驚異の助っ人登場! パートナーの真の意味!
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「ぐおっ…があっ……クッ……! まただ……また体が重くなった……! ここは……!?」
再び体が驚異の重さになり、ながらも起き上がって周りを見ると、先ほどの森ではないが霧が発生し始めた。
「今度は霧か……! いったいどうなってるんだ、この世界は……! クッ……濃霧で視界が全く効かない……!」
ザッパンッ!! ザッパンッ!!
「なんだ、これは!?」
大きな水音で周りを見渡すと巨大な粒の雨が降り始めたのだ。
「急に雨が降って来やがった! なんてスコールだ! いや、『雨』って言うより『滝』……! まるで水のミサイルだ!」
トリコは頭を押さえて体を丸くするが、降り続く巨大な雨に体を痛めつけられるばかりである。
「体か粉々になりそうだ……! 早く…早く…ここを離れねぇと……!」
這いつくばりながら雨のカーテンから顔を出すと、目の前に草原が見えて、舌を見ると雨を流すためなのか崖ができている。さらに――。
〈キキッ?〉
「…………!」
自分よりは大きいが、先ほどの阿修羅タイガーやキングレントラーと比べて小さい猛獣がこちらに気づき、トリコは笑みを浮かべる。
〈キキッ? キキッ? キキキ……キュアァァアアア!!〉
首を傾げるなど可愛らしい仕草をしたが、なんとヨダレを垂らしてクチバシの奥にある牙を見せた。こいつの正体は捕獲レベル測定不能の鳥獣類・マミューである。
怒涛の勢いで走って来たのでトリコはよけると、雨のカーテンの中に突入するマミュー。しかししばらくしたら戻って来てトリコを再び見る。
「あんな雨を受けてダメージがねぇとは……!」
〈キュアァァアアア!!〉
マミューが叫び声をあげると同時に雨はやみ、障害物がなくなったことで他のマミューもトリコの存在に気づいた。
「これが…グルメ界か……! さすがに…厳しい洗礼だぜ…!!」
〈キュアアア!〉
体も動かないのでここまでかと思ったトリコ。すると目の前のマミューが腰を低くして一気に飛び出そうとした、そのとき――!
シュピンッ!
「なっ!?」
何かを飛ばしたような音がすると、目の前にいる多くのマミューが倒れていった。もちろんトリコは何もしていない。
「――わしもグルメ界では酒を断つ」
「っ!」
「何事も準備は大事じゃよ、トリコくん」
「あ、あんたは!」
マミューのいる草原に立っているのは、黒髪だが初老の男性――次郎だ。一瞬誰かと思ったがトリコは自慢の鼻で嗅いだ匂いで正体がわかった。
「この猛獣の名はマミュー。常に集団で行動し、危険が迫るとすぐに――尋常じゃない数の仲間を呼ぶ」
〈〈〈〈〈――キュアァァアアア!!〉〉〉〉〉
「っ!」
次郎の言った通り草原の奥にある森から大量のマミューが現れた。驚くトリコに対し、次郎は深呼吸すると両手にそれぞれ腰からノッキングライフルを取り出した。
「ノッキングライフル・ハードタイプじゃ……――ふっ!」
次々と一寸の狂いもなくマミューにノッキングライフルを撃っていく次郎、もちろん弾数には限りはあるが、焦らず素早くケースを取り外したりセットし、再び撃って全滅させた。
マミューたちは次郎に触れることもなく次々倒れていたので、トリコはとんでもない実力に驚いて汗を流した。
「スゲェ……。針を飛ばすタイプのノッキングライフル……扱いが難しい、あのハードタイプを自在に操り、一匹も外さずに仕留めるとは……!」
〈〈カロオオオオ/ビアアアア〉〉
すると森から阿修羅タイガーとキングレントラーが激しく争っていた。トリコとは違うルートから移動して来たのだろう。
再び体が驚異の重さになり、ながらも起き上がって周りを見ると、先ほどの森ではないが霧が発生し始めた。
「今度は霧か……! いったいどうなってるんだ、この世界は……! クッ……濃霧で視界が全く効かない……!」
ザッパンッ!! ザッパンッ!!
「なんだ、これは!?」
大きな水音で周りを見渡すと巨大な粒の雨が降り始めたのだ。
「急に雨が降って来やがった! なんてスコールだ! いや、『雨』って言うより『滝』……! まるで水のミサイルだ!」
トリコは頭を押さえて体を丸くするが、降り続く巨大な雨に体を痛めつけられるばかりである。
「体か粉々になりそうだ……! 早く…早く…ここを離れねぇと……!」
這いつくばりながら雨のカーテンから顔を出すと、目の前に草原が見えて、舌を見ると雨を流すためなのか崖ができている。さらに――。
〈キキッ?〉
「…………!」
自分よりは大きいが、先ほどの阿修羅タイガーやキングレントラーと比べて小さい猛獣がこちらに気づき、トリコは笑みを浮かべる。
〈キキッ? キキッ? キキキ……キュアァァアアア!!〉
首を傾げるなど可愛らしい仕草をしたが、なんとヨダレを垂らしてクチバシの奥にある牙を見せた。こいつの正体は捕獲レベル測定不能の鳥獣類・マミューである。
怒涛の勢いで走って来たのでトリコはよけると、雨のカーテンの中に突入するマミュー。しかししばらくしたら戻って来てトリコを再び見る。
「あんな雨を受けてダメージがねぇとは……!」
〈キュアァァアアア!!〉
マミューが叫び声をあげると同時に雨はやみ、障害物がなくなったことで他のマミューもトリコの存在に気づいた。
「これが…グルメ界か……! さすがに…厳しい洗礼だぜ…!!」
〈キュアアア!〉
体も動かないのでここまでかと思ったトリコ。すると目の前のマミューが腰を低くして一気に飛び出そうとした、そのとき――!
シュピンッ!
「なっ!?」
何かを飛ばしたような音がすると、目の前にいる多くのマミューが倒れていった。もちろんトリコは何もしていない。
「――わしもグルメ界では酒を断つ」
「っ!」
「何事も準備は大事じゃよ、トリコくん」
「あ、あんたは!」
マミューのいる草原に立っているのは、黒髪だが初老の男性――次郎だ。一瞬誰かと思ったがトリコは自慢の鼻で嗅いだ匂いで正体がわかった。
「この猛獣の名はマミュー。常に集団で行動し、危険が迫るとすぐに――尋常じゃない数の仲間を呼ぶ」
〈〈〈〈〈――キュアァァアアア!!〉〉〉〉〉
「っ!」
次郎の言った通り草原の奥にある森から大量のマミューが現れた。驚くトリコに対し、次郎は深呼吸すると両手にそれぞれ腰からノッキングライフルを取り出した。
「ノッキングライフル・ハードタイプじゃ……――ふっ!」
次々と一寸の狂いもなくマミューにノッキングライフルを撃っていく次郎、もちろん弾数には限りはあるが、焦らず素早くケースを取り外したりセットし、再び撃って全滅させた。
マミューたちは次郎に触れることもなく次々倒れていたので、トリコはとんでもない実力に驚いて汗を流した。
「スゲェ……。針を飛ばすタイプのノッキングライフル……扱いが難しい、あのハードタイプを自在に操り、一匹も外さずに仕留めるとは……!」
〈〈カロオオオオ/ビアアアア〉〉
すると森から阿修羅タイガーとキングレントラーが激しく争っていた。トリコとは違うルートから移動して来たのだろう。