爆音解放! 死刑囚ゼブラの出所!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
……一龍に言い渡された修業食材・メロウコーラが、美食屋の墓場・グルメピラミッドにあると知ったトリコ。
メロウコーラを手に入れるためには、美食四天王ゼブラの力が必要だと考え、瑞貴と小松と共にゼブラが捕らえられている刑務所・ハニープリズンへと向かう。
凶悪な囚人のみが収監されているハニープリズンで、トリコはゼブラと再会を果たした!
☆☆☆☆☆
……キッカケは易学の街・グルメフォーチュン。一人の占い師のたったひと言で会った。
『おおおっ……! 不吉じゃ! 多くの命が奪われるー!』
グルメ馬車から帰還したティナがグルメTV局へ戻ると、局中が大騒ぎしてすぐにスタジオ入りとなった。
「この時間は予定を変更してニュースをお伝えします。先ほど入ったニュースによりますと、四天王の一人・ゼブラさんが出所したもようです……――ホントに!?」
いきなりのスタジオ入りだったので原稿のチェックをする暇もなく、ティナは自分で発言しながら驚いた。そこへ新たな原稿が入ったので読み上げる。
「ゼブラの出所の情報により株はストップ安……! 食材の価格も十倍以上に公転しています。また、ゼブラに備えて二十五ヶ国が非常事態宣言を発令した模様です。スタジオには経済学者のマネイさんに来ていただいています」
「ゼブラ出所が本当ならば、それによる経済損失は全世界で数千兆円……先進国の十ヶ国以上が破綻するほどの被害が出るかもしれません」
「マ、マジ!?」
「マジです」
ゼブラの出所――これだけで全世界が大騒ぎになるのだった。
☆☆☆☆☆
私と小松さんがゼブラの出所祝いのために作った料理を運んでいる中、ハニープリズンの所員・ヘドロマンさんが慌てて駆け寄って来た。
「所長! ラブ所長! ゼブラの出所が漏れてますね!」
「しょせん、最高機密なんてそんなモノよ。フフッ、ゼブラちゃんの出所はただの特例で済ませないんだから」
「それってまさか、所長による超個人的なゼブラに対する想いが反映された……」
「違うわよ! ババァの恋は純情だかんね!」
「ハハアッ!」
やっぱり恋するラブ所長は可愛い。思わず小松さんと顔を見合わせてコッソリ微笑んでしまうほどだ。
「お待たせしました!」
「これで全部です!」
「おっ、やっとできたか!」
「ったく、刑務所内で出所祝いなんて前代未聞ね。食事代はちゃんと請求するわよ、トリコちゃん!」
「ゼブラ本人にしてくれ」
おいおい、主役に請求してどうすんの。てか、出所祝いしようって言ったのトリコじゃん……まさか、自分が食べたいからか?
「まっ、これっぽっちで『ショボい出所祝いだな』って文句垂れるだろうけどな」
「どんだけ食べるんですかぁ!?」
「この量でこれっぽっち……?」
私たちが手掛けた料理は、ここに来るまで捕獲した猛獣のもあればハニープリズンの食材を分けてもらい、テーブルいっぱいの量になった。中には猛獣を丸焼きにしたのもあるんだけど……。
「って、肝心のゼブラさんは……?」
「ああ、囚人共の所へ行ってるよ」
「えっ? あっ、もしかしてみなさんにお別れの挨拶ですか? な~んだ、怖そうに見えてとっても義理堅くていい人じゃないですか」
「ちょっと違うな。ゼブラなりの挨拶だな」
「ま、まさかと思うけど。それって……これ?」
私が拳を見せるとトリコは首を横に振ることはなかった。むしろ縦に振ってるんだけど!?
メロウコーラを手に入れるためには、美食四天王ゼブラの力が必要だと考え、瑞貴と小松と共にゼブラが捕らえられている刑務所・ハニープリズンへと向かう。
凶悪な囚人のみが収監されているハニープリズンで、トリコはゼブラと再会を果たした!
☆☆☆☆☆
……キッカケは易学の街・グルメフォーチュン。一人の占い師のたったひと言で会った。
『おおおっ……! 不吉じゃ! 多くの命が奪われるー!』
グルメ馬車から帰還したティナがグルメTV局へ戻ると、局中が大騒ぎしてすぐにスタジオ入りとなった。
「この時間は予定を変更してニュースをお伝えします。先ほど入ったニュースによりますと、四天王の一人・ゼブラさんが出所したもようです……――ホントに!?」
いきなりのスタジオ入りだったので原稿のチェックをする暇もなく、ティナは自分で発言しながら驚いた。そこへ新たな原稿が入ったので読み上げる。
「ゼブラの出所の情報により株はストップ安……! 食材の価格も十倍以上に公転しています。また、ゼブラに備えて二十五ヶ国が非常事態宣言を発令した模様です。スタジオには経済学者のマネイさんに来ていただいています」
「ゼブラ出所が本当ならば、それによる経済損失は全世界で数千兆円……先進国の十ヶ国以上が破綻するほどの被害が出るかもしれません」
「マ、マジ!?」
「マジです」
ゼブラの出所――これだけで全世界が大騒ぎになるのだった。
☆☆☆☆☆
私と小松さんがゼブラの出所祝いのために作った料理を運んでいる中、ハニープリズンの所員・ヘドロマンさんが慌てて駆け寄って来た。
「所長! ラブ所長! ゼブラの出所が漏れてますね!」
「しょせん、最高機密なんてそんなモノよ。フフッ、ゼブラちゃんの出所はただの特例で済ませないんだから」
「それってまさか、所長による超個人的なゼブラに対する想いが反映された……」
「違うわよ! ババァの恋は純情だかんね!」
「ハハアッ!」
やっぱり恋するラブ所長は可愛い。思わず小松さんと顔を見合わせてコッソリ微笑んでしまうほどだ。
「お待たせしました!」
「これで全部です!」
「おっ、やっとできたか!」
「ったく、刑務所内で出所祝いなんて前代未聞ね。食事代はちゃんと請求するわよ、トリコちゃん!」
「ゼブラ本人にしてくれ」
おいおい、主役に請求してどうすんの。てか、出所祝いしようって言ったのトリコじゃん……まさか、自分が食べたいからか?
「まっ、これっぽっちで『ショボい出所祝いだな』って文句垂れるだろうけどな」
「どんだけ食べるんですかぁ!?」
「この量でこれっぽっち……?」
私たちが手掛けた料理は、ここに来るまで捕獲した猛獣のもあればハニープリズンの食材を分けてもらい、テーブルいっぱいの量になった。中には猛獣を丸焼きにしたのもあるんだけど……。
「って、肝心のゼブラさんは……?」
「ああ、囚人共の所へ行ってるよ」
「えっ? あっ、もしかしてみなさんにお別れの挨拶ですか? な~んだ、怖そうに見えてとっても義理堅くていい人じゃないですか」
「ちょっと違うな。ゼブラなりの挨拶だな」
「ま、まさかと思うけど。それって……これ?」
私が拳を見せるとトリコは首を横に振ることはなかった。むしろ縦に振ってるんだけど!?