緊迫! トリコのナイフ対メルク包丁!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「メルクさん?」
「私たちも行こう、小松さん。追い出すって意味じゃないと思うから」
私たちはメルクさんも含めて全員外に出ると、トリコとメルクさんが向かい合った。
「俺の実力、知りたいんなら確かめてみなよ……」
「ねぇ、謝りましょうよ」
「黙ってろ、小松。瑞貴、小松を連れて離れてろ。念のため守護壁を出しとけよ」
「了解。小松さん、こっち」
「ええっ!?」
私は小松さんを引き連れて二人から離れ、薙刀からブレスレットに変形させる。
「守護壁」
「ト、トリコさん……メルクさん……」
守護壁で私と小松さんに被害が来ることはない。メルクさんはシザーケースのようなモノから一本の包丁を取り出した。
「俺も試させてもらうよ……新しい包丁の切れ味を!」
「にえっ!? やっぱり噂通り、猛試し切りで猛獣を切る残忍な一面とかがあったりするのー!?」
「まあ、スケイルコングの鱗を切るくらいだからね。実際やったほうが早いってことでしょ」
「瑞貴さん、何をノンキに!?」
メルク包丁の切れ味が鋭いことは小松さんもさっきわかったでしょ。それに千徳包丁みたいに数多の食材を切るために、その切れ味を確認するためには手っ取り早いと思う。
「俺は戦う……美しい刃(ヤイバ)と共に!」
「ホォ……いいだろう。相手になってやる! お前が何故そこまでカチンときてんのか知らねぇが、とにかくそこはお前にとって大事なとこってわけだ。譲れねぇ部分……守るべき何か……いずれにせよ、本気で拳を交えなきゃわからねぇこともあるかもな」
シャキン!
メルクさんは包丁を横にひと振りすると二人の間に亀裂ができた。軽くしか振ってないのに、なんて切れ味……!
「おおっと、『拳』じゃなねぇ。――『包丁』と『ナイフ』か!」
「ふっ!」
「ふんっ!」
今度はメルクさんが下から上へ包丁を上げて飛ばした。対してトリコはフライングナイフを飛ばし、メルクさんが飛ばした包丁は真っ二つになってもトリコのナイフの威力は弱まらない。とっさにメルクさんは包丁で受け止めた。
「ぐっ! なんだ……!? 手の刀で、俺の包丁を……!」
ピシッ!
「クッ!」
なんとか弾き飛ばしたものの、メルクさんの包丁に亀裂が入っただろう。するとメルクさんは片膝を付いた。
「砥石ブーツ!!」
シュリィン!
「たった一擂りで欠けた包丁が元通りになった!?」
「技術があるのは間違いないね」
「くらえ! 鱗切り!!」
スケイルコングに使ったのと同じ技だ。でもトリコは腕でガードしたおかげか左肩に出していたシャツを切り刻んだけだ。
「ううっ! 上等だぁ!」
「なっ!?」
まさか走って来るとは思わなかったのかメルクさんが驚いた隙を逃さない。トリコはメルクさんの腕をつかんで包丁を飛ばし、さらに投げ飛ばした。
「なかなかの切れ味だったな」
「お前はいったい……何者……!?」
「勝負あり、だね」
私が守護壁を切った途端、小松さんがトリコの元へと走って行った。
「私たちも行こう、小松さん。追い出すって意味じゃないと思うから」
私たちはメルクさんも含めて全員外に出ると、トリコとメルクさんが向かい合った。
「俺の実力、知りたいんなら確かめてみなよ……」
「ねぇ、謝りましょうよ」
「黙ってろ、小松。瑞貴、小松を連れて離れてろ。念のため守護壁を出しとけよ」
「了解。小松さん、こっち」
「ええっ!?」
私は小松さんを引き連れて二人から離れ、薙刀からブレスレットに変形させる。
「守護壁」
「ト、トリコさん……メルクさん……」
守護壁で私と小松さんに被害が来ることはない。メルクさんはシザーケースのようなモノから一本の包丁を取り出した。
「俺も試させてもらうよ……新しい包丁の切れ味を!」
「にえっ!? やっぱり噂通り、猛試し切りで猛獣を切る残忍な一面とかがあったりするのー!?」
「まあ、スケイルコングの鱗を切るくらいだからね。実際やったほうが早いってことでしょ」
「瑞貴さん、何をノンキに!?」
メルク包丁の切れ味が鋭いことは小松さんもさっきわかったでしょ。それに千徳包丁みたいに数多の食材を切るために、その切れ味を確認するためには手っ取り早いと思う。
「俺は戦う……美しい刃(ヤイバ)と共に!」
「ホォ……いいだろう。相手になってやる! お前が何故そこまでカチンときてんのか知らねぇが、とにかくそこはお前にとって大事なとこってわけだ。譲れねぇ部分……守るべき何か……いずれにせよ、本気で拳を交えなきゃわからねぇこともあるかもな」
シャキン!
メルクさんは包丁を横にひと振りすると二人の間に亀裂ができた。軽くしか振ってないのに、なんて切れ味……!
「おおっと、『拳』じゃなねぇ。――『包丁』と『ナイフ』か!」
「ふっ!」
「ふんっ!」
今度はメルクさんが下から上へ包丁を上げて飛ばした。対してトリコはフライングナイフを飛ばし、メルクさんが飛ばした包丁は真っ二つになってもトリコのナイフの威力は弱まらない。とっさにメルクさんは包丁で受け止めた。
「ぐっ! なんだ……!? 手の刀で、俺の包丁を……!」
ピシッ!
「クッ!」
なんとか弾き飛ばしたものの、メルクさんの包丁に亀裂が入っただろう。するとメルクさんは片膝を付いた。
「砥石ブーツ!!」
シュリィン!
「たった一擂りで欠けた包丁が元通りになった!?」
「技術があるのは間違いないね」
「くらえ! 鱗切り!!」
スケイルコングに使ったのと同じ技だ。でもトリコは腕でガードしたおかげか左肩に出していたシャツを切り刻んだけだ。
「ううっ! 上等だぁ!」
「なっ!?」
まさか走って来るとは思わなかったのかメルクさんが驚いた隙を逃さない。トリコはメルクさんの腕をつかんで包丁を飛ばし、さらに投げ飛ばした。
「なかなかの切れ味だったな」
「お前はいったい……何者……!?」
「勝負あり、だね」
私が守護壁を切った途端、小松さんがトリコの元へと走って行った。