遂に登場人物! 最後の四天王ゼブラ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
……世界のグルメ都市を巡る夢の豪華客馬に乗り合わせた瑞貴たち。トリコは修業食材のメロウコーラを捕獲するため、グルメピラミッドを目指していた。
瑞貴とトリコと小松の三人はゼブラの協力を得るべく、グルメ刑務所・ハニープリズンへと向かった。
☆☆☆☆☆
黄泉への門をくぐり、トリコが『土産が足りない』と言ったので襲いかかって来た大型猛獣を共に片っ端から仕留めた。それをロープで繋いでトリコが引きずっているんだけど……。
「こんだけありゃ足りるだろ。なあゼブラよ、ん?」
「ねぇ、トリコ?」
「あの~……さっきから独り言ですか? それ」
「ん? ああ、こいつらは俺の相棒・小松。それと仲間の瑞貴だ。 あ? ちげーよ、こいつらは土産じゃねぇって。食う気か、お前!?」
おいおい、いろいろ物騒なこと言ってない!? てか、ゼブラって人間も食うことできるのか!?
「い、いったい誰としゃべってるんだ!? 亡霊でも見えてるのか、トリコさん?」
「まあ、一度入った囚人が出られない場所だから、亡霊とか出てもおかしくないけど……」
「た、確かに。黄泉への門をくぐってからずっと悪寒(オカン)が止まらない……。このおぞましい空気、まるで本当に黄泉の国と呼ばれる死者の世界へと向かってるみたい……」
「おっ、見えたぞ。二人共」
「えっ!?」
「やっぱり亡霊ですか!?」
「亡霊もいっぱいいるだろうな。あれがグルメ刑務所・ハニープリズンさ」
やっと目的地が見えたようだ。一番先には崖からぶら下がるように出来ている建物で、形は蜂の巣のようにできている。
「あの蜂の巣みたいなのがグルメ刑務所? なんだか思ってたより微笑ましい形ですね。ハニープリズンって名前も可愛いし」
「そんなメルヘンチックな所だといいけどな」
「案外、見た目に騙されて安心した囚人が中に入ると地獄を見たりして。芸術のような蜂の巣も強力な毒を持っている蜂がいるからね」
「瑞貴さん! 怖いこと言わないでくださいよ!」
「いやいや、そもそも刑務所に微笑ましいもメルヘンチックもないと思うけどね」
あと少しで着くという所で私たちを見た職員たちが騒ぎ始めた。その先頭には顔は少し怖いけど礼儀正しい男性がいた。
「トリコ様が来たぞー!」
「「「ん?」」」
「お待ちしておりました、トリコ殿に小松殿に瑞貴殿。私はハニープリズン副所長のオーバンと申します。話は全て会長から伺っておりますので」
「やっぱりここ怖ーい! 全然可愛くないー!」
「だから言ったでしょ」
前もって心の準備をしておいたほうがマシだよ。凶悪囚人が来る場所なんだから職員もそれ相応の実力も持っているはずだし。
「なんだよ。一龍の会長(オヤジ)から聞いてんなら、迎えに来てくれたっていいだろうに」
「この辺りの気候をご存じでしょう。危険なため我々も迂闊に外へは出られないのですよ。さっ、所長がお待ちです」
オーバンさんが先頭で誘導してくれるそうなので、トリコはそれに着いて行く。私も続こうとしたら小松さんが動かずに若干青ざめている。
瑞貴とトリコと小松の三人はゼブラの協力を得るべく、グルメ刑務所・ハニープリズンへと向かった。
☆☆☆☆☆
黄泉への門をくぐり、トリコが『土産が足りない』と言ったので襲いかかって来た大型猛獣を共に片っ端から仕留めた。それをロープで繋いでトリコが引きずっているんだけど……。
「こんだけありゃ足りるだろ。なあゼブラよ、ん?」
「ねぇ、トリコ?」
「あの~……さっきから独り言ですか? それ」
「ん? ああ、こいつらは俺の相棒・小松。それと仲間の瑞貴だ。 あ? ちげーよ、こいつらは土産じゃねぇって。食う気か、お前!?」
おいおい、いろいろ物騒なこと言ってない!? てか、ゼブラって人間も食うことできるのか!?
「い、いったい誰としゃべってるんだ!? 亡霊でも見えてるのか、トリコさん?」
「まあ、一度入った囚人が出られない場所だから、亡霊とか出てもおかしくないけど……」
「た、確かに。黄泉への門をくぐってからずっと悪寒(オカン)が止まらない……。このおぞましい空気、まるで本当に黄泉の国と呼ばれる死者の世界へと向かってるみたい……」
「おっ、見えたぞ。二人共」
「えっ!?」
「やっぱり亡霊ですか!?」
「亡霊もいっぱいいるだろうな。あれがグルメ刑務所・ハニープリズンさ」
やっと目的地が見えたようだ。一番先には崖からぶら下がるように出来ている建物で、形は蜂の巣のようにできている。
「あの蜂の巣みたいなのがグルメ刑務所? なんだか思ってたより微笑ましい形ですね。ハニープリズンって名前も可愛いし」
「そんなメルヘンチックな所だといいけどな」
「案外、見た目に騙されて安心した囚人が中に入ると地獄を見たりして。芸術のような蜂の巣も強力な毒を持っている蜂がいるからね」
「瑞貴さん! 怖いこと言わないでくださいよ!」
「いやいや、そもそも刑務所に微笑ましいもメルヘンチックもないと思うけどね」
あと少しで着くという所で私たちを見た職員たちが騒ぎ始めた。その先頭には顔は少し怖いけど礼儀正しい男性がいた。
「トリコ様が来たぞー!」
「「「ん?」」」
「お待ちしておりました、トリコ殿に小松殿に瑞貴殿。私はハニープリズン副所長のオーバンと申します。話は全て会長から伺っておりますので」
「やっぱりここ怖ーい! 全然可愛くないー!」
「だから言ったでしょ」
前もって心の準備をしておいたほうがマシだよ。凶悪囚人が来る場所なんだから職員もそれ相応の実力も持っているはずだし。
「なんだよ。一龍の会長(オヤジ)から聞いてんなら、迎えに来てくれたっていいだろうに」
「この辺りの気候をご存じでしょう。危険なため我々も迂闊に外へは出られないのですよ。さっ、所長がお待ちです」
オーバンさんが先頭で誘導してくれるそうなので、トリコはそれに着いて行く。私も続こうとしたら小松さんが動かずに若干青ざめている。