超セレブ! グルメ馬車の夢の旅!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
せっかくなのでティナさんとゾンゲたちも交えて夕食にする。私たちはそれぞれジョッキを持って中心に差し出した。
「じゃ、久々の再会を祝して……」
「「「「「カンパーイ!」」」」」
「って、料理がないぞ、瑞貴! 小松!」
「私たちのせいじゃないよ!」
「乾杯前にトリコさんが全部食べちゃったんじゃないですかー!」
「大丈夫! まだまだあるから、じゃんじゃん食おうぜ!」
いつの間にかトリコが平らげてしまったのでテーブルの料理は全てカラだ。新しくトリコはキャンパス並の寿司下駄に新しい寿司を大量に持って来た。全部同じネタだけど、そのネタはさらに特別なモノだ。
「これって、霜降りマグロ!?」
「鮮度が落ちるのが早いから、店に出すのが難しいのにこんなにたくさん! スゴいですよ!」
「ここはイキのいいのが入るからな」
「「えっ?」」
「今丁度、霜降りマグロの群れが来てるのさ!」
トリコが顔を向けた先には、たくさんの漁師さんが竿を持ち上げてマグロを釣っていた。
「カツオの一本釣りならぬ、マグロの一本釣り……」
「イキがいいっていうか、釣りたてじゃないですか!」
「ほら、早く食べないと鮮度が落ちるぞ」
「ああっ、はい!」
「食べる食べる!」
「「いただきます!」」
トリコに促され、私たちは手でそれぞれ寿司を取って食べると……。
「おいしい~! この舌の上で蕩ける感じ……うぅ~! いつまでも味わっていたい……! 溶けないで~!」
「釣りたてのおかげで最高の鮮度で食べられるんだね。漁師が釣ってすぐに料理人が手掛けて……ここでしか味わえない超一級品だよ!」
「好きなだけ食え。この船の料理は全部食べ放題だ! おっ、うまそうだな!」
「ジューウシのローストビーフでございます」
「一つくれ」
「ひと切れだけでよろしいですか?」
「ああ。こっちのひと切れをもらうぜ!」
「ええっ!?」
トリコが取ったのは切り分けたあとの肉ではなく、切りかけの塊のほうだった。料理人が驚いているよ。
「うん! さすがジューシーな牛、ジューウシのローストビーフ! サイコー!」
「って、ローストビーフ丸かじりですか……」
「相変わらず、豪快な食べっぷりだね」
「もはや原始人……」
トリコから受け取った寿司下駄を私がテーブルまで運んでみんなで食べる中、トリコの姿に小松さんとココさんと一緒に呆れていた。ちなみにゾンゲたちはラーメンをこれまた豪快にすすって食べている。
「じゃんじゃん食え! 俺様の顔が利くみたいでタダで食えるらしいぞ!」
「さっすが有名人は違いますね~!」
「だろ!」
「だから、食べ放題なんだって!」
「ったく、グルメ馬車にマジ調和してねー奴らだぜ……」
美を重んじるサニーには、この食事光景が気に入らないみたい。あっ、また大量に料理を持ってトリコが戻って来た。
「まだまだあるからな、たくさん食おうぜ!」
「こんなに食べたら満腹になりそうですよ~」
「おいおい。ちゃんと動けるぐらいにしとけよ? 夜になったらホールでダンスパーティーなんだからな。こことは違う料理が待ってるぜ」
「パーティーより料理かよ。ンットに食い意地張ってんな」
「ドレスコードもあるからね。瑞貴ちゃんもそろそろ着替えてきたら?」
「私は参加しませんよ」
「「「「「えっ?」」」」」
トリコが持って来た新しいジューウシのローストビーフのひと切れを食べていたら、ココさんが尋ねてきた。それを当然のように返したらみんなに驚かれる。
「ちょっとなんで!? グルメ馬車に乗れば毎日パーティーなんだから、てんこ盛り楽しむべきよ!」
「てっきりグルメピラミッドに行くと思っていたから、ドレスなんて用意してないよ。もともと一着しか持ってないし。それに……」
「「「「「それに?」」」」」
「めんどくさい」
……瑞貴がズバッと一刀両断の如く言い放ったので、トリコたちは呆れて物が言えなかった。
「ごちそうさま。私は部屋に戻って休むから、またあとで――」
ガシッ!
「ん?」
「ここはショップもやってるし。こうなったらエステも含めて、頭から爪先まで隅々コーディネートしてもらえ!」
「なんで!? ちょっ、トリコ、小松さん、ココさん、助けて!」
「俺らはもう少し食って行ってるからな」
「会場で待ってますねー」
「君のドレス姿、楽しみにしているよ」
誰も助けてくれない!? 全員見事にいい笑顔で手を振ってるし! 私はサニーに引きずられながら室内へと向かうのだった。
「じゃ、久々の再会を祝して……」
「「「「「カンパーイ!」」」」」
「って、料理がないぞ、瑞貴! 小松!」
「私たちのせいじゃないよ!」
「乾杯前にトリコさんが全部食べちゃったんじゃないですかー!」
「大丈夫! まだまだあるから、じゃんじゃん食おうぜ!」
いつの間にかトリコが平らげてしまったのでテーブルの料理は全てカラだ。新しくトリコはキャンパス並の寿司下駄に新しい寿司を大量に持って来た。全部同じネタだけど、そのネタはさらに特別なモノだ。
「これって、霜降りマグロ!?」
「鮮度が落ちるのが早いから、店に出すのが難しいのにこんなにたくさん! スゴいですよ!」
「ここはイキのいいのが入るからな」
「「えっ?」」
「今丁度、霜降りマグロの群れが来てるのさ!」
トリコが顔を向けた先には、たくさんの漁師さんが竿を持ち上げてマグロを釣っていた。
「カツオの一本釣りならぬ、マグロの一本釣り……」
「イキがいいっていうか、釣りたてじゃないですか!」
「ほら、早く食べないと鮮度が落ちるぞ」
「ああっ、はい!」
「食べる食べる!」
「「いただきます!」」
トリコに促され、私たちは手でそれぞれ寿司を取って食べると……。
「おいしい~! この舌の上で蕩ける感じ……うぅ~! いつまでも味わっていたい……! 溶けないで~!」
「釣りたてのおかげで最高の鮮度で食べられるんだね。漁師が釣ってすぐに料理人が手掛けて……ここでしか味わえない超一級品だよ!」
「好きなだけ食え。この船の料理は全部食べ放題だ! おっ、うまそうだな!」
「ジューウシのローストビーフでございます」
「一つくれ」
「ひと切れだけでよろしいですか?」
「ああ。こっちのひと切れをもらうぜ!」
「ええっ!?」
トリコが取ったのは切り分けたあとの肉ではなく、切りかけの塊のほうだった。料理人が驚いているよ。
「うん! さすがジューシーな牛、ジューウシのローストビーフ! サイコー!」
「って、ローストビーフ丸かじりですか……」
「相変わらず、豪快な食べっぷりだね」
「もはや原始人……」
トリコから受け取った寿司下駄を私がテーブルまで運んでみんなで食べる中、トリコの姿に小松さんとココさんと一緒に呆れていた。ちなみにゾンゲたちはラーメンをこれまた豪快にすすって食べている。
「じゃんじゃん食え! 俺様の顔が利くみたいでタダで食えるらしいぞ!」
「さっすが有名人は違いますね~!」
「だろ!」
「だから、食べ放題なんだって!」
「ったく、グルメ馬車にマジ調和してねー奴らだぜ……」
美を重んじるサニーには、この食事光景が気に入らないみたい。あっ、また大量に料理を持ってトリコが戻って来た。
「まだまだあるからな、たくさん食おうぜ!」
「こんなに食べたら満腹になりそうですよ~」
「おいおい。ちゃんと動けるぐらいにしとけよ? 夜になったらホールでダンスパーティーなんだからな。こことは違う料理が待ってるぜ」
「パーティーより料理かよ。ンットに食い意地張ってんな」
「ドレスコードもあるからね。瑞貴ちゃんもそろそろ着替えてきたら?」
「私は参加しませんよ」
「「「「「えっ?」」」」」
トリコが持って来た新しいジューウシのローストビーフのひと切れを食べていたら、ココさんが尋ねてきた。それを当然のように返したらみんなに驚かれる。
「ちょっとなんで!? グルメ馬車に乗れば毎日パーティーなんだから、てんこ盛り楽しむべきよ!」
「てっきりグルメピラミッドに行くと思っていたから、ドレスなんて用意してないよ。もともと一着しか持ってないし。それに……」
「「「「「それに?」」」」」
「めんどくさい」
……瑞貴がズバッと一刀両断の如く言い放ったので、トリコたちは呆れて物が言えなかった。
「ごちそうさま。私は部屋に戻って休むから、またあとで――」
ガシッ!
「ん?」
「ここはショップもやってるし。こうなったらエステも含めて、頭から爪先まで隅々コーディネートしてもらえ!」
「なんで!? ちょっ、トリコ、小松さん、ココさん、助けて!」
「俺らはもう少し食って行ってるからな」
「会場で待ってますねー」
「君のドレス姿、楽しみにしているよ」
誰も助けてくれない!? 全員見事にいい笑顔で手を振ってるし! 私はサニーに引きずられながら室内へと向かうのだった。