超重力! ヘビーホールを攻略せよ!
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「よかったら入る?」
「えっ? いいんですか?」
「もちろん。瑞貴もどうぞ」
「あっ、ありがとう。でもこの岩山でよく温泉が見つかったね」
「師匠が若い頃、掘り当てたらしいんだよ。まったく、こんな岩山で規格外というか……スゴいよね、師匠は」
「そ、そうだったんですか……」
「こればっかりはスゴ過ぎる……」
この岩だって掘るのは大変だろうに、砥石を探していたら偶然発見したとか? ……ありえそうで怖い。
「じゃあ瑞貴さん。お先にどうぞ」
「えっ? 小松さんがどうぞ。温泉って聞いて目を輝かせてたじゃん」
「それはそうなんですが、やっぱりここは女性からと思いまして」
「そう? ありがとう。覗いたら吹っ飛ばすからね」
「のっ!? ののの、覗きませんよ!」
「アハハハッ」
冗談で言ったんだけど、小松さんは顔を真っ赤にして勢いよく首を振って否定したので、メルクさんも面白そうに笑っていた。
さっそく入るととてもいい湯加減だ。星空を見ながら露天風呂なんて何年ぶりだろう。
「ライフにもあるってトリコに聞いたし、今度はそっちにも行ってみよう」
よく温まったので、私は上がるとTシャツと長ズボンに着替えた。ハントは何日もあるし、着替えは毎回持って来ているからね。
家の中に入ると小松さんは待っている間にメルクさんの作業を見ていたようだ。
「お待たせ。小松さん、次どうぞ」
「はい、瑞貴さ……ん!?」
「小松シェフ?」
「どうしたの?」
……瑞貴の声が聞こえた小松は振り向くと顔を真っ赤にした。何故なら瑞貴は温泉で温まったせいか顔が赤く、ドライヤーがないので濡れた髪も組み合わさって艶やかに見える。
今まで瑞貴の風呂上がりなど見たことがなく、小松は好きな女性の初めての姿にドキドキした。
「ぼ、僕も入ってきます! メ、メルクさん、失礼します!」
「あ、ああ。あったまっておいで」
……脱兎の如く小松は用意していた着替えを持って外に出て行ってしまった。その様子に瑞貴もメルクもポカンとしてしまう。
「どうしたんだろ?」
「さあ? そうだ、湯加減はどうだった?」
「とてもよかったよ。まだ体が温かいくらい!」
「ハハッ。でも夜は冷えるから、何か上着を羽織るといい」
「うん。ありがとう」
私は二階に行ってリュックの中にある上着を探して羽織ると、窓から見える星空を見つめた。
「もしかして、トリコの言っていた分業って……」
☆☆☆☆☆
……トリコは釘パンチで一気に下りることができたと思ったが、まだ石柱層は続いていた。しかも同時に重力も強くなっているので一つの石柱に着地する。
「ハァ……重力が増してきてる……!」
〈〈〈〈〈シャアァァアアア!!〉〉〉〉〉
「っ、フォークシールド!!」
またしてもバルバモスの群れが襲い掛かってきたので、もう一度フォークシールドで防ぐが、一度しか使っていないため空いている場所を狙って一匹のバルバモスが来る。
トリコはそれをよけると、バルバモスの頭の一つに拳を当てながら下へ落ちて行く。そしてまた一つの石柱に着地した。
「釘パンチ!!」
その衝撃で拳を当てた一匹の他に複数のバルバモスも突き落とすことができたが、片膝を付いているトリコは肩で息をしていた。
「ハァ…ハァ…体力が……!」
一方、次の層に落ちたバルバモスは強い重力で地面にめり込んでいた。それを狙って、バルバモス以上の巨大な体を持つ猛獣が現れたのだった。
「えっ? いいんですか?」
「もちろん。瑞貴もどうぞ」
「あっ、ありがとう。でもこの岩山でよく温泉が見つかったね」
「師匠が若い頃、掘り当てたらしいんだよ。まったく、こんな岩山で規格外というか……スゴいよね、師匠は」
「そ、そうだったんですか……」
「こればっかりはスゴ過ぎる……」
この岩だって掘るのは大変だろうに、砥石を探していたら偶然発見したとか? ……ありえそうで怖い。
「じゃあ瑞貴さん。お先にどうぞ」
「えっ? 小松さんがどうぞ。温泉って聞いて目を輝かせてたじゃん」
「それはそうなんですが、やっぱりここは女性からと思いまして」
「そう? ありがとう。覗いたら吹っ飛ばすからね」
「のっ!? ののの、覗きませんよ!」
「アハハハッ」
冗談で言ったんだけど、小松さんは顔を真っ赤にして勢いよく首を振って否定したので、メルクさんも面白そうに笑っていた。
さっそく入るととてもいい湯加減だ。星空を見ながら露天風呂なんて何年ぶりだろう。
「ライフにもあるってトリコに聞いたし、今度はそっちにも行ってみよう」
よく温まったので、私は上がるとTシャツと長ズボンに着替えた。ハントは何日もあるし、着替えは毎回持って来ているからね。
家の中に入ると小松さんは待っている間にメルクさんの作業を見ていたようだ。
「お待たせ。小松さん、次どうぞ」
「はい、瑞貴さ……ん!?」
「小松シェフ?」
「どうしたの?」
……瑞貴の声が聞こえた小松は振り向くと顔を真っ赤にした。何故なら瑞貴は温泉で温まったせいか顔が赤く、ドライヤーがないので濡れた髪も組み合わさって艶やかに見える。
今まで瑞貴の風呂上がりなど見たことがなく、小松は好きな女性の初めての姿にドキドキした。
「ぼ、僕も入ってきます! メ、メルクさん、失礼します!」
「あ、ああ。あったまっておいで」
……脱兎の如く小松は用意していた着替えを持って外に出て行ってしまった。その様子に瑞貴もメルクもポカンとしてしまう。
「どうしたんだろ?」
「さあ? そうだ、湯加減はどうだった?」
「とてもよかったよ。まだ体が温かいくらい!」
「ハハッ。でも夜は冷えるから、何か上着を羽織るといい」
「うん。ありがとう」
私は二階に行ってリュックの中にある上着を探して羽織ると、窓から見える星空を見つめた。
「もしかして、トリコの言っていた分業って……」
☆☆☆☆☆
……トリコは釘パンチで一気に下りることができたと思ったが、まだ石柱層は続いていた。しかも同時に重力も強くなっているので一つの石柱に着地する。
「ハァ……重力が増してきてる……!」
〈〈〈〈〈シャアァァアアア!!〉〉〉〉〉
「っ、フォークシールド!!」
またしてもバルバモスの群れが襲い掛かってきたので、もう一度フォークシールドで防ぐが、一度しか使っていないため空いている場所を狙って一匹のバルバモスが来る。
トリコはそれをよけると、バルバモスの頭の一つに拳を当てながら下へ落ちて行く。そしてまた一つの石柱に着地した。
「釘パンチ!!」
その衝撃で拳を当てた一匹の他に複数のバルバモスも突き落とすことができたが、片膝を付いているトリコは肩で息をしていた。
「ハァ…ハァ…体力が……!」
一方、次の層に落ちたバルバモスは強い重力で地面にめり込んでいた。それを狙って、バルバモス以上の巨大な体を持つ猛獣が現れたのだった。