超セレブ! グルメ馬車の夢の旅!
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「そもそもこの馬車は、ピラミッドまで行かないからね」
「えー! それ初耳ですよー!?」
「トリコ! どういうこと!?」
ザッパーンッ!
「うおー! 純金クジラだー! スゲー!」
私たちが尋ねてもトリコは水面から飛び出した、捕獲レベル46の哺乳獣類・純金クジラに夢中だ。うん、確かに綺麗だし大きいね……――じゃなくて!
「僕らの目的地はどこなんですかー!?」
「ホントうまそーだな~!」
「トリコー! 聞いてる!?」
「そりゃまあ、その内わかるさ」
「その内っていつですか~!?」
「てか、ココさんとサニーも知ってて私たちが知らないっておかしいでしょ!」
「明日にはな」
「早っ!?」
「って、明日ですか!?」
それまでのお楽しみってことなのか、トリコが告げた日に私も小松さんも驚いた。明日にわかるなら今すぐ教えてくれてもいいのに。
馬車が滑るようにレールを走る中、私たちは豪華客船の旅を楽しむことにした。
――夕方になると、甲板にはたくさんの屋台がオープンした。屋台って言ってもグルメ馬車に相応しい一流の料理人が作ったモノである。内容も寿司やケバブやバーベキューがあるから緊張せず食べられるね。
「お~! どれもこれもうまそうだぜ~!」
「ホントいろんなモノがあるんですね~!」
「出発前の食事もおいしかったけど、こっちはこっちで楽しみ!」
「――あー! トリコー! 瑞貴ー!」
「「「「「ん?」」」」」
名前を呼ばれたのでテーブルの料理から顔を上げると、クレープを持ってカメラを構えているティナさんが来た。肩にはクルッポーもいる。
「やっと見つけた~!」
〈クルッポー!〉
「お前!」
「ティナさん!」
「どうしたの? もしかしてグルメ馬車の取材?」
「違う。完全なオフよ」
「じゃあ、そのカメラは?」
ココさんが示したのはティナさんが持つカメラ。いつもと同じのだし、てっきり仕事なのかと思った。
「ああ。これは、旅行用のプライベートのカメラよ。つーか、四天王や舞獣姫がそろってるなんて、てんこ盛りスクープの匂い!」
「プライベートって、いつもとやってること同じじゃないですか!」
「スクープを追いかける魂は根っからあったんだね……」
「――まったくだ!」
また新たな声に顔を向けると、これまた見覚えのあるイカツイ顔を持つ人物がやってきた。もちろんお供の二人も。
「お前らいっつも同じメンツで同じように俺の行く先々に現れやがって! 俺の追っかけかー!」
「あー! ロンゲさん!」
「フンッ、確かにロンゲだが……俺はゾンゲだー!」
「「「「「ハァ」」」」」
毎度のことだけど、ホント小松さんたちってゾンゲの名前を覚える気がないね。
「白川と坂巻も久しぶり。ライフで別れて以来だね」
「はい。せっかく実食会に招待してくれたのに行けなくてすみません」
「この人が捕まって、しばらくタダ働きしてたんだよ」
「俺だけ挨拶ナシか!」
「ところでトリコ」
「無視するな!」
ゾンゲだけスルーしたので私は怒られたけど、次いでティナさんもスルーしたのでゾンゲの標的がそっちに行った。その間に私は飛んで来て肩に乗ったクルッポーを撫でる。
「ずいぶん、賑やかになったね……」
「こいつら、この豪華な馬車に全然調和してねーし!」
「えー! それ初耳ですよー!?」
「トリコ! どういうこと!?」
ザッパーンッ!
「うおー! 純金クジラだー! スゲー!」
私たちが尋ねてもトリコは水面から飛び出した、捕獲レベル46の哺乳獣類・純金クジラに夢中だ。うん、確かに綺麗だし大きいね……――じゃなくて!
「僕らの目的地はどこなんですかー!?」
「ホントうまそーだな~!」
「トリコー! 聞いてる!?」
「そりゃまあ、その内わかるさ」
「その内っていつですか~!?」
「てか、ココさんとサニーも知ってて私たちが知らないっておかしいでしょ!」
「明日にはな」
「早っ!?」
「って、明日ですか!?」
それまでのお楽しみってことなのか、トリコが告げた日に私も小松さんも驚いた。明日にわかるなら今すぐ教えてくれてもいいのに。
馬車が滑るようにレールを走る中、私たちは豪華客船の旅を楽しむことにした。
――夕方になると、甲板にはたくさんの屋台がオープンした。屋台って言ってもグルメ馬車に相応しい一流の料理人が作ったモノである。内容も寿司やケバブやバーベキューがあるから緊張せず食べられるね。
「お~! どれもこれもうまそうだぜ~!」
「ホントいろんなモノがあるんですね~!」
「出発前の食事もおいしかったけど、こっちはこっちで楽しみ!」
「――あー! トリコー! 瑞貴ー!」
「「「「「ん?」」」」」
名前を呼ばれたのでテーブルの料理から顔を上げると、クレープを持ってカメラを構えているティナさんが来た。肩にはクルッポーもいる。
「やっと見つけた~!」
〈クルッポー!〉
「お前!」
「ティナさん!」
「どうしたの? もしかしてグルメ馬車の取材?」
「違う。完全なオフよ」
「じゃあ、そのカメラは?」
ココさんが示したのはティナさんが持つカメラ。いつもと同じのだし、てっきり仕事なのかと思った。
「ああ。これは、旅行用のプライベートのカメラよ。つーか、四天王や舞獣姫がそろってるなんて、てんこ盛りスクープの匂い!」
「プライベートって、いつもとやってること同じじゃないですか!」
「スクープを追いかける魂は根っからあったんだね……」
「――まったくだ!」
また新たな声に顔を向けると、これまた見覚えのあるイカツイ顔を持つ人物がやってきた。もちろんお供の二人も。
「お前らいっつも同じメンツで同じように俺の行く先々に現れやがって! 俺の追っかけかー!」
「あー! ロンゲさん!」
「フンッ、確かにロンゲだが……俺はゾンゲだー!」
「「「「「ハァ」」」」」
毎度のことだけど、ホント小松さんたちってゾンゲの名前を覚える気がないね。
「白川と坂巻も久しぶり。ライフで別れて以来だね」
「はい。せっかく実食会に招待してくれたのに行けなくてすみません」
「この人が捕まって、しばらくタダ働きしてたんだよ」
「俺だけ挨拶ナシか!」
「ところでトリコ」
「無視するな!」
ゾンゲだけスルーしたので私は怒られたけど、次いでティナさんもスルーしたのでゾンゲの標的がそっちに行った。その間に私は飛んで来て肩に乗ったクルッポーを撫でる。
「ずいぶん、賑やかになったね……」
「こいつら、この豪華な馬車に全然調和してねーし!」