遂に登場人物! 最後の四天王ゼブラ!
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――ゼブラの元へ行くため、ラブ所長の案内で私たちは所長室から出て石の壁の通路を歩いていた。
「わかってるわよ……。会長の指示だし、しょうがないわよね。ゼブラちゃんは犯した罪も重いけど、それ以上にトリコちゃんにも負けないぐらい多くの食材を発見してる。美食屋としての功績もあるしね。まっ、ほとんど非公式だけど」
フシュー……。
「ん? ぎゃ――っ!!」
小松さんが生温い空気を感じたので振り向けば、部屋の中に捕獲レベル45の哺乳獣類・鉱鎧キバブタがいた。
「Bランク処刑獣の鉱鎧キバブタです」
「他にも処刑獣がたくさんいるね」
「じゃあ、ここは!」
「処刑場よ。刑のフルコースで言うメインディッシュの階ね。極刑を受けた囚人は全て刑のフルコースとは別に直接この階に通される。つまり、この階にいる囚人は全て死刑囚ってわけ」
ということは、ここに直接入れられた死刑囚は猛獣たちのエサになるってわけか……。
「それ以外にも一時的に収監してる危険な猛獣や隔離生物もいるわ。この前も鳥人間のような小さくてヘンテコな生物を放り込んだところよ」
「強暴でしたね。あれはたぶん、まだ子供でしょうけど」
「ちなみに、ゼブラちゃんもこの階にいるわ」
「「「ええっ!?」」」
刑のフルコースを受けているわけじゃなさそうだし、直接ここに入れられたのか……って、それって死刑囚じゃん!
「ゼブラさんって、その……いったい、何をなされたんでしょうか?」
「「「!」」」
小松さんにとっては素朴な疑問だったんだろうけど、ラブ所長とオーバンさんとトリコの空気が変わった。こういうとこは私も覚えていないし、何をしたんだ?
「食べ過ぎちゃったのよ、ご飯を」
「えっ? 食べ過ぎた?」
「それで、死刑なんですか……?」
「そっ。さっ、こっちよ」
再びラブ所長が歩き始めたのでトリコとオーバンさんは付いて行った。でも小松さんと私は話に付いて行けず顔を見合わせる。
「問題児って、ただ食いしん坊なだけってことでしょうか? それで、どうして死刑に……?」
「でもただの食いしん坊なら、『四天王一の食いしん坊』と呼ばれるトリコだってとっくに捕まってるよね? グルメタウンのときだって店を何度も閉店させたんだし」
「聞こえてるぞ!」
「あっ、ごめん」
トリコの怒鳴り声が響いたので素直に謝った。ゼブラってトリコ以上の食いしん坊なのか、それとももっと深い別の理由が……?
すぐに私たちも追うと、さらに奥にある檻の門が開かれた。
「ゼブラの奴は特別独居房にでも放り込まれてんのか?」
「ええ。処刑場です」
「処刑されてんの!? あいつ!」
「ええ。ゼブラはここに来てからずっと、処刑をされ続けてますよ」
「マジで? もしかしてそれって本人の意向か?」
「よくおわかりで」
「ウッフッフッフッ。ゼブラちゃんは処刑されてるぐらいがちょうどいいのよ」
ちょうどいいという度合いがよくわからん。しかも放り込まれてずっと処刑されているのに生きているのか。
「わかってるわよ……。会長の指示だし、しょうがないわよね。ゼブラちゃんは犯した罪も重いけど、それ以上にトリコちゃんにも負けないぐらい多くの食材を発見してる。美食屋としての功績もあるしね。まっ、ほとんど非公式だけど」
フシュー……。
「ん? ぎゃ――っ!!」
小松さんが生温い空気を感じたので振り向けば、部屋の中に捕獲レベル45の哺乳獣類・鉱鎧キバブタがいた。
「Bランク処刑獣の鉱鎧キバブタです」
「他にも処刑獣がたくさんいるね」
「じゃあ、ここは!」
「処刑場よ。刑のフルコースで言うメインディッシュの階ね。極刑を受けた囚人は全て刑のフルコースとは別に直接この階に通される。つまり、この階にいる囚人は全て死刑囚ってわけ」
ということは、ここに直接入れられた死刑囚は猛獣たちのエサになるってわけか……。
「それ以外にも一時的に収監してる危険な猛獣や隔離生物もいるわ。この前も鳥人間のような小さくてヘンテコな生物を放り込んだところよ」
「強暴でしたね。あれはたぶん、まだ子供でしょうけど」
「ちなみに、ゼブラちゃんもこの階にいるわ」
「「「ええっ!?」」」
刑のフルコースを受けているわけじゃなさそうだし、直接ここに入れられたのか……って、それって死刑囚じゃん!
「ゼブラさんって、その……いったい、何をなされたんでしょうか?」
「「「!」」」
小松さんにとっては素朴な疑問だったんだろうけど、ラブ所長とオーバンさんとトリコの空気が変わった。こういうとこは私も覚えていないし、何をしたんだ?
「食べ過ぎちゃったのよ、ご飯を」
「えっ? 食べ過ぎた?」
「それで、死刑なんですか……?」
「そっ。さっ、こっちよ」
再びラブ所長が歩き始めたのでトリコとオーバンさんは付いて行った。でも小松さんと私は話に付いて行けず顔を見合わせる。
「問題児って、ただ食いしん坊なだけってことでしょうか? それで、どうして死刑に……?」
「でもただの食いしん坊なら、『四天王一の食いしん坊』と呼ばれるトリコだってとっくに捕まってるよね? グルメタウンのときだって店を何度も閉店させたんだし」
「聞こえてるぞ!」
「あっ、ごめん」
トリコの怒鳴り声が響いたので素直に謝った。ゼブラってトリコ以上の食いしん坊なのか、それとももっと深い別の理由が……?
すぐに私たちも追うと、さらに奥にある檻の門が開かれた。
「ゼブラの奴は特別独居房にでも放り込まれてんのか?」
「ええ。処刑場です」
「処刑されてんの!? あいつ!」
「ええ。ゼブラはここに来てからずっと、処刑をされ続けてますよ」
「マジで? もしかしてそれって本人の意向か?」
「よくおわかりで」
「ウッフッフッフッ。ゼブラちゃんは処刑されてるぐらいがちょうどいいのよ」
ちょうどいいという度合いがよくわからん。しかも放り込まれてずっと処刑されているのに生きているのか。