封印された声! 異空間グルメピラミッド!
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「小松さん、大丈夫? 顔が赤いよ?」
「いいいいえ! ダイジョーブです! ダイジョーブ!」
「ならいいけど……」
(そ、そうだ。僕、無我夢中で瑞貴さんに抱きついてたんだっけ。瑞貴さんも抱きしめてくれたし……わあー! 僕はなんてことをー!)
今度は両手で頭を押さえて首を振り始めたので、その慌てぶりを見て怪我とは別に心配になった。頭とか打ってなきゃいいんだけど……。とりあえず安心した私は柱にもたれかかった。
「ここはいったい!? 確か、砂に流されて……!」
「よかった、覚えていたんだね。小松さんは蜃気楼にやられて砂の中に流されていたんだよ」
私もすぐ飛び出したんだけど、予想以上に流砂が早かったから地上に戻ることはできなかったんだけどね。
「トリコさんとゼブラさんは?」
「見ての通り逸れちゃった」
「そんな……。恐ろしい猛獣たちから逃げまくって……あの猛獣たちはどこへ?」
「そこにいるよ」
「えっ」
〈グルルルル……!〉
私が顔をしかめて柱の裏を指差せば、巨大な猛獣がこちらを見ていた。力を消耗した状態でどこまで戦えるか……!
「うわあぁぁあああ!」
「クッ……!」
《吠え弾!!》
私がブレスレットを薙刀に変形させようとしたらゼブラの声が聞こえた。声だけなのに、まるでそこにいるかのような感じがする。
《おい、死んでみるか? お前?》
〈グルルルル……〉
ゼブラの威嚇が効いたのか猛獣は慌てて逃げて行ってしまった。戦うハメにならなくて本当によかった。
「ええっ!? いったい……」
「ゼブラさんだ。よかった、追いかけて来てくれて……」
「ゼ、ゼブラさんって……」
《小僧! 小娘!》
「うわあっ!」
信じていた甲斐があったよ。ゼブラの声に小松さんは驚いたけど私は安心する。
「いいいいえ! ダイジョーブです! ダイジョーブ!」
「ならいいけど……」
(そ、そうだ。僕、無我夢中で瑞貴さんに抱きついてたんだっけ。瑞貴さんも抱きしめてくれたし……わあー! 僕はなんてことをー!)
今度は両手で頭を押さえて首を振り始めたので、その慌てぶりを見て怪我とは別に心配になった。頭とか打ってなきゃいいんだけど……。とりあえず安心した私は柱にもたれかかった。
「ここはいったい!? 確か、砂に流されて……!」
「よかった、覚えていたんだね。小松さんは蜃気楼にやられて砂の中に流されていたんだよ」
私もすぐ飛び出したんだけど、予想以上に流砂が早かったから地上に戻ることはできなかったんだけどね。
「トリコさんとゼブラさんは?」
「見ての通り逸れちゃった」
「そんな……。恐ろしい猛獣たちから逃げまくって……あの猛獣たちはどこへ?」
「そこにいるよ」
「えっ」
〈グルルルル……!〉
私が顔をしかめて柱の裏を指差せば、巨大な猛獣がこちらを見ていた。力を消耗した状態でどこまで戦えるか……!
「うわあぁぁあああ!」
「クッ……!」
《吠え弾!!》
私がブレスレットを薙刀に変形させようとしたらゼブラの声が聞こえた。声だけなのに、まるでそこにいるかのような感じがする。
《おい、死んでみるか? お前?》
〈グルルルル……〉
ゼブラの威嚇が効いたのか猛獣は慌てて逃げて行ってしまった。戦うハメにならなくて本当によかった。
「ええっ!? いったい……」
「ゼブラさんだ。よかった、追いかけて来てくれて……」
「ゼ、ゼブラさんって……」
《小僧! 小娘!》
「うわあっ!」
信じていた甲斐があったよ。ゼブラの声に小松さんは驚いたけど私は安心する。