警報発令! ゼブラ、サンドガーデンに到着!
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……修業食材・メロウコーラを手に入れるためにはゼブラの協力が必要だと考えたトリコは、瑞貴と小松と共にハニープリズンへと向かう。ゼブラが捕まった理由を知り動揺する小松。対して瑞貴はゼブラが出所できるほどなのだから、ただの罪人とはどうしても思えなかった。
片道一ヶ月のリフトハウスに乗り、トリコや瑞貴たちはグルメピラミッドがあるサンドガーデンへと向かった。
☆☆☆☆☆
……あれから三日。サンドガーデンに行くためリフトハウスの旅をする瑞貴たち一行。トリコは骨付き肉を食べながら、小松は本を読みながら過ごしていた。ちなみに瑞貴はというと――。
「スー……スー……」
「瑞貴の奴、まだ寝てやがる。ちゃんと夜に寝てんのか?」
「いいじゃないですか。サンドガーデンに辿り着いたら忙しくなりますし、今はゆっくり休ませてあげましょうよ」
リビングのソファで瑞貴はブランケットを掛けて寝ていた。最近は食事関係しか起きないのでトリコはつまんなさそうに瑞貴の頬をつつく。
「トリコさん、邪魔しちゃ悪いですよ」
「だってこいつの頬、相変わらずプリンみてぇだし。それに寝るなら部屋で寝ろよ」
「いやだって、瑞貴さんの部屋は……」
「――暇だなぁ」
「あ?」
トリコと小松が瑞貴の寝顔を見ていると、ゼブラがリビングに入り、二人が座っているソファの背にある一人掛けのソファに座った。
「なぁトリコ、ケンカしようぜ」
「やだよ、大人しくしてろ」
「いいじゃねぇか……久しぶりによっ!」
「ふっ!」
「うわあっ!」
問答無用で拳を繰り出すゼブラにトリコは片手で受け止めた。その際に衝撃が伝わったので小松は慌てて暖炉のそばに避難する。
「なんでお前と意味なくケンカしなきゃなんねぇんだよ!」
ドゴオッ!
「戦いこそ俺の全てだからだろ!」
バンッ!
「ンなモン知るか!」
ドガアッ!
「せっかく家賃が高いペンションタイプを借りたのに……」
ドカッ! ガシャン! バゴォッ!
「どうだトリコ、オラァ!」
「しつこいぞ、お前!」
物が飛び交ったり壁に衝撃が叩きつけられるため、穴やら傷やらでこの数日でリフトハウスはボロボロである。小松は壁を見て青ざめていたが、あることを思い出してハッと我に返る。
「そうだ、瑞貴さん!」
「スー……スー……」
「まだ寝てるー!?」
これだけ大きな音がしているのに瑞貴は相変わらず寝ていた。せいぜい寝返りを打った程度で起きず、小松はその神経の図太さに驚く他ない。
しかし瑞貴の隣ではトリコとゼブラがケンカの真っ最中。あの場にいては危険だと思った小松は瑞貴のそばに駆け寄ろうとする。
「瑞貴さ――」
「いい加減にしやがれ!」
「ンだと!?」
ゴンッ!
「イタッ!」
「あっ」
どちらかが投げたであろう額縁が瑞貴に命中した。小松は気づいたがケンカに夢中の二人は気づいていない。さすがに目が覚めたのか瑞貴はゆっくりと体を起こし、そして――。
「氷結界!!」
「え――っ!?」
なんとブレスレットを薙刀にしてトリコとゼブラを凍らせた。容赦ない攻撃に小松は驚き、軽めにやったのかすぐに結界は解けたが二人の標的は瑞貴に変わる。
「何すんだ瑞貴!」
「小娘、てめぇ!」
「……だよ」
「あ?」
「ンだと?」
小声だったのでトリコは聞き直すが、地獄耳のゼブラには聞こえていたので顔をしかめる。しかしそれ以上に瑞貴の背後にただならぬオーラが出ていた。
片道一ヶ月のリフトハウスに乗り、トリコや瑞貴たちはグルメピラミッドがあるサンドガーデンへと向かった。
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……あれから三日。サンドガーデンに行くためリフトハウスの旅をする瑞貴たち一行。トリコは骨付き肉を食べながら、小松は本を読みながら過ごしていた。ちなみに瑞貴はというと――。
「スー……スー……」
「瑞貴の奴、まだ寝てやがる。ちゃんと夜に寝てんのか?」
「いいじゃないですか。サンドガーデンに辿り着いたら忙しくなりますし、今はゆっくり休ませてあげましょうよ」
リビングのソファで瑞貴はブランケットを掛けて寝ていた。最近は食事関係しか起きないのでトリコはつまんなさそうに瑞貴の頬をつつく。
「トリコさん、邪魔しちゃ悪いですよ」
「だってこいつの頬、相変わらずプリンみてぇだし。それに寝るなら部屋で寝ろよ」
「いやだって、瑞貴さんの部屋は……」
「――暇だなぁ」
「あ?」
トリコと小松が瑞貴の寝顔を見ていると、ゼブラがリビングに入り、二人が座っているソファの背にある一人掛けのソファに座った。
「なぁトリコ、ケンカしようぜ」
「やだよ、大人しくしてろ」
「いいじゃねぇか……久しぶりによっ!」
「ふっ!」
「うわあっ!」
問答無用で拳を繰り出すゼブラにトリコは片手で受け止めた。その際に衝撃が伝わったので小松は慌てて暖炉のそばに避難する。
「なんでお前と意味なくケンカしなきゃなんねぇんだよ!」
ドゴオッ!
「戦いこそ俺の全てだからだろ!」
バンッ!
「ンなモン知るか!」
ドガアッ!
「せっかく家賃が高いペンションタイプを借りたのに……」
ドカッ! ガシャン! バゴォッ!
「どうだトリコ、オラァ!」
「しつこいぞ、お前!」
物が飛び交ったり壁に衝撃が叩きつけられるため、穴やら傷やらでこの数日でリフトハウスはボロボロである。小松は壁を見て青ざめていたが、あることを思い出してハッと我に返る。
「そうだ、瑞貴さん!」
「スー……スー……」
「まだ寝てるー!?」
これだけ大きな音がしているのに瑞貴は相変わらず寝ていた。せいぜい寝返りを打った程度で起きず、小松はその神経の図太さに驚く他ない。
しかし瑞貴の隣ではトリコとゼブラがケンカの真っ最中。あの場にいては危険だと思った小松は瑞貴のそばに駆け寄ろうとする。
「瑞貴さ――」
「いい加減にしやがれ!」
「ンだと!?」
ゴンッ!
「イタッ!」
「あっ」
どちらかが投げたであろう額縁が瑞貴に命中した。小松は気づいたがケンカに夢中の二人は気づいていない。さすがに目が覚めたのか瑞貴はゆっくりと体を起こし、そして――。
「氷結界!!」
「え――っ!?」
なんとブレスレットを薙刀にしてトリコとゼブラを凍らせた。容赦ない攻撃に小松は驚き、軽めにやったのかすぐに結界は解けたが二人の標的は瑞貴に変わる。
「何すんだ瑞貴!」
「小娘、てめぇ!」
「……だよ」
「あ?」
「ンだと?」
小声だったのでトリコは聞き直すが、地獄耳のゼブラには聞こえていたので顔をしかめる。しかしそれ以上に瑞貴の背後にただならぬオーラが出ていた。