ノッキングの達人! フグ鯨、実食の時!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「瑞貴、俺に連れて来てもらってよかっただろ?」
「それとこれは別。しかもあれは拉致じゃん」
「なんでだよ!?」
確かにフグ鯨を味わえる嬉しさに出会えたけど、拉致られたことに感謝など1ミリもないぞ! そうして私たちはフグ鯨を完食した。
「「「「ごちそうさまでした!」」」」
「よーし、帰るぞ!」
「そうだね。――っ!」
ゾクリと手足の先まで伝わる恐ろしい気配を感じ取った。警戒信号が頭にガンガン鳴るくらいも!
「瑞貴ちゃん?」
「何か……来る!」
ザバアッ!!
私が海を見て全員それに続くと、海から黒いアリクイみたいな奴が上がって来た。手に持ってる網にはフグ鯨が入っている。こいつは――GTロボ!
そいつが私たちを見ると同時に、一気にトリコとココさんと私の体から汗が溢れた。こいつはヤバいと心から伝わる!
「小松! 瑞貴! 離れてろ!!」
「えっ?」
「小松さん、こっち!」
私は即座に小松さんの腕をつかんで岩陰に身を寄せる。
「はああぁぁあああ!!」
ココさんの肌が真っ黒になった。致死性の超猛毒を放っている証拠だ。
「うおおぉぉおおお!!」
トリコも筋肉がさらに膨らんで、その衝撃で足元にクレーターができる。私もブレスレットから薙刀に変化させた。
「守護結界!!」
念の為、私と小松さんの周りに守護壁の結界版――守護結界を張った。それでも戦闘体勢は取っている。
「「「「…………」」」」
《…………》
ポリポリと頭をかいたGTロボはそのまま出入り口の洞窟に向かうと、奥に行く前に顔だけ少し振り向いた。トリコとココさんを見て最後に私をジッと見る。それもトリコたちとは違ってじっくりと……。
《…………》
結局何もしなかったGTロボは洞窟の奥へ進んで姿が見えなくなった。緊張を解いたおかげでドッと安心感が出て守護結界を解くと溜息を吐いた。
「フゥ……」
「瑞貴さん! 大丈夫ですか!?」
「うん。平気」
トリコもココさんも戦闘体勢を解いたけど、とても驚いている。
「な、なんだ!? 今のは!?」
「見たことがない……! あんな不気味で、不吉な電磁波は!」
「奴は海側ら来たんだ……深海千メートルを潜って! そんな生き物がいるのか!?」
「違う」
「えっ!?」
「奴は――生き物じゃない!」
きっと、これが幕開けと言っても過言じゃないだろう。美食會との戦いの――……。
「それとこれは別。しかもあれは拉致じゃん」
「なんでだよ!?」
確かにフグ鯨を味わえる嬉しさに出会えたけど、拉致られたことに感謝など1ミリもないぞ! そうして私たちはフグ鯨を完食した。
「「「「ごちそうさまでした!」」」」
「よーし、帰るぞ!」
「そうだね。――っ!」
ゾクリと手足の先まで伝わる恐ろしい気配を感じ取った。警戒信号が頭にガンガン鳴るくらいも!
「瑞貴ちゃん?」
「何か……来る!」
ザバアッ!!
私が海を見て全員それに続くと、海から黒いアリクイみたいな奴が上がって来た。手に持ってる網にはフグ鯨が入っている。こいつは――GTロボ!
そいつが私たちを見ると同時に、一気にトリコとココさんと私の体から汗が溢れた。こいつはヤバいと心から伝わる!
「小松! 瑞貴! 離れてろ!!」
「えっ?」
「小松さん、こっち!」
私は即座に小松さんの腕をつかんで岩陰に身を寄せる。
「はああぁぁあああ!!」
ココさんの肌が真っ黒になった。致死性の超猛毒を放っている証拠だ。
「うおおぉぉおおお!!」
トリコも筋肉がさらに膨らんで、その衝撃で足元にクレーターができる。私もブレスレットから薙刀に変化させた。
「守護結界!!」
念の為、私と小松さんの周りに守護壁の結界版――守護結界を張った。それでも戦闘体勢は取っている。
「「「「…………」」」」
《…………》
ポリポリと頭をかいたGTロボはそのまま出入り口の洞窟に向かうと、奥に行く前に顔だけ少し振り向いた。トリコとココさんを見て最後に私をジッと見る。それもトリコたちとは違ってじっくりと……。
《…………》
結局何もしなかったGTロボは洞窟の奥へ進んで姿が見えなくなった。緊張を解いたおかげでドッと安心感が出て守護結界を解くと溜息を吐いた。
「フゥ……」
「瑞貴さん! 大丈夫ですか!?」
「うん。平気」
トリコもココさんも戦闘体勢を解いたけど、とても驚いている。
「な、なんだ!? 今のは!?」
「見たことがない……! あんな不気味で、不吉な電磁波は!」
「奴は海側ら来たんだ……深海千メートルを潜って! そんな生き物がいるのか!?」
「違う」
「えっ!?」
「奴は――生き物じゃない!」
きっと、これが幕開けと言っても過言じゃないだろう。美食會との戦いの――……。