驚異の助っ人登場! パートナーの真の意味!
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「なんにせよ、少しの間とはいえ俺はグルメ界に来てよかった。どれだけ実力不足なのかもわかったし、そして……――お前たちを守るために、もっと力を付けなくちゃって思ったからな」
「トリコ……」
フッ……――ゴスッ!
「ぐおっ!?」
私はトリコの腕の仲でブレスレットから薙刀に変形させた。しかも直前に守護結界を切ったため、トリコの腹に薙刀の柄が見事にめり込んでいた。
「いい話で終わろうったって、そうはいかないからね! グルメ界に入ると告げた一龍会長相手にコテンパンにされて、その時点で実力も違うって気づかなかった、あんたの落ち度なんだから!」
「だ、だからと言って……モロに来たんだが……」
「知らない! さっさと登るよ!」
パアアァァアアア――……!!
……瑞貴はトリコに改めて守護結界をかけて白虎に姿を変えた。光が治まったとき、目を開けた白虎は腹を押さえて悶えているトリコを見下ろす。
〈おーい、生きてるか?〉
「な、なんとか……」
〈あそこまでキレた姫を見たのは久々だね。まっ、それほど心配してたって証拠だよ〉
ビュンッ!
「うおっ!?」
白虎はトリコを風の力で浮かすと自分の頭へ移動させた。
〈しっかりつかまってろよー。玄武の守護結界で守られているとはいえ神速の速さで向こうに着くからな〉
「えっ? いや、神速って……――うおおぉぉおおお!?」
駆け出した白虎にトリコは慌ててつかんだ。その速さは目で捉えることができないスピードで、崖にクレーターを作ったブレスドラゴンですら反応できなかった。
「トリコ、生きてる?」
「な、なんとか……」
……頂上付近はIGOの監視下であるため、重力が戻った隙に白虎はトリコを竜巻乱舞で吹っ飛ばすと、瑞貴に戻って自身は風舞でゆっくり到着した。ちなみにトリコは守護結界のおかげで重力の負担は掛からなかったものの、あまりの衝撃に目を回していた。
ホテルグルメに向かうためにフィルを紹介したら、グルメ界にいる生物として聞いたことあるのかトリコは盛大に驚かれた。
「ライトニングフェニックスやスカイディアといい、お前の友好関係どうなってんだよ!」
「どうなってるって言われてもね……」
トリコやココさんだってグルメ界の生物がパートナーなのに、どうして驚くんだろう。
☆☆☆☆☆
フィルで一目散にホテルグルメへ着くと、支配人から小松さんはレストランにいることを教えてもらった私たち。
さっそくレストランに行けば、今日はフレンチスタイルなのか店内で料理しているけど小松さんの顔は浮かない。私たちにも気づいている様子はなく、私はトリコに肘でつつくと彼もわかっているのか笑みを浮かべて叫ぶ。
「腹減ったぜ!」
「えっ!?」
「小松!」
「トリコさん…トリコさん…トリコさん……トリコさ――ん!!」
信じられないように呟きながら、駆け寄って来た小松さんは涙を流してトリコに抱きついた。それを受け止めたトリコもどこか嬉しそうだ。その光景を見て私も微笑むのだった。
「トリコ……」
フッ……――ゴスッ!
「ぐおっ!?」
私はトリコの腕の仲でブレスレットから薙刀に変形させた。しかも直前に守護結界を切ったため、トリコの腹に薙刀の柄が見事にめり込んでいた。
「いい話で終わろうったって、そうはいかないからね! グルメ界に入ると告げた一龍会長相手にコテンパンにされて、その時点で実力も違うって気づかなかった、あんたの落ち度なんだから!」
「だ、だからと言って……モロに来たんだが……」
「知らない! さっさと登るよ!」
パアアァァアアア――……!!
……瑞貴はトリコに改めて守護結界をかけて白虎に姿を変えた。光が治まったとき、目を開けた白虎は腹を押さえて悶えているトリコを見下ろす。
〈おーい、生きてるか?〉
「な、なんとか……」
〈あそこまでキレた姫を見たのは久々だね。まっ、それほど心配してたって証拠だよ〉
ビュンッ!
「うおっ!?」
白虎はトリコを風の力で浮かすと自分の頭へ移動させた。
〈しっかりつかまってろよー。玄武の守護結界で守られているとはいえ神速の速さで向こうに着くからな〉
「えっ? いや、神速って……――うおおぉぉおおお!?」
駆け出した白虎にトリコは慌ててつかんだ。その速さは目で捉えることができないスピードで、崖にクレーターを作ったブレスドラゴンですら反応できなかった。
「トリコ、生きてる?」
「な、なんとか……」
……頂上付近はIGOの監視下であるため、重力が戻った隙に白虎はトリコを竜巻乱舞で吹っ飛ばすと、瑞貴に戻って自身は風舞でゆっくり到着した。ちなみにトリコは守護結界のおかげで重力の負担は掛からなかったものの、あまりの衝撃に目を回していた。
ホテルグルメに向かうためにフィルを紹介したら、グルメ界にいる生物として聞いたことあるのかトリコは盛大に驚かれた。
「ライトニングフェニックスやスカイディアといい、お前の友好関係どうなってんだよ!」
「どうなってるって言われてもね……」
トリコやココさんだってグルメ界の生物がパートナーなのに、どうして驚くんだろう。
☆☆☆☆☆
フィルで一目散にホテルグルメへ着くと、支配人から小松さんはレストランにいることを教えてもらった私たち。
さっそくレストランに行けば、今日はフレンチスタイルなのか店内で料理しているけど小松さんの顔は浮かない。私たちにも気づいている様子はなく、私はトリコに肘でつつくと彼もわかっているのか笑みを浮かべて叫ぶ。
「腹減ったぜ!」
「えっ!?」
「小松!」
「トリコさん…トリコさん…トリコさん……トリコさ――ん!!」
信じられないように呟きながら、駆け寄って来た小松さんは涙を流してトリコに抱きついた。それを受け止めたトリコもどこか嬉しそうだ。その光景を見て私も微笑むのだった。