が眠っているとか、伝説の食材が隠されているとか……』
「きっとその食材がメロウコーラに違いありません! 必ず見つけて見せるぞー!」
「フフッ……――っ! 小松さん、こっち!」
「えっ!?」
威勢よく拳を上げる小松さんに微笑ましく思ったけど、猛獣の気配を感じて私は小松さんの腕を引いて柱の陰に隠れた。
〈ゲコッ……〉
「「……………」」
小松さんは声を上げないように両手を口に当てて身を固め、私も念のために守護壁を張って息を潜める。
対応が早かったおかげか、カエルのような猛獣は私たちが最初にいた場所を見て首を傾げ、ジャンプして奥に飛んで行った。それを確認した私はホッと息を吐く。
「もういいよ、小松さん」
「こーわー……」