遂に登場人物! 最後の四天王ゼブラ!
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中に案内されると彼女は一人掛けのソファに座った。それでも足が床に着いていない。
「あちしの名はラブ。ハニープリズンの所長よ。子供じゃないわよ失礼ね、あんた! よく見なさいよ!」
「いや、どの角度から見ても、あの、年端もいかぬ子供にしか……」
それ、失礼だけど小松さんが言える台詞じゃない気がする。トリコと同い年って言われても疑ってしまいそうだから。実際、元の世界で小松さんの歳を知ったとき、私も驚いたくらいだもん。
「ねぇ、トリコさん!」
「な、なんていう美貌だ……!」
「「えー!? 何それ!?」」
小松さんが同意を求めて顔を上げたら、トリコが顔を赤くしてウットリしていた。トリコってロリコンだったのか!?
「所長……」
「フッフッフッフッ」
オーバンさんは原因がわかっているみたいで笑うラブ所長に声をかけた。あっ、トリコの目がすでにハートだし鼻の下が伸びている。
「トリコさん!? 美貌って、あの!? どの辺りがですか!?」
「小松、瑞貴、お前らよ~く見てみろよ、ラブ所長を!」
「「えっ?」」
「ウフッ。あんたたちが、トリコちゃんに小松ちゃんに瑞貴ちゃんね」
「「えっ……」」
改めて見てみると、先ほどのラブ所長とは別人なほどプロポーション抜群の美人な女性がいた。
「ようこそ、ハニープリズンへ」
「なんていう美貌だー!」
「あっ、小松さんまで……」
小松さんもトリコと同様に目をハートにして鼻の下を伸ばしている。この光景、リンちゃんがいたら激怒しそうだな。
「ウッフッフッフッ。ちょろいわね、でも――」
「所長、もうその辺で」
パチンッ!
「「あっ!」」
「あれ?」
「でも、あんたたちはあちしの趣味じゃないのよね~」
オーバンさんがたしなめてラブ所長が指を鳴らすと、トリコも小松さんも我に返った。私も最初に見たラブ所長の姿に変わって驚いてしまう。
「あれ!? 今確かに……」
「幻覚……いや、そんなぬるい催眠の類じゃない。本能に直接作用する、まるで命令……。『私を愛せ』と言わんばかりの強力な指令!」
「幻覚じゃなくて本能への指令……まさか、『フェロモン』ですか?」
「あら、さすがね瑞貴ちゃん。いかにも、あちしはフェロモンを自在に操るの」
私の予想は間違っていなかったようだ。どういうことなのかと小松さんはオーバンさんに顔を向ける。
「フェロモンって……?」
「動物などが体内で生成し、他の個体への行動や生理現象に影響を与える分泌物質です」
「今二人に発したのは性フェロモンよ。当然、同性の女の子には効かないわ」
そりゃそうだ。確かに美人な姿は見えても効いたらいろんな意味で困るって。つか、さっきのようなダラしない顔になりたくない。
「あちしの名はラブ。ハニープリズンの所長よ。子供じゃないわよ失礼ね、あんた! よく見なさいよ!」
「いや、どの角度から見ても、あの、年端もいかぬ子供にしか……」
それ、失礼だけど小松さんが言える台詞じゃない気がする。トリコと同い年って言われても疑ってしまいそうだから。実際、元の世界で小松さんの歳を知ったとき、私も驚いたくらいだもん。
「ねぇ、トリコさん!」
「な、なんていう美貌だ……!」
「「えー!? 何それ!?」」
小松さんが同意を求めて顔を上げたら、トリコが顔を赤くしてウットリしていた。トリコってロリコンだったのか!?
「所長……」
「フッフッフッフッ」
オーバンさんは原因がわかっているみたいで笑うラブ所長に声をかけた。あっ、トリコの目がすでにハートだし鼻の下が伸びている。
「トリコさん!? 美貌って、あの!? どの辺りがですか!?」
「小松、瑞貴、お前らよ~く見てみろよ、ラブ所長を!」
「「えっ?」」
「ウフッ。あんたたちが、トリコちゃんに小松ちゃんに瑞貴ちゃんね」
「「えっ……」」
改めて見てみると、先ほどのラブ所長とは別人なほどプロポーション抜群の美人な女性がいた。
「ようこそ、ハニープリズンへ」
「なんていう美貌だー!」
「あっ、小松さんまで……」
小松さんもトリコと同様に目をハートにして鼻の下を伸ばしている。この光景、リンちゃんがいたら激怒しそうだな。
「ウッフッフッフッ。ちょろいわね、でも――」
「所長、もうその辺で」
パチンッ!
「「あっ!」」
「あれ?」
「でも、あんたたちはあちしの趣味じゃないのよね~」
オーバンさんがたしなめてラブ所長が指を鳴らすと、トリコも小松さんも我に返った。私も最初に見たラブ所長の姿に変わって驚いてしまう。
「あれ!? 今確かに……」
「幻覚……いや、そんなぬるい催眠の類じゃない。本能に直接作用する、まるで命令……。『私を愛せ』と言わんばかりの強力な指令!」
「幻覚じゃなくて本能への指令……まさか、『フェロモン』ですか?」
「あら、さすがね瑞貴ちゃん。いかにも、あちしはフェロモンを自在に操るの」
私の予想は間違っていなかったようだ。どういうことなのかと小松さんはオーバンさんに顔を向ける。
「フェロモンって……?」
「動物などが体内で生成し、他の個体への行動や生理現象に影響を与える分泌物質です」
「今二人に発したのは性フェロモンよ。当然、同性の女の子には効かないわ」
そりゃそうだ。確かに美人な姿は見えても効いたらいろんな意味で困るって。つか、さっきのようなダラしない顔になりたくない。