緊迫! トリコのナイフ対メルク包丁!
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……小松の包丁を新しく作るため、瑞貴とトリコは世界最高のカリスマ研ぎ師・メルクの元へ向かうことに。三人の旅には謎の食材・メルクの星屑の情報を得るという、もう一つの目的があった。
猛獣たちの脅威をくぐり抜け、三人はようやくメルクの工場(コウバ)へ。突然、鋭い闘気を感じる瑞貴とトリコ。現れたのは噂の研ぎ師・メルクだった!
☆☆☆☆☆
「俺はメルク! 研ぎ師・メルクだ!」
「えー!」
「何ー!?」
「嘘っ!?」
「お前が世界一の研ぎ師・メルク!?」
名乗った名前に小松さんもトリコも私も驚きの声を上げる。噂のことも兼ねてここまで人物像を上げていたけど、根本的なとこから違うんだもん。
「何年ぶりかな……人を見るのは。しかも」
「えっ?」
メルクさんはもっと別のことに気にしていたので、私は自分の周りを見ると……トリコと小松さんが面白い顔になるほどメチャクチャ驚いていた。
「そんな猛烈に驚愕している人を見るのは、これが初だよ……」
「ちょ、ちょっと二人共!?」
「メルクさんがまさか、そんなハチャメチャスマートで若い美男子だったなんて!」
「あの、小松さん?」
我に返った小松さんがメルクさんを見てそう言ったので私は訂正しようとしたが、すぐに言葉を続けられた。
「僕はてっきりこんな人かと……」
「どんなイメージだよ、それ……」
「小松さん、なんでチョンマゲなの……?」
「いや、世間の噂からして」
小松さんのイメージは、赤い肌で筋肉があってチョンマゲをして包丁を持っている。ある意味、山姥の男バージョンみたいだ。
「俺も九分九厘こういう奴だと……」
「もうキャラクターがわからん……」
「トリコ、『女流苦』ってメルクさんの名前を当て字に……?」
トリコのイメージは、青い肌で筋肉が合って黒マントの中に甲冑を来て兜を被っている。何かのヒーローに出てきそう。
「まっ、でも。世間の噂は、あながち間違ってはいないかもね……」
「えっ?」
前に出した包丁の奥にあるメルクさんの瞳は、とても強い意志を宿していた。でも……どこか迷いがある。
「久しぶりの客だ。歓迎するよ」
「「!」」
「ありがとうございまーす! やったー!」
扉を開けてくれたメルクさんに小松さんは大喜びをしていた。でも、私には違和感があってトリコを見上げた。
「ねぇ……」
「たぶん、俺も同じことを考えていた。少し様子を見よう」
「わあー! ここがメルクさんの仕事場ですかー!」
小松さんが中に入る間、私は薙刀をブレスレットにするとすぐに家の周りを走って反対側に行った。そこはさっきの扉とは別の吹き抜けた出入口があり、周りと上を見て確信する。
「ダイヤみたいに輝いている研ぐ前の包丁、そして激レアの天然素材の数々……この空間は料理人にとってさながら――遊園地! メルクさんって、ここでどんな風に包丁を研いでるんだろ?」
「ん? なんだこの傷は?」
「トリコ。間違いなかったよ」
「ああ……」
トリコの元へ戻ったら床の傷を見ていた。この痕は……刃物? 石でできているとはいえ研ぎ師の工場(コウバ)だから、傷が付くのは当たり前かもしれないけど深すぎない?
猛獣たちの脅威をくぐり抜け、三人はようやくメルクの工場(コウバ)へ。突然、鋭い闘気を感じる瑞貴とトリコ。現れたのは噂の研ぎ師・メルクだった!
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「俺はメルク! 研ぎ師・メルクだ!」
「えー!」
「何ー!?」
「嘘っ!?」
「お前が世界一の研ぎ師・メルク!?」
名乗った名前に小松さんもトリコも私も驚きの声を上げる。噂のことも兼ねてここまで人物像を上げていたけど、根本的なとこから違うんだもん。
「何年ぶりかな……人を見るのは。しかも」
「えっ?」
メルクさんはもっと別のことに気にしていたので、私は自分の周りを見ると……トリコと小松さんが面白い顔になるほどメチャクチャ驚いていた。
「そんな猛烈に驚愕している人を見るのは、これが初だよ……」
「ちょ、ちょっと二人共!?」
「メルクさんがまさか、そんなハチャメチャスマートで若い美男子だったなんて!」
「あの、小松さん?」
我に返った小松さんがメルクさんを見てそう言ったので私は訂正しようとしたが、すぐに言葉を続けられた。
「僕はてっきりこんな人かと……」
「どんなイメージだよ、それ……」
「小松さん、なんでチョンマゲなの……?」
「いや、世間の噂からして」
小松さんのイメージは、赤い肌で筋肉があってチョンマゲをして包丁を持っている。ある意味、山姥の男バージョンみたいだ。
「俺も九分九厘こういう奴だと……」
「もうキャラクターがわからん……」
「トリコ、『女流苦』ってメルクさんの名前を当て字に……?」
トリコのイメージは、青い肌で筋肉が合って黒マントの中に甲冑を来て兜を被っている。何かのヒーローに出てきそう。
「まっ、でも。世間の噂は、あながち間違ってはいないかもね……」
「えっ?」
前に出した包丁の奥にあるメルクさんの瞳は、とても強い意志を宿していた。でも……どこか迷いがある。
「久しぶりの客だ。歓迎するよ」
「「!」」
「ありがとうございまーす! やったー!」
扉を開けてくれたメルクさんに小松さんは大喜びをしていた。でも、私には違和感があってトリコを見上げた。
「ねぇ……」
「たぶん、俺も同じことを考えていた。少し様子を見よう」
「わあー! ここがメルクさんの仕事場ですかー!」
小松さんが中に入る間、私は薙刀をブレスレットにするとすぐに家の周りを走って反対側に行った。そこはさっきの扉とは別の吹き抜けた出入口があり、周りと上を見て確信する。
「ダイヤみたいに輝いている研ぐ前の包丁、そして激レアの天然素材の数々……この空間は料理人にとってさながら――遊園地! メルクさんって、ここでどんな風に包丁を研いでるんだろ?」
「ん? なんだこの傷は?」
「トリコ。間違いなかったよ」
「ああ……」
トリコの元へ戻ったら床の傷を見ていた。この痕は……刃物? 石でできているとはいえ研ぎ師の工場(コウバ)だから、傷が付くのは当たり前かもしれないけど深すぎない?