警報発令! ゼブラ、サンドガーデンに到着!
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「うるせぇんだよ、お前ら!! 毎日日にち飽きずにケンカしやがって!!」
「瑞貴さん!?」
なんと瑞貴は二人に向かって怒鳴ったのだ。今まで見たことのない様子の上に命知らずも同然なので、小松は悲鳴を上げ、さすがにトリコもただならぬ予感がして動きを止める。……しかし一番命知らずがいる。
「小娘、てめぇチョーシに乗ってんのか?」
「失敬な! 一番チョーシに乗ってんのはお前だよ! ゼブラ!」
「なっ!?」
瑞貴は薙刀の先端をゼブラに向けた。今までそんな反応をされたことがなかったのか、ゼブラも少し怯んだ。
「暇さえあればケンカケンカケンカ……そのせいでリフトハウスはボロボロだ! 昨夜も私の部屋を崩壊させやがって! つか、この時点でリフトハウスに砂が少しも入らない理由、わかるか!? 私が守護結界を張っているから無事なんだよ!」
そう、外は常に砂塵が舞っているのにリフトハウスに砂が入らない理由は、瑞貴が毎日リフトハウス全体に守護結界を張っているのだ。二人の結果は多大な被害を及ぼし、ついには瑞貴の部屋の壁が壊れるなど大惨事を起こした。
体力温存と回復のために瑞貴は眠っていたが、その睡眠をついに二人が邪魔した。……瑞貴にとって睡眠妨害されるのは何よりも嫌いなのだ。邪魔をされたら相手が誰だろうと怒りを覚えてしまう。
「今すぐこの壁を修理しろ。終わるまでメシ抜きだ」
「あ? チョーシに――」
「わかったな?」
「…………」
チョーシに乗るなとゼブラが言おうとしたが、瑞貴は眉間にシワを寄せて再確認した。それを見たゼブラはしぶしぶと工具と板を手に取るのだった。
今までの光景に小松とトリコは瑞貴の見たことのない姿に、全身が冷や汗を流してしまうほどだった。
「み、瑞貴さんが怖い……」
「俺、さっき起こさなくてよかった……」
「トリコ、お前もだ!」
「はい!」
もちろんリフトハウス破壊の原因はゼブラだけではないので、瑞貴が示すとトリコは慌てて修理に向かった。
理由はどうあれ、なんとかケンカが終了したので小松はホッとするも、リフトハウスの状況を見て現実を突きつけられる。
「うわあ……。これは修理代、物凄く請求されるな……。ゼブラさんのこのヤンチャぶり……」
『ゼブラ迎えに行くの、手伝ってくんね?』
『『断る!』』
「ココさんとサニーさんが断ったのも、わかる気がする……」
「ココとサニーがなんだって?」
「ヒッ! い、いえ! なんでも!」
小さく呟いたとはいえ、修理しているゼブラの地獄耳にはバッチリ届いていた。小松が慌てて訂正すると、ゼブラはニヤリと笑って修理を再開する。
「小松さん」
「はい!」
「キッチンに行くよ」
薙刀をブレスレットに戻した瑞貴が声をかけるが、先ほどの恐怖があるのか小松は背筋を伸ばして返事をする。それに気にせず瑞貴はキッチンへと促したので慌てて小松は追いかけた。
「あの二人が修理を終わる頃には、ケンカもしたし腹減ってるでしょ。今の内に作っとくよ」
「あっ……はい!」
なんだかんだ言ってちゃんと食事を作る瑞貴に小松は少し緊張がほぐれて笑顔になった。しかし……。
トントントン――……。
「コラッ、ゼブラ! それは俺が使っていた釘だろうが!」
「うっせぇな。お前こそ、俺が使う板を取ってんじゃねぇ」
「いいじゃねぇか、こっちのほうがヒビがデケェんだよ」
「ンだと!? 口答えしてんじゃねぇ!」
「ああん!?」
「さっさと修理しろ!!」
「「…………」」
トントントン――……。
またケンカが始まりそうな雰囲気だったが、瑞貴が一喝することで釘を打つ音だけが響いた。
(二度と寝ている瑞貴さんを起こさないでおこう……)
……それは小松だけでなく、トリコもゼブラも固く心に誓ったとか。
――夕食を作り終える頃には私も冷静を取り戻した。睡眠を妨害されたのもあるけど、今までのストレスが溜まっていたんだなぁ。
二人の修理は多少ハリボテだけど全部の壁のヒビ…というよりクレーターは防いでくれたので、さっそくみんなで食事をすることに。
「やっぱりお前、あの処刑獣を食ってやがったか。どうりでレベルアップしてるわけだな」
「てめぇこそ力を上げたじゃねぇか。まだ俺と対等にぶん殴り合いできるのがいるなんて、嬉しいぜ」
私と小松さんはも食べ終えた。てか、何十人分も作ったはずなのにハニープリズンのときのように一気に減ってしまった。
「あんなに作ったのに、もうほとんどない……」
「これって、足りなくない?」
「小僧、小娘、足りねぇな」
「は、はいぃ!」
「やっぱりか……」
「瑞貴さん!?」
なんと瑞貴は二人に向かって怒鳴ったのだ。今まで見たことのない様子の上に命知らずも同然なので、小松は悲鳴を上げ、さすがにトリコもただならぬ予感がして動きを止める。……しかし一番命知らずがいる。
「小娘、てめぇチョーシに乗ってんのか?」
「失敬な! 一番チョーシに乗ってんのはお前だよ! ゼブラ!」
「なっ!?」
瑞貴は薙刀の先端をゼブラに向けた。今までそんな反応をされたことがなかったのか、ゼブラも少し怯んだ。
「暇さえあればケンカケンカケンカ……そのせいでリフトハウスはボロボロだ! 昨夜も私の部屋を崩壊させやがって! つか、この時点でリフトハウスに砂が少しも入らない理由、わかるか!? 私が守護結界を張っているから無事なんだよ!」
そう、外は常に砂塵が舞っているのにリフトハウスに砂が入らない理由は、瑞貴が毎日リフトハウス全体に守護結界を張っているのだ。二人の結果は多大な被害を及ぼし、ついには瑞貴の部屋の壁が壊れるなど大惨事を起こした。
体力温存と回復のために瑞貴は眠っていたが、その睡眠をついに二人が邪魔した。……瑞貴にとって睡眠妨害されるのは何よりも嫌いなのだ。邪魔をされたら相手が誰だろうと怒りを覚えてしまう。
「今すぐこの壁を修理しろ。終わるまでメシ抜きだ」
「あ? チョーシに――」
「わかったな?」
「…………」
チョーシに乗るなとゼブラが言おうとしたが、瑞貴は眉間にシワを寄せて再確認した。それを見たゼブラはしぶしぶと工具と板を手に取るのだった。
今までの光景に小松とトリコは瑞貴の見たことのない姿に、全身が冷や汗を流してしまうほどだった。
「み、瑞貴さんが怖い……」
「俺、さっき起こさなくてよかった……」
「トリコ、お前もだ!」
「はい!」
もちろんリフトハウス破壊の原因はゼブラだけではないので、瑞貴が示すとトリコは慌てて修理に向かった。
理由はどうあれ、なんとかケンカが終了したので小松はホッとするも、リフトハウスの状況を見て現実を突きつけられる。
「うわあ……。これは修理代、物凄く請求されるな……。ゼブラさんのこのヤンチャぶり……」
『ゼブラ迎えに行くの、手伝ってくんね?』
『『断る!』』
「ココさんとサニーさんが断ったのも、わかる気がする……」
「ココとサニーがなんだって?」
「ヒッ! い、いえ! なんでも!」
小さく呟いたとはいえ、修理しているゼブラの地獄耳にはバッチリ届いていた。小松が慌てて訂正すると、ゼブラはニヤリと笑って修理を再開する。
「小松さん」
「はい!」
「キッチンに行くよ」
薙刀をブレスレットに戻した瑞貴が声をかけるが、先ほどの恐怖があるのか小松は背筋を伸ばして返事をする。それに気にせず瑞貴はキッチンへと促したので慌てて小松は追いかけた。
「あの二人が修理を終わる頃には、ケンカもしたし腹減ってるでしょ。今の内に作っとくよ」
「あっ……はい!」
なんだかんだ言ってちゃんと食事を作る瑞貴に小松は少し緊張がほぐれて笑顔になった。しかし……。
トントントン――……。
「コラッ、ゼブラ! それは俺が使っていた釘だろうが!」
「うっせぇな。お前こそ、俺が使う板を取ってんじゃねぇ」
「いいじゃねぇか、こっちのほうがヒビがデケェんだよ」
「ンだと!? 口答えしてんじゃねぇ!」
「ああん!?」
「さっさと修理しろ!!」
「「…………」」
トントントン――……。
またケンカが始まりそうな雰囲気だったが、瑞貴が一喝することで釘を打つ音だけが響いた。
(二度と寝ている瑞貴さんを起こさないでおこう……)
……それは小松だけでなく、トリコもゼブラも固く心に誓ったとか。
――夕食を作り終える頃には私も冷静を取り戻した。睡眠を妨害されたのもあるけど、今までのストレスが溜まっていたんだなぁ。
二人の修理は多少ハリボテだけど全部の壁のヒビ…というよりクレーターは防いでくれたので、さっそくみんなで食事をすることに。
「やっぱりお前、あの処刑獣を食ってやがったか。どうりでレベルアップしてるわけだな」
「てめぇこそ力を上げたじゃねぇか。まだ俺と対等にぶん殴り合いできるのがいるなんて、嬉しいぜ」
私と小松さんはも食べ終えた。てか、何十人分も作ったはずなのにハニープリズンのときのように一気に減ってしまった。
「あんなに作ったのに、もうほとんどない……」
「これって、足りなくない?」
「小僧、小娘、足りねぇな」
「は、はいぃ!」
「やっぱりか……」